COP29(国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議)が24日に幕を閉じた。
日本などに「特大化石賞」がおくられた。不名誉なことだ。
アメリカは、温暖化否定のトランプ氏が再び大統領に返り咲く。
日本は自公が少数になったが、国民民主などにより引き続き与党として留まった。財界・大企業、アメリカいいなりの政治が強行されるだろう。
大気中の炭酸ガスの濃度上昇による地球温暖化はまったなしの状況に追いこまれている。
また炭酸ガスを吸収する海も酸性化が進み、海洋生物の危機が進行している。
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「パリ協定」の1・5度目標を達成することが各国に求められているが、EU(欧州連合)気象情報機関ではまもなく1・5度上昇が確実になるだろうと報告された。
「会期中に英独仏など25カ国とEUが発足させた石炭火力発電所の新設に反対する有志連合に、G7では日本と米国だけが参加」しないと決めた。(しんぶん赤旗より)
日本の責任は大きい。(自公の責任)
資本主義社会の「利潤第一主義」が、とどまることを知らない。
まるで壊れた鉄橋にまっしぐらに進む列車のようだ。
人類は労働によって、意思によって自然に働きかけ「富」を築いてきた。
「われわれ人間が自然に対してかちえた勝利にあまり得意になりすぎることはやめよう。そうした勝利にたびごとに、自然は我々に復讐する。なるほど、どの勝利もはじめはわれわれの予期した通りの結果をもたらしたりはする。しかし、二次的、三次的には、それはまったく違った、予想もしなかった作用を生じ、それらは往々にして最初の結果そのものを帳消しにしてしまうこともある。」
(エンゲルス:自然の弁証法より)
「復讐」をすこしでも緩和、避けるためにも「規制」が重要だ。
「利潤第一主義」の暴走を止めるためにも。