JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

永遠の0

2013-12-15 11:31:12 | 読書
 映画化され次週から公開されると言う百田尚樹著
「永遠の0」を読みました。
 例によって文庫本を買ってきて自炊してiPADで読んで
しまいました。
 なお自炊したあとはまた背のりを施して元に戻して
友達に譲ってしまいた。

 もう発売されて7年ぐらい過ぎた本で450万部売れてい
るというすごいベストセラーです。
 
 もちろんこの「0」はゼロ式戦闘機を指しているので
しょう。
 これまで戦闘機のりの経験談特に板井三郎の「大空の
サムライ」などは夢中になって読んだものです。
 「永遠の0」のような筋立てで小説が書かれた、特に
神風特攻隊の乗組員の心情についての著者の考え方捕ら
え方に共感を持ちました。

 主人公の姉の恋人の政治記者と特攻生き残りのバトル
で痛烈な新聞への批判は面白かったです。
 戦争を知らない若い政治記者がいう特攻=テロリスト
と言う考え方を論破するくだりは著者が一番言いたかっ
たことだろうと思います。
 特攻で出て行く若者が書き残した手紙を読んでも
日本と言う国を愛し祖国のため、天皇陛下万歳と言う
気持ちを文章では書いているが検閲も厳しくあった当時
本当のことはかけなかっただろう。その書かれた文字の
間から本当の気持ちを読み取ることが必要だと訴えてい
ます。
 
 さて映画はどのように表現しているか見るのが楽しみ
です。
 小説を読んであとで映画を見ると多くの場合がっかり
します。小説を読んだときに自分なりにイメージを作り
上げています。その自分のイメージと映画がぶつかり合
ってしまいます。
 映画を見てあとで小説を読むほうがこのぶつかり合い
が少ないように思います。

 大分のパークプレイスにこの映画で使用された零戦が
今日展示されると言うことなのであとで見に行ってこよ
うと思います
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