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原爆ドームの世界遺産登録

2023-12-05 07:09:14 | 日記

12月5日は広島の原爆ドームが世界遺産に登録が決定した日である。そして1996年12月7日に世界遺産一覧表に登録された。

日本政府は歴史が浅く遺産の要件に合わないとして消極的で、さらにはアメリカが強く反対を表明していた。

これを覆したのが国民の声であり運動であった。
広島市のHPには、
「人類史上初めて使用された核兵器の惨禍を如実に伝え、時代を超えて核兵器の廃絶と世界の恒久平和の大切さを訴え続ける人類共通の平和記念碑」として、ユネスコの世界遺産一覧表に登録。
と書かれている。

この「核兵器の廃絶」に日本の政府は積極的であろうか?
ノーとしか言えない。

先日、核兵器禁止条約第2回締約国会議が国連本部で開かれた。
すでに国際法として成立しているにもかかわらず、日本は「核兵器禁止条約」に参加していない。
アメリカが反対しているからだ。

歴史の逆流が激しい。

北朝鮮、ロシア、イスラエルから「核使用」の言葉が発せられ、核保有五大国の核兵器強化が進んでいる。

イスラエルのジェノサイドともいえる残虐な攻撃に対して、アメリカは支援をやめない。

大国の「国際人道法」に対する姿勢が、ダブルスタンダード(二重基準)になっておりあまりにもひどい。

国内から政府を動かすため、国民の声を広げていくしかない。


クレプトクラシー

2023-12-04 12:06:06 | 日記

政治資金パーティによる「裏金づくり」の実態がようやく明るみでてきた。
報道された5派閥のなかでも、安部元首相の清和会を直撃している。
逃げる人、黙る人、とぼける人・・・
ひどいものだ。

この自民党の「腐敗政治」をみて、
「クレプトクラシー」を思い出した。

20年近く前に「泥棒国家の完成」(光文社ペーパーバックス)を書いたベンジャミン・フルフォードさんだ。(295ページもある)

英語の題名は「The Iron Kleptocracy : The Sun Never Rises Again」(鉄壁の泥棒国家:日は再び上らない)である。

このKleptocracy(クレプトクラシー)は、「少数の権力者が、国民や国家の金を横領し、私腹を肥やす政治体制」、いわゆる泥棒国家のこと。

当時の「小泉構造改革」のウソを徹底的に暴き、「政・官・業・ヤクザ」による国民の支配と収奪を分析している。

第6章は「国債の国内消化はもはや限界にきている」
泥棒は泥棒できる相手が必要だ。その一つが国債だ。

20年前の時点での判断だが、その後増えつづける国債を日銀が買い取るという禁じ手まで使っている。
ベンジャミンさんも驚いていると思う。

日本の国債や借金は異常な水準になっており、
このままではソフトランディングさえ難しくなってきている。

しかし自公政府、岸田首相は何も変えようとしない。COP28で、相変わらず中東の国々に税金をばらまいている。

一番恐ろしいのは、財源がないまま巨額の軍事費を予算化してしまったことだ。アメリカの軍需産業は笑いがとまらない。

さらに最初に述べた政治資金パーティでの大企業からの違法な金集めだ。
億単位の金が闇にうごめいている。

まさに「クレプトクラシー」とは日本のことだ。それを作り上げてきたのが自民党の政治家たちではないのか?

「日は再び上らない(The Sun Never Rises Again)」の通りに、失われた30年になってしまった。


マッカーサ元帥の日本観

2023-12-02 07:40:33 | 日記

むかし生命保険に加入したとき、「思い出新聞」として誕生日の朝日新聞のコピーをもらった。
あらためて見ると、当時の記者がアメリカでのマッカーサ元帥とのインタビュー記事が掲載されていた。

マッカーサ元帥の日本観
「日本人は他のすべての東洋人と同じように、勝者にへつらい敗者を軽視する傾向がある」
「日本人は現代文明の基準からいえば、まだ12歳の少年である。」

同じ侵略側であったドイツについてはアングロ・サクソンとしてアメリカの白人と同等の年齢としている。

白人優位の人種的偏見がすさまじいことがよくわかる。

さて、マッカーサがみた日本人観「勝者にへつらい敗者を軽視する傾向」は70年以上経過しどうなったであろう。

歴代の首相、自公政権の政治家、アメリカ、大企業言いなりの姿をみて「変わってないな」と思うであろう。

屋久島沖のオスプレイ墜落事故。米軍はまったく飛行停止処置をとらない。わがもの顔で飛行訓練を続けている。

米国防省のシン副報道官は「日本政府から公式の飛行停止要請は受けていない」・・・日本政府の言っていることと違う。

謝罪や反省はいっさいなく、日本国民の安全すら考慮していない。

これも岸田首相ともども、日本政府の「アメリカには言ってはならない」という卑屈の姿勢が際立っている(勝者にへつらう)。

唯一の被爆国なのに、核兵器禁止条約にふれられない。
イスラエルのジェノサイド的空爆にたいしてもアメリカのおうむがえしだ。
どんな悲惨な事件を米兵が起こしても「日米地位協定」を変えようとしない。「運用」などのごまかしがひどい。

やっぱり「マッカーサ元帥の日本観」の通りではないか。

いや、すべての日本人ではない。
国民の声、住民の立場から、どんなに攻撃されても不屈にたたかう日本共産党がいる。
日本共産党の101年の歴史が証明している。

ここに未来がある。


構造的欠陥機オスプレイ

2023-12-01 07:13:07 | 日記

またオスプレイが墜落した。
岩国基地から沖縄に向かうオスプレイが鹿児島県の屋久島沖に。

1人が死亡し7人の安否が不明とのことだが、救出に全力をあげるべきだ。

それにしても「未亡人製造機」と揶揄されているオスプレイ、その欠陥は数多く、構造的欠陥と指摘されている。

昨年はプロペラのクラッチの不具合、HCE(ハード・クラッチ・エンゲージメント)が起きて全機飛行停止になった。

完全な解決に至っていないが、
「この現象による深刻なトラブルを起こすことなく、安全に運用できる手順は既に確立されており、各種教育・訓練を通じて乗組員にこれらの手順を習得させることにより、安全に運用できる」と結論づけた。

要は「運転テクニック」でカバーせよという恐るべき結論だ。

さらに水平飛行から離着陸におけるモードが構造上不安定である。左右のバランスや強風など。

エンジンが停止した場合のオートローテーション機能も欠如している。

空中給油も巨大なプロペラの間を通す危険性も解決していない。そして住宅地上空でやっている。

プロペラ機とヘリコプターの「いいとこどり」が中途半端となり、「わるいとこどり」になっているのではないか。

軍事作戦上はレーダーに捕捉されない超低空飛行で、大量の人員と兵器を迅速に輸送できるという利点があるが、兵士の安全性はどう考えるのか。

構造的欠陥を抱えたまま、アメリカいいなりに自衛隊も本格的運用に入る。
これでいいのか。

「防衛」といえば異論を許さない雰囲気こそ「危険」である。
軍人が国を支配すると国は亡ぶ。
歴史の教訓だ。

日本政府は当初「不時着水」と表現したが、その後一転して「墜落」と訂正した。
翌日も米軍はオスプレイの飛行を強行していたが、ようやく「飛行停止」を要請したが、原因究明までは要請していない。

また日本の「航空法」の安全航行の条項に「適用しない」「この限りでない」が多すぎる。骨抜き条項だ。
これは日米地位協定からくるものだ。米軍機には、航空法第6章は「適用しない」こととなる。

オスプレイの超低空飛行も「適用しない」となり、日本の法律の規制は及ばない。

日本国民の安全を考慮しない屈辱的な「日米地位協定」だ。