「78万年ぶりに地磁気が急減衰、地球は強烈な宇宙放射線にさらされ始める。深刻な通信障害が発生、巨大ネズミの目撃が相次ぎ、異様な寒冷化が進行、6月の東京に雪が降る。激しい磁気嵐、太陽フレアの恐怖、街に鳴り響く緊急警報。そして奇妙な噂が囁かれる。都内各所の病院から、妊婦たちが忽然と姿を消しているというのだ…。」
《参考》「磁極反転の日」(文庫)(『磁極反転』改題)「地球のN極とS極が反転し始めた。大規模地磁気嵐が発生し、東京上空にオーロラが出現。異様な寒冷化と降り注ぐ宇宙線に不安が広がる中、女性記者浅田柊の耳に奇妙な話が聞こえてくる。都内の病院から妊婦たちが次々と失踪しているというのだ……。謎の団体、脳科学の闇、不可解な妊婦の死。取材の果て、柊が突き止めた恐るべき真相とは。」
前半の地磁気減衰による様々な現象(筆者の想像)は項目が分裂気味ではあるけれど「ウイルス株」「パンデミック」等の今風の言葉も出て来て(本書の発行は2014年)興味深かったが・・、後半の妊婦失踪関連の話は、展開が強引かなと感じました。
地磁気逆転は、Wikiによれば、
「過去360万年の間に11回は逆転し、現在では、2つの逆磁極期があったことが判明している。」
「チバニアンは77.4万年前から12.9万年前までの期間で・・、千葉セクション(地層)では「地球史上これまでで最後の地磁気逆転(77.4万年前)」における逆磁極期から過渡期(磁極遷移帯)を経て正磁極期に移っていく様子が、連続して分析・観察できる。」
(21/06/19画像借りました。)