《あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい―。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。》
《『流浪の月』は主人公であるふたり、更紗と文が長い時間をかけて紡いでいく関係に、どんな名前をつければいいのか、ずっと探していく物語なのかなと思います。どこもなにも尖ってないのに人を刺せる刃物が確かにあって、それらに常識や正義感や善意という名前がついているとき、一体どうすればいいのか。
ふたりと一緒に長い旅をするように読んでいただけると嬉しいです。 凪良ゆう》
興味深い本でした。
社会情勢の変化により多様性が尊重されるようになってきたが・・、集団化・排除・暴力の圧力はミクロ・マクロレベルで無くなる事は無く・・、平和に暮らしたいものです。
(画像借りました。)