佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

日本の美味しい魚 その3 

2010-11-26 18:21:43 | 日々の思い
日本の美味しい魚その3としてアマエビのことが書かれていました。佐渡島のアマエビ漁、午前1時に出港して漁場に着き、目印のブイのロープを手繰り寄せてカゴを引き上げる。

桜色の甘エビの和名は「ホッコクアカエビ」だそうです。新潟県内の甘エビは乱獲のために1972年には1254トンも取れたのが1990年代には300トンを割ってしまったという。

あまりの減り方に漁業者が自ら規制をして網の目を大きくするなどして少しは回復したそうですが、獲れたものの4割以上は小ぶりであった。

そして新潟県では漁船ごとに漁獲枠を割り当ててライバルとの競争をなくすような資源管理の準備を進めているという。これを「IQ方式」というのだそうですが、この方式は漁業国の多くがすでに導入済みのものだそうです。

これを実施すると他の漁船と先を争って操業する事も無くなり、計画的な水揚げができるとのことですが、水産庁がこの方式を入れないのは海外より魚の種類が多くて管理に膨大なコストが掛かる点をあげているそうです。それと違法操業の監視の難しさも理由のひとつだとか。

海外では全地球測位システム(GPS)によって漁船の位置や速度、進行方向をつかむVMS方式で違法な操業を取り締まっているというが、この装置を各漁船に付けるのにお金が高く掛かるのでやり切れてない。これを付けることによって監視や海難事故などの際にも早期発見になるのに、未だに日本は立ち遅れているという、残念な事です。
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