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モラル喪失政権

2017-04-04 07:22:42 | 日記

「道徳」を強調する人間ほどモラルが喪失
している。

逆説的だが、安倍首相と自公政権に蔓延し
ている。

小さな幼稚園児に「教育勅語」を暗唱させ
ている教育を「すばらしい」と持ち上げて
いたが、いったん問題が発生すると、手の
ひらを返したように逃げる。

ここには彼らが「すばらしい」と称える12
の徳目はまったく感じられない。

「教育勅語」は、国民を戦争に駆り出した
中心的な柱だ。
そこには、道徳の上に君臨し、「一旦緩急
あれば」、国のために命をいとわない人間
をつくりあげていった歴史がある。
さらに、人の命を大切にすることや個人と
しての尊厳を大切にする人権思想はまった
く無い。
稲田防衛大臣が、南スーダンで大規模な戦
闘が起きても「衝突」と言い切り、わが身
可愛さで虚偽答弁を繰り返した。
若き自衛隊員の命を軽んじているのも「教
育勅語大好き大臣」だからこそではないか。

日本を戦争という破局に導いた「柱」だか
らこそ戦後に廃止され、わざわざ国会決議
で否定された。この決議は生きている。
  国会決議はこちら→

稲田防衛大臣の答弁がきっかけかどうかわ
からないが、政府は閣議決定で「教材とし
て教育勅語を使ってもよい」と決めた。

国会決議にも反するとんでもないことだ。

安倍内閣の「暴走」がさらに大きくなって
いる。

「共謀罪」の審議を6日から始めると自民・
公明が合意した。とりわけ公明の支持母体
である創価学会の戦前の創設者は「治安維
持法」で投獄され獄死したのではないか。
キリスト教や仏教者も数多く投獄された。
数十万人の国民が逮捕され、拷問と虐殺で
194人、獄中病死が1503人も。
新聞記者の多くが筆を折ってしまった。

「共謀罪」は「治安維持法」とそっくりで
ある。

一度目は悲劇として、二度目は喜劇だ。

自由と民主主義の破壊と多くの人命を失う
戦争できる国にしてはならない。
廃案しかない。