JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

トラップ付きのアンテナ

2023-11-22 16:28:21 | 無線
 今日も晴天ですが、遠くがちょっと霞んで見えるのはPM2.5の影響でしょうか。

 太陽の黒点が再び100を超えてきました。太陽表面の東側に新しい黒点群ができ
てきたようです。
 早朝に起きだして80mを眺めて7O73Tが出てこないかと思ったのですが、今朝
は160mに出てきたようです。
 しょぼいアンテナでは見えないのは当たり前と諦め状態です。でも何が起こるか
分らないのも160mや6mですから油断は禁物。
 他にはこれといった追いかけ局はいないようなので、H44WAやXW4DXなどと
遊んでおりました。10mのXW4DXが全くとってもらえません。あちらの主力はEU
のようですから、横合いからちょっかいを出しては邪魔者扱いかもしれません。
 
 FaceBookのアンテナ関係のグループにトラップ入りアンテナのゲイン等に関す
る投稿がありました。アンテナというのは理論やシュミレーションソフトで仮想
空間での動作を想像するしかないわけで、見えない電波がどのようにアンテナから
放出されるかは想像するしかないことでしょう。それはそれで面白いことなんです
が、実際に電波を出して楽しんでいるアマチュア無線家としては、理論や予想より
実用してどうかが必要なのです。
 限られた環境で、理論に照らしてみるとまったく当てはまらない状況で電波を
出す運命にあるものとしては、1本のタワーに多くのアンテナをスタックして、
マルチバンドで運用という、専門家が見たら腰を抜かす設備で運用しているのが
現状ではないでしょうか。まずは目的バンドで電波が出ることが第一義でしょう。
 私は使用バンドに同調したエレメントがとりあえずあることが重要と思っており
ます。それが多エレメントの放射器であっても、与えられた環境で同調している
ことが最重要との思いです。給電点の給電線とのインピーダンスマッチングは、
その後から処理すべき事項でしょう。
 現在の私のタワー上のアンテナ群は限られたマスト長に無理やり取り付けてお
ります。他のアンテナの影響でSWRを測定すると無茶苦茶の状態です。
 そこへ同軸ケーブルを無理やり接続し、送信機のファイナル保護のためにアン
テナカップラーで見かけ上のSWRを落として使用しております。世間では同軸
ケーブルからの放射があるとか、給電点でSWRを測定しなければダメだとかいっ
てエレメント長を調整しろと指導しているものもあるようですが、同調した
エレメントは絶対に長さを変えるべきではないというのが鉄則と思っております。
 幸いこんな無手勝流でも、TVIもないし、160mから6mまでKW放り込んでおり
ます。でも絶対に真似はしない方が賢明だと思います。
 アンテナの理屈をこねるより、電波を出してなんぼの世界がアマチュア無線の
世界でしょう。ちょっとひどすぎるかな。
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