経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

ITの与太郎

2006年11月17日 | Weblog
 やっと仕事ができる状態になったが、これだけ仕事から離れていると、ますます怠け癖がでて、なかなか波に乗れない。それに少しでもパソコンがおかしげになると、「スワー!またか」とおもったり、以前、再インスト後の未調整や積み残しが気になったりする。

それで昨日は、A―3の一枚、レポートを仕上げただけ。今朝は、ATOK変換辞書の作成をおこなった。これまでの変換辞書を見つけるより、これまでと、これからやる仕事に関連の文章から、用語を学習させた方が、急がば回れ、早いと思ったからだ。特に人名は入力に大変だから、これまでの名刺録からすべて辞書登録した。 これで仕事する気にさえなってくれたら、スイスイいくはずだ。
ただ問題はある。過去の文章に誤字があったら、それがそのまま変換される。学習といっても実は学習でない。同じ失敗を繰り返す、与太郎なのだ。

 笑えまい。定番発注を繰り返し、売れなくなったお店。P-D―Cを繰り返しおかしくなった企業、みな同じことなのだ。これは、1に世の中に変化するものに対応するという宇宙の法則に反している。2に、変化するものと、変化しないものが世にはあり、変化しないものは繰り返しが有効だが、変化するものには弊害が出る、という、2つの理由である。

11月3日の白圭通信で、嶋崎先生がP-D―Cへの疑義にふれているが、まさにこのことなのだ。だから私は、本来「螺旋状のP-D―C」でなければならない、と言っている。

 繰り返すことで、うまくもいく。失敗もする。それで次には工夫を加えよりうまく、よりミスを減らす、こうした繰り返しで進歩発展するのを、ヘーゲルに倣い「螺旋状のP-D―C」とした。
 そう考えると、この辞書を学習機能というのは、与太郎の学習機能。それをわかって使っている私もまた、与太郎なのだ。笑えまい。さらにインターネットエクスプローラー17は他のソフトの関わり、という点では、1から16までのP-D―Cを繰り返しており、バグが外部ソフト外車とユーザーに振っている。最先端企業でも発想的には、与太郎なのだ。