前衛の8月号に「戦争に抗する思想」の特集
として岡野八代(おかのやよ)氏が寄稿して
いる。
このなかで「国家」の正統性についてのべて
いる。そして暴力団(国家)とみかじめ料(
税金)と比較して、国家とはなにかと問いか
けている。
国家とは何か、国家の組織的犯罪としての戦
争を論じている。
大変おもしろい。
日本語は歴史的形成のなかで、国家、国、政
府が混然としている。
英語は、ステイト、ネイション、カントリ、
ランドなど、日本語とかなり様相が違う。
科学的社会主義を学ぶなかで、暴力装置として
の「国家」は消滅していくとなっている。
私のなかでは当初、国家と国、政府が混然とし
ていたため理解に苦しんだ記憶がある。
そのなかで「ステイト」の概念で理解すること
ができた。
選挙という衣をまとった安倍政権。立憲主義な
ど、どこふく風かと思うほど乱暴に踏みにじっ
ている姿をみて、「国家」という概念をあらた
めて考えてみたい。
岡野氏は、80年代のアメリカでの「国家」を考
えたチャールズ・ティリー氏の論文の感想を書
いている。→こちら→
安倍政権が強行した「戦争法」、そして立憲主
義とは、国家とは、・・・あらためて考えてい
きたい。
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