JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

無線封鎖の日

2012-03-11 08:19:30 | 日記
あの日から早1年が過ぎました。
あの大震災と原発事故の犠牲に遭われた多くの方たち
を弔い、復興に頑張っている人たちへのささやかな気
持ちを好きな無線を一日封鎖することで表したいと思
います。

 それにつけても一民間企業とはいえ東電の事後処理
における責任感のなさ加減はいかがなものかと思えて
なりません。原発の低コスト運転で得た利益で、傘下
の企業と共に膨れ上がり、一旦事故が起きればあとは
国の責任として、地域住民への補償も満足にせず、化
石燃料によるコスト上昇を値上げでカバーしようとす
る態度は企業の責任を全く感じることが出来ません。
 このような体質が原発を運転することの責任と、も
し事故が起きた時の地域への大きな責任なども考えも
せず、のほほんと運転を続けてきたのかと思うとやり
きれません。
 東電にしてみれば自分たちも地震の犠牲者だという
気持ちかも知れませんが、原発は地震の犠牲者であっ
ては困るのです。想定外のことであっては困るのです。
安全が神話であっては困るのです。安全は現実であっ
てほしいし、現実でなくてはならないのです。
 今になっていろいろ明らかになってきている事実を
具に検証し、今後に備えてほしいものです。

 事故当日の政府の対策本部の様子が少しづつ明らか
になってきておりますが、全く茶番劇のようです。
 この国は本当にいざというとき大丈夫なのかと不安
に思えます。
 事故対策本部のトップそれも一国の首相が何がその
後起こるかわからない重大事故現場にヘリコプターで
ノコノコ乗り込むなんて考えられないことです。
 本人はこれぞトップがやることと英雄気取りかも知
れませんが、まったくもってとんでもないことです。
 まるでかいわれ大根をTVのカメラの前で食した時と
まったく同じです。あのときはただの大臣。食あたり
しても他に代わるものはいました。しかし今回は一国
の総理大臣です。
 首相にもしものことがあったら、この国はどうなる
のかという危機意識が首相の周りにはなかったのかと
おもうと、ゾーッとします。
 それほどこの国の首相の地位は軽いものと周りの人
は考えているのでしょうか。
 よく見るアメリカの映画での国家の緊急事態におけ
る大統領の取り巻きの大統領の身の安全を取り計らう
配慮と全く違う感じです。

 3.11が再び巡って来ました。心静かに思いを巡
らせております。
 犠牲になられた多くの人のご冥福を願い、未だ復興
に努力されている多くの方々に頑張って欲しいと切に
願います。
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