先日、いつも行くピアノの「ソロ」で知り合いになった某会社の会長さんのお宅を訪問した。
会長さんのお宅を改造するという話から、一度見てくれますかということになり、「ソロ」のマスターと一緒に伺った。
閑静な住宅地に何百坪という敷地があり、会長さんの本宅と息子さんのお宅が建っている。
一歩入ると庭先に大人用の20mプールがあり、プールにはクジラの絵が描かれていた。
個人の居宅でプールを見ることも最近はなくなってきたので大変珍しく拝見した。
プールの水を入れたり抜いたり、掃除したりの管理が大変なので、子供用のプールは作られることはあっても、大人が泳げるようなプールは少ないのではないかなと思う。
一方、家が古くなってくると、どうしても雨漏りとか下水管の詰まりとか、床下が腐るといった問題が起きてくる。
この会長さんの本宅も先ず雨漏りがしだしたとのこと。
屋根面積で360㎡以上あるという大きな日本瓦葺きのお家、軒先の銅版も傷んできている。
銅版葺きも緑青がふき出したら綺麗なのですが、それがどす黒くなり痛んでくると値打ちが半減する。
雨が漏れているところだけを手直しすることができれば安くなるのですが、その漏れている位置を捜すためには瓦をめくらなくてはならないので、結局全てをやりかえることになる。
今回お話を聞いていくと、図面もなしで屋根の改修や室内の柱の取替え、壁の修復、配水管の取替えなどの見積もりだけが出てきているので「少しおかしいですね」と話した。
なぜなら図面がないとその取り合い部分がどの業者がやるのか分からないので、必ず後で追加工事等でもめる事になる。
これは私の仕事の出番だなーと思いました。
工事は来年との事なので、ゆっくりと建物を見せていただき、建物の図面を先ず作ってそれから改造するところを作図することにしましょうと話をした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます