石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

田植え準備、荒代

2020年05月27日 | 田んぼ・お米作り講座
例年なら、「お米つくり講座」の日程にあわせて苗にビニールトンネルをかけて温度をあげて生育することもあるのですが今年はそのまま。苗の生育に合わせて田植えをすることにしました。人間の都合に合わせるのでなく、作物の都合に合わせることができるのはちょっと嬉しい。

先日、田んぼの周りに水持ちをよくするための『くろ付け』をしました。これは練った泥をペタペタ水際に泥の壁を作るあぜ塗りのことです。義兄曰く農作業の中で1番きつい仕事だと・・・。水を含んだ泥は重たく、足はとられるし転ばないように踏ん張るので全身疲労が半端ない!
上手にできたかはさておき、人力箇所と「あぜ塗り機」との併用でどうにか1日かからずに終わりました。

あぜが塗れると本格的に田んぼ一面に水を張り『荒代かき』をします。田起こしの後、水を張った田んぼをトラクターがけします。田起こし後の粗い土の塊をほぐすこと、田んぼを平らにすること、除草の意味があります。トラクターに乗っていると、ミミズが結構いるな・・・カモが縄張り争いしていたり・・・セキレイが田んぼにいる虫をついばんでいたり。彼らの自然界に自分も身を置いているような気分です。後ろを振り向きながら、深さをみながらと試行錯誤の田んぼ内のコース取りです。平らにすることに集中しすぎてかき混ぜすぎてしまったような。大丈夫かな?
田植えの2~3日前には『代かき』を行います。もう一度、トラクターかけをしますが今回は田んぼが平らになることが目的。田植えの際、平らでないと水が均一にならないからです。荒代かき過ぎているようだから、さらっと仕上げてつじつまを合わせるか・・・。

田植えの予定は6月6日です。今年は申し訳ありませんが、田植え体験は行いません。見学は道路からできますので、お時間ありましたらお越しください。また2番茶摘みと大根抜き体験、庭先販売でお野菜をどうぞ。

※【2番茶摘みと大根抜き体験】
日 時 6日、7日 10時集合 12時まで畑でお過ごせますのでお弁当持参ください。 
料 金 お1人1500円(摘み採りしない同伴者は500円)
    大根抜き 1本200円
持ち物 紙袋(お茶の葉が蒸れないように)、長袖・長ズボン・帽子・飲み物 他
申込み 5日お昼ごろまでにメールで。①代表者お名前、②人数の内訳(参加、同伴)、③駐車場の利用の有無
      
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