今津日赤病院の北側に隣接するシーカヤッククラブの店『海面ハウス』の代表尾形潤さんにお会いしてきました。
ご自分や仲間でで作った建物は、冷房もなく、本当の海の自然の風が吹いていました。それが何よりもリラックスさせてくれます。
これはクラブのメンバーの方が手づくりで作られ、プレゼントされた看板だそうです。気持ちがこもっています。
尾形さんの口からは海のことや、海底の砂のこと、砂のために岩場が無くなりカキがいなくなったこと、アオサがアサリやたこを殺してしまうことなど、いろんな話がぽんぽんでてきます。勉強になります。
倉庫からシーカヤックを取り出すと、車輪の付いた台に載せ、出艇場所に運びます。意外と一人で運べることが分かりました。メンバーの方たちは自分のペースでカヤックを取り出し準備をされるようです。
尾形さんは僕と話中でも目だけは出艇しようとするメンバーの方や、海の沖の方にも目を配られています。尾形さんは一人だけ戻ってくるメンバーの方に気付き、何があったのか、異常が無いかはしけに向かいます。
出艇場所ではメンバーのベテランと初心者の方が自然と交流されされていました。
ベテランの方はかっこよく颯爽と出艇です。
初心者の方にはまさに手取り足取り疲れない操舵法をわかりやすく、力加減を身体が理解できるよう教えていらっしゃいました。上半身だけで漕ぐのではなく、リズムよく、力を入れすぎず、全身の可動域をできるだけ使うこと、特に足も蹴るって事を繰り返し教えていらっしゃいました。
カヤックをハウスに運ぶとまず水洗いしてきれいにします。ライフジャケットも、パドルも洗います。
尾形さんは道の途中におちていた、釣り針の残骸も見落とさず拾って始末されていました。こういうものが野生の生き物を殺したり、誰かに(特に自分のクラブのメンバーの方に)怪我をさせることを知っているからだと思います。
7月5日に奄美大島でシーカヤックの大会があるそうです。それに備えて、今日はとても多くのメンバーが海に出ていました。能古島で昼食をとって、海に出たメンバーの方たちが戻って来られました。尾形さんがこれから大忙しになるのが分かったので、再度の訪問を約し、ハウスを失礼させていただきました。
すごくいい時間をありがとうございました。これからは、海の写真を撮っても今津方面を意識するようになると思います。
海面ハウスは海面クラブというシーカヤックのグラブのお店の名前です。
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