佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

天然記念物「イタセンパラ」

2010-07-07 19:20:12 | 釣り界の歴史
外来魚駆除については、各地でいろいろと取り組まれていますが、なかなか思うようにはいかないようです。

棲み分けができればよいのでしょうがこれは少し無理な話で、過去のことを思えば放流する無法者も少しは減ったようです。昔はいなかったような小さな池にも一時は相当量の外来魚がいたようです。

最近は違法な放流も減ってきたように思われているのと、駆除が少しは効いてきたのか、今日の新聞に嬉しいことが発表されていました。

今朝の読売新聞から

国土交通省近畿地方整備局は6日、国の天然記念物に指定されている淡水魚の「イタセンパラ」の稚魚が大阪府内の淀川で5年ぶりに確認されたと発表した。

133匹が棲息していたとかで、昨年秋に放流した成魚が繁殖したとみられる。イタセンパラは日本固有種で、生息環境の悪化やブルーギルなどの外来種が増えた影響で数が減り、2005年を最後に姿を消していた。

昨年秋、同整備局などが、かつて淀川から採取して大阪府水生生物センターにて繁殖させた計500匹を放流。産卯を終えて代替わりしたとみられ、今年4月から6月にかけて生息状況を調査していた、と書かれていました。

淀川のワンドへのセンターの皆さんの辛抱強い試みが成功したのでしょう。ただし、果たしてこれで戻ってきたと手放しでは喜べないのが実情でしょう。先般の外来魚の駆除のようにまだまだ相当数の外来魚がいますので、またすぐに食われてしまうのではないのでしょうか。皆で見守っていかなければならないでしょう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 勝浦温泉/続き | トップ | 車についての法律 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

釣り界の歴史」カテゴリの最新記事