経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

情報と立場

2006年04月27日 | Weblog
情報には、通常その情報を流す人の意図や恣意性、そこまでいかずとも情報には提供する人の立場かある、ということを承知しておかなければならない。
 
 簡単な例えで言えば、Aという商品を売りたい人は、その商品の良い点は情報として積極的に流すであろうが、不利な点、短所は伏せるであろう。金を借りにきた人は「必ず期日まで返す」というに決まっている。
 
 相手の都合や立場から発進される情報を鵜呑みにすると、結局ばかをみて後悔することになる。手形詐欺や結婚詐欺に引っ掛かった人は決まって「あの人を信用していたのに」と泣き言をいう。騙した人も悪いが、一方的な情報を検証せず信じた方も悪い。
 
 情報は、手と足と口を使って自分で確認することである。表の見せてくれる面だけをみて判断するのではなく、手に取って見せてくれない裏も見せてもらう。疑問や矛盾があれば,口でを確認することで情報は精度が高くなる。