JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

GRID送出かSkipか

2020-11-27 19:50:22 | FT8
 冷たい北からの風もなく、過ごしやすい初冬の日でした。
 太陽が元気を出しておりますね。SSNは今年最高の43でした。この影響が地球
に達するのはもう少し後からでしょうか。10mも開けてきているようで、ハイバ
ンドが楽しめるといいですが・・・
 早朝は160mや80mを主にワッチしております。160mはもちろんですが、80m
は面白いように飛んで行く時がると思えば、DXが見えているのですが、いくら
コールしてもまったく飛んでくれない時も多く経験します。
 同じアンテナとパワーでも日によって違います。
 飛んでくる電波の入射角はおそらく低い角度で来ているのだろうと推察してお
ります。その低い角度の先にある電離層にこちらの電波が届かないから、DX迄
飛んで行かないのでしょう。こちらのアンテナの打ち上げ角度が大きく、その先
に電波を反射してくれる電離層がないために、いくらシャカリキになって送信し
ても飛ばないのでしょう。アンテナから出た電波をうまく反射してくれる電離層
がうまい具合にあった日は面白いようにEUでもWでも飛んでくれるのだろうと
考えております。ローバンドの場合は特に太陽のある位置が問題になるのでしょ
う。即ち運用する時間でしょう。

 さてローバンドのように弱い信号がQSBを伴って入感してきている時、交信で
きるタイミングはものすごく短い時間に限られることが多々あります。
 本当にワンチャンスというスリリングなことも多く経験します。
 JTDXにはTx1、そうGRIDをSkipする設定ができます。WSJT-Xには残念ながら
この機能がありません。
 さてワンチャンスの交信という厳しいコンディションの時、私はGRIDをSkipし
ております。レポート付きでコールをします。もし応答があればDX局よりはR-*
を受け取ることができます。たとえ次のRR73なり73を受信できなくて、Log inさ
れなったとしても、あとでレポート交換ができているとMailで相手に交渉はでき
ます。
 ところがコールするときにGRIDをつけて呼んだとき、運よく相手が応答して来
てもー*とまずレポートが返ってくるでしょう。そうするとこちらからR-*とレポ
ートを送信しなければなりません。これをDX局が受信してくれればいいのですが、
QSBの底だったりしてDX局がこちらから送ったR付きのレポートを受信できない
まま次の局にいかれると、これは完全に交信できなかったことになります。
 これまでに何度かRR73は受信できなかったが、お互いレポートを交換し合えた
のだから交信成立ではとMailして「そうだね」といい返事をもらってエンティティ
を増やせたことがあります。他のモード例えばCWでの交信では、73は必ずしも
要求されません。レポート交換だけでハイ次となります。なぜFT8ではRR73、73
の交換にこだわるのでしょう。

 ぎりぎりのコンディションの時はGridを送信するのをSkipすることをお勧めしま
す。Gridを集めるアワードもありますから、原則はGridを送信しておりますが、時
と場合により、臨機応変で使い分けるのもありでしょう。
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2 コメント

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Unknown (ja3vxh)
2020-11-28 16:14:47
WSJT-xでスキップする方法は受信状態でTX-1をダブルクリックすることで可能です
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ありがとうございました (ja6vqa)
2020-11-28 22:57:59
ja3vxh さん どうも貴重なINFOを教えて頂きありがとうございました。なるほど、おっしゃた通りできました。
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