経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

認定農業者研修会

2006年11月15日 | Weblog
 1時間の講演に、車で往復7時間。久しぶりに大隅半島の果て、元 高山町、今、肝属町へ行ってきた。いつもの通り2j時間早く行き、町を見て回った。ここは、鹿児島三大名門の一つ二階堂家がある。あの故 二階堂 進副総理の実家である。以下、ウイキペディアの引用。
「二階堂家住宅(にかいどうけじゅうたく)は鹿児島県肝属郡肝付町新富にある江戸時代の民家。国指定重要文化財。
建設は1810年(文化7年)頃と思われ、木造かやぶき屋根寄棟作り平屋の建物が2軒屋根をつなげて雁行型に連なっているように見える形式である。これは鹿児島県でも南部の民家にのみ見られる特徴であり、客間とおぼしき「オモテ」と日常の空間である「ナカエ」の建物から構成される。武家の屋敷らしく造りがしっかりしており、保存状況が良いことから昭和50年(1975年)6月23日に重要文化財となった。
ちなみにこの住宅の持ち主であった二階堂氏は鎌倉幕府の御家人発祥の薩摩国北部の豪族であったが島津氏配下となりこの地に移住させられた。最後の住人は衆議院議員であった故・二階堂進である。」

 
 ちなみに、他の二つは、祁答院住宅、と伊集院住宅である。

 役場の周辺を中心に、古い、そして広い民家が多い。明治時代の民家、それ以前の石塀、門の外から、中を除くと例外なしに、黒ぬりの3ナンバー、時には高級外車が玄関口にあるのは、何かしら異様ではある。中心部は、見事なぐらい越えた田畑、国見山の麓には、牛や豚の牧場が散見され、人家はいずれも和風建築の豪邸である。要するに、農家が裕福なのである。牧場まで牛の面倒をみるために、黒塗りの外車で通う人も珍しくはないという。

 今日、視察にいった養牛場では、牛150頭、犬2匹、猫1匹、家族4人にそれぞれ自家用車。別に一台は高級外車が、入り口に無造作に駐車していた。江戸時代の士農工商が、人家同様、そのまま残っている感じである。その割には町役場も、JAも古くオンボロであり、この点救われた思いをする。

 講演、どんぴしゃり1時間で終わる。自画自賛の甘さを許していただくとして、自己採点で95点。間違いなく参加者に喜んでいただけた、と確信。これはこれまで10年間の農業関係の新聞スクラップをきちんとチェック、また参加者の主要生産物などをきちんと押さえていたこと。事前に2時間、農家を見て回った成果だ。マイナスの5は、かねがね椅子に座ることの少ない参加者に、どうしたら笑いながら聞いてもらえるか、ダジャレを入れたのだが5打席中1が空振り。それと来賓挨拶の話が5分の予定20分。それをやんわりと皮肉ったのだが、話の長さには無頓着の彼らも、こうしたことには敏感。ビーンボールのつもりが当たったみたい。これは投げた私が悪い。大反省。