ぐーたら猫の「パソコン水彩の館」

これまで描いたのは900点余。我ながらよく続いたなぁ!右下にあるブックマークからHPに入ってご覧さいませ。

ぐーたら猫の「オーラの泉」その7

2007-11-26 17:14:25 | パソコン画
デジャ・ヴ(既視感)というのを体験したことはありませんか?
私は2回だけあります。
ポスターや本、テレビなどで見た風景を突然思い出すだけーとも言われますが、
はたして?1回目は大学生になった時に体験しました。

大学では「釣部」に所属していました。
それまで家族旅行以外に出かけたことのない生活をしてきました。
大学に入ったのをきっかけに、おおいに旅行したかったのです。
釣部なら大好物の魚が釣れたてで食べられるし…と、イージ思考の結果です。

最初の旅行は夏休みの桧原湖合宿でした。
福島県にある湖なんだとか…もちろん行ったことはありません。
名も聞いたことがありません。

各自30キロの装備!
テントからこんろからーなんでもかんでももっていかなくてはならないのです。
期待していた「旅行」形態とは大違い。
びびっているミッションスクール出の軟弱な私は、15キロ装備で勘弁してもらいました。

猛者の先輩連に先導されて、どこをどう行くのか、わけがわからないまま東京駅を出発。
電車、バスと乗り継ぎ、やがて田舎のバスから降りると、そこから湖まで歩きだと言われました。
ひえぇ~。山の中。
道なき道をひたすら前進。
これがあこがれていた旅行かーとがっくりする側から、荷物が肩に食い込んできて、半泣きです。

「そら、あの丘を越えると桧原湖だ。がんばれ」
途中休憩のあと、先輩に指差された、はるかかなたの山道をみあげたとたん、
ふと奇妙な気分になりました。

こんなところには来た事はない。
でも、上り坂の向こうにどんな風景があるのかわかる気がする?
やがて山道のてっぺんに登り着きました。
足元には桧原湖が広がっています。

(…?あれ?この光景見たことある。)不思議な感覚でした。
それは山の下で想像したとおりの風景でした。
40年前。桧原湖はまだ、観光化されていないマイナーな小さな湖でした。
その光景は確かに見たことがあるという確信がありました。
あれって、いったいなんだったんでしょうね?

二度めは大学4年のとき。
引越しすることになって、母があっちの方角が良いだの悪いだのと…さんざん不動産屋さんを悩ませた挙句、
やっと引越しさきを決めてきました。
(実家は典型的なカカア天下でして、父は母のいいなりでしたの)(~o~)

それは山の手に古くからある有名な住宅街にあるんだとか。
契約も済んだので、家族で見に行こうということになりました。
戦前からある古い住宅街なので、私鉄の駅を降りると、大通りから曲がって、
車がやっとすれ違えるような道が迷路のように張り巡らされているところでした。

歩いてすぐ、私は例の奇妙な感覚に襲われました。
すぐさまハンドバッグから手帳を取り出し、簡単に絵を描き始めました。
「なにをしているの?」妹が覗き込んでくるので、
「この先に何があるか、わかる気がする。」
左右に大きな大谷石の門柱。
その上にやはり大谷石で円形のボールのような飾りが付いている印象的な門のある家の絵を描きあげました。

我が家はそういう事にはあまり驚かない家風なので、妹はにっこり笑っただけです。
やがて「ほら、あの坂の上のつき当たりの家よ。」
母が引越し予定の家を指し示したとき、私も妹もかなり驚きました。
その家のある坂の下には、今、まさしく私がスケッチした門のある家があったのです。

三回目のデジャ・ヴ(既視感)があるとしたら、それはただ今未婚の娘が、将来住むであろう家です。
たぶんこんな感じ…と思うので今回はパソコンを使って丁寧に描きました。
娘は、まだ結婚相手の影も形もないというのに…と呆れています。
ま、いいじゃありませんか。こうなるとデジャ・ヴ(既視感)とやらも、楽しみの一つですもん…。


絵は「百合(3)」  07-11作成
百合を描いた三枚目。シンプルにささっと。
お手本画風のように描けない自分に気がつき、無理をするのを諦めました。
これが私ふうの花の描き方…という事で。



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女一人旅編  山梨 甲府

2007-11-26 17:10:30 | Weblog
風林火山号という施設めぐりのバスがありました。
武田神社、石和温泉、恵林寺、穴八幡など効率よく回れます。
ここはその中のひとつ。甲斐善光寺さんです。
抜けるような初冬の空。風もなくまさしく「小春日和」の1日でした。
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女一人旅編  長野 諏訪

2007-11-26 17:09:26 | Weblog
番外編 上諏訪

上諏訪に二泊
松本から鈍行で45分ほど南に下っただけなのに、ここいらの山には雪などかけらもありません。
抜けるように蒼い初冬の空と、きらきらひかる諏訪湖は松本とは別世界です。
上諏訪駅近くにある間歇泉です。

このあとさらに南に45分ほど下って、甲府昇仙峡に二泊しました。
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女一人旅編  長野 松本

2007-11-26 17:07:43 | Weblog
1週間ほど一人旅してきました。
松本に二泊。急の寒波でなんと市内に粉雪が降って来ました。
市内を取り巻く山も半分ほど真っ白となりました。

松本市美術館の前庭にあるオブジェです。なんと申しましょうか…こういうのを芸術というのでしょうか。
ほほぉ~。
シロートの私はただ、口をあんぐりして見ておりました。

常設展の田村一男の山の絵を鑑賞。
履歴をみると、数々の展覧会で入選している実力者です。
美術界では1回ぐらい入選した人はそこいらにごろごろ。
コンスタントに入選しているかどうかということで才能を測るしかありません。
それが2007年では(才能の評価の当然の帰結)。
シロート出身でよかったとつくづく思うきょうこのごろ。

続いて常設展の草間弥生の作品を鑑賞。
ここにいたっては…さらにわからない。
別世界という感じ。本人の写真をみて一瞬、俳優の(樹木きりん)さんかと思っていまいました。(汗)
ファンタステックな彼女の作品。
この手の作品は、ない才能を誇大宣伝しようとするパフォーマンスいっぱいで、
見ていて疲れる作品が多いものですが、
彼女のファンタジーの世界は、おおらかでエネルギーに満ち溢れ、
ダイナミックでしたよ。これがほんまもん…という事なんでしょうね。

常設展の上条信山の書を鑑賞。
これが私には、一番入りやすかった世界。
バランスのいい品のある書を堪能。
眼福。
もっと若かったら、PC水彩より、書を一からやりたかった私ですので。




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ぐーたら猫の「オーラの泉」その6

2007-11-16 10:31:04 | パソコン画
元気、気がつく、気になる、気が滅入る等々。
日常生活に中に「気」という文字がたくさん出てきますね。
目にはみえないけれど脳の思考波、思考エネルギー、振動みたいなものなんでしょうか。

漫画では怒ると頭上に炎がめらめらとあがっているのを描きます。
仁王さまなんか、いつも怒っている仏さまだから、背中に炎をしょっていますね~。

3年ほど前でしょうか。季節は今ごろ。
能天気な私ですが、その時はある人の事をすごく怒っていました。
「ほ~んと、むかつく。図々しいったら、ありゃしない!」
ぶりぶり怒っていましたが、その最中、主人が出張で留守となり、それはそれとして、
いつものようにちゃっかりお一人様旅行に出かける事になりました。

ある温泉地にお気に入りのホテルがあります。
最初の頃は、オバサンが一人でやってきて、
二泊三日間、部屋に引きこもってなにやらやっている?と不信に思っていたらしいホテルスタッフも、
滞在が二回、三回と重なってくると、顔も名前も覚えてくれます。
5回目くらいからは予約の電話を入れると、黙っていても最上階の角部屋を確保してくれるようになりました。

その時もいつもと同じ最上階の角部屋に案内されました。
とりあえず、温泉に入りさっぱりしてから、眺めのいい静かな部屋でパソコンを開いてお絵かき開始。
6時に1階のレストランへ降りていって食事。
7時からまたお絵かき開始。
9時に露天風呂へ。そのあと、マッサージ機をつかって全身リラックス。
10時からまたお絵かき。
11時半に就寝…のはずが…眠れない!
シーンと静かな部屋で横になったとたん、昨日の怒りが再燃したのです。
いらいら、かっか、いらいら、かっか…。その時ふと、変な音がしているのに気がつきました。

部屋のどこかでバチバチッ。
電気がショートでもしているような音です。なに?
冷蔵庫はデスクの横にありますが、それはモーター音が出ないよう扉に囲われている。
掛け時計はないし…スタンドか?
コンセントを抜いてみました。
エアコンも切りました。洗面所のドアもきっちり閉めました。
さぁ、これで音のするものはもうないはず…。バチバチッ…あらら?
外からの音かしら?窓をあけてみましたが外は静かなものです。
音はやはり部屋の中から。

結局、夜中の二時過ぎていつの間にか寝込むまでの間、部屋の中はバチバチ、バチバチ。
うるさいったらありゃしない。閉口しました。

翌朝はいつもなら自然に6時前に目が覚めるのですが、寝坊してしまいました。
気分を変えるため、午前中のお絵かきは中止して、観光スポットへと遊びにでかけました。
二泊の予定でしたから、その夜もうるさかったら部屋を変えてもらおうと身構えてベッドに入ったのですが
その夜は静かなものでぐっすり眠れました。

帰宅してから、何気なく友達にその話をしたところ
「貴女、その時、何か怒っていなかった?」と言われて、ぎくり。
「そう言われてみると、少々…。」
渋々、告白すると、彼女がにやりと笑って曰く。
「機密性の高い部屋の中で、貴女の発する怒りのエネルギーが反射されて音になったのよ」ーとか。
「だから、怒らないようにしなくちゃ~ね。」とも。

また彼女曰く。
3つのコップに水を入れて、そのうちの一つには「いい子ね。可愛いわね」という思いをかけ、
もう一つには「馬鹿め、死ね」と憎しみをぶつける。
数日続けて、顕微鏡で見てみると、水の結晶がまるで違うそうです。
これは写真集にもなっているんだとか。
憎しみの念をかけられた水の結晶は汚く崩れて結晶にならないんだとか。
人間の「気」とはそのぐらいエネルギーを出しているそうです。
「貴女のように気のエネルギーが強そうな人は特に気をつけないと怖いのよ。怒らないようにしなくちゃ~ね。」
反省…。

ちなみに三番目のコップの水にした事は「無視」です。
そして一番早く腐ったのはその「無視」された水でした。

怒らないようにしています。
でもそれって、無視していることでもあるんですよね。


絵は「百合(2)」  07-11作成
久しぶりに花の絵を描こうと思って、百合を描き始めました。
1作目は気がついたら、和風の(?)絵になっていました。
気を取り直して普通に描こうーと2枚目を描き始めたのですが…、
このような仕上がりに。本人が楽しんで描いたので、
ま、いっか~という事で、御笑覧くださいませ。










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女一人旅編  神奈川 箱根

2007-11-15 21:57:13 | Weblog
箱根 十国峠
熱海方面の眺めです。地球ってまるいんだなと感心する風景。素敵です。
思い立ったらすぐ、お出かけ。

母は77歳で亡くなりました。私は今年60歳。
母と似た年齢で死ぬならあと17回しか秋を楽しめません。せいぜい楽しまくちゃ~。
そう思うとフットワークが軽くなります。先週は1週間ほど、紅葉狩りの旅をしてきました。
念力のせいでしょうか?来週から月末まで主人が出張です。
今度は信州方面を1週間ほど、ふらついてきます。



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女一人旅編  神奈川 熱海

2007-11-15 21:47:09 | Weblog
箱根 大観山です。天気予報で「明日は小春日和、絶好のお出かけ日和です。」というのを聞いて、
朝おきるやいなや、ロマンスカーに飛び乗りました。
箱根湯本には行きません。小田原から湯河原へ出る為です。
湯河原9:35発のバスがお勧め。
箱根湯本から登っていくバスは、両側に樹が茂っているのでそれほどこわくないのですが、
湯河原から上るバスは視界がよすぎて怖いのなんの~。片側は断崖絶壁。手に汗をかきますぞ。

去年、冬で樹に葉がない時はさらに、怖かったよ~。
変なジェットコースターに乗るよりよっぽど怖いぞ~。肝試しです。
箱根レーダー前は絶景。でも何もないので、大観山レストハウス前で降りるのがよろし。
そのあと、関所まえで乗り換えて十国峠にもまわりました。どちらも絶景。
高くて広々とした風景が大好きな私は、うっとり。
山のてっぺんで風に吹かれて、清々できました。
ちなみに主人は一泊ゴルフコンペで留守でしたから、こちらもちゃっかり熱海で一泊しました。



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ぐーたら猫の「オーラの泉」その5

2007-11-09 18:01:54 | パソコン画
娘と食事中「あ~、旅行したい!旅行したい!」
「無理よぉ~、ママ。2週間まえぐらいに、行ったばかりじゃないの。行きたかったら、パパに頼んで行ってきたら?」
その手は余り使いたくない。
やはり、主人が出張中に、堂々と(?)一人旅したいのです。
あの「お気楽さ安心感満開状態」で、ふらふらするのが、一人旅の醍醐味というもの。

そんなところにピンポ~ン?!主人のお帰りです。
「パパ、お帰り~。珍しいのね。こんなに早くぅ~?」
娘が笑いかけると、主人も満面の笑みで
「おぉ、あさってから急に出張になったんだ。急いで荷造りしなくっちゃぁ。」

が反射的に私を見て、すぐさま下を向いた。
笑いをこらえた顔を必死に隠している。
それを主人に見られないよう、慌てて主人の前に立ち彼の注意をそらそうと画策。
「大変大変。忙しいこと。でもまぁ、とりあえずはお風呂にどうぞ。支度はそのあとでゆっくりいたしましょうよ。」
主人をお風呂に追い立てて、ほっとしてリビングに戻ると、そこでは娘が腹をよじって、笑っていた。
「うぉぉ~ママ。スゴイ念力!さすがだねっ!」
というわけで、1週間の紅葉狩りの旅に行って、さっき帰ってきたばかりでございます。<(_ _)>

ちなみに、あれは旅行に行きたいという私の念力のなせる技ではないでしょう。
旅行にいきたいとぼやいていた時点で、主人の出張は、決まっていたのですからね。
たぶん、急の出張で慌てている主人の思考を、私が感じたのかもね~。
それとも単なる偶然なのか。どっちでもいいけど…。

甲府の昇仙峡から始って、河口湖、山中湖、御殿場、箱根と5泊6日の紅葉狩り旅行へ行きました。
一番綺麗だったのは、河口湖の紅葉でした。
また圧巻だったのは、御坂峠と籠坂峠の山越え。
峠のあっちとこっちでは天気が全く違うし、峠の頂上近くではバスはすっぽり雲の中。スリリングでございました。

大体、念力が強ければ、宝くじにでも当たってよさそうなもの。
くじ運がめちゃ弱いのはどうして?
テイッシュぐらいしかゲットできない念力の持ち主です。
私には念力などございません。

世の中には「間の悪い」人と「間のいい」人がいるのは事実。
何となく選んだものが、ベストの選択だったとか、何となく駅に行ったら数少ない列車に乗れたとか。
そういう話に事欠かないのが三女の妹です。
一方、たまのお出かけで待っていたバスが欠便してしまい、タクシーに乗ったら大渋滞に巻き込まれたとか。
特急の指定席券を持っていたのに、3分遅れで乗れなかったとか。
迎えのタクシーを頼んだのに、こなかったとか。間の悪い話に事欠かないのが次女。
これも「勘」がいいか、どうかという話の延長かもしれません。
つまり私や三女は「考えないで」行動することが多いから、「動物的な勘」が働くのかもね~。




絵は「百合(1)和風グラデーション」  07-10作成
たまには大人しく(?)花を描いてみようとしたのですが、出来上がった3枚の百合の絵はどれも…。
写真を下書きして色塗りをする…という事ができません。
最初はそのつもりで描きはじめるのですが、結局、最後は自分でも思いもよらない仕上がりになるのが私の絵です。
これも自分の「勘」だけで描いているからでしょうか。
「こっちの色の方が好き」「こっちの形のが好き」そういう流れでいくと1枚めの百合はこうなりました。



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ぐーたら猫の「オーラの泉」その4

2007-11-03 21:06:04 | パソコン画
人ごみに出ると頭痛がするという困ったクセが、やっとなくなったと思ったら、
今度は人から悪臭を感じると言う困ったクセが出てきました。

ご近所やPTA仲間はみなさん真っ当な市民なので、犯罪からくるような悪臭は感じません。
ところが人によっては、頭の奥で警報みたいなものが鳴ってくる人がいます。

ご近所に某大銀行課長婦人がいました。
美人で愛想がよくて、ご近所奥様たちを家に招いてお茶会するのが大好き。
みなさんと手芸をしたり、お料理を作ったりと、彼女の家はいつでも人が溢れて賑やかでした。

ある日「一緒にパン作りをしません?」というお誘いを受けて、私もお邪魔しました。
数人でワイワイとパンを作り始めました。
そのうち、体がちりちりしてきた?。これはいったいなに?
…なんか居心地悪い…背中がざわついている。
とりあえず焼きあがったクロワッサンでおいしい紅茶をいただきながら、まだまだ話が続くお仲間に
「この後、用事があるので、残念ながらこれで。」と言って早々にその場から退散したワタシ。

綺麗に飾られた家なのに、あそこにいる間中、まるで追い立てられるような居心地の悪さを感じてしまったのです。
また3時間近く彼女の側らで過ごすと、体が押さえつけられるように感じてしまった?
…何だかよくわからないけど、
「キケン!キケン!」と頭の奥で知らせるものがある。
とりあえず、自分のカンを信じることにしました。

その後、何回かお誘いを受けるたのですが、
「これから、出かけますので」
「今日は用事がありまして」などなど。
丁重にお断りしました。
二度と彼女の家には行く気はありません。

それから7、8年ほどして…。
彼女のご主人がよれよれのスェット上下に裸足にサンダル。
頭がぼさぼさという風体で道端でボーッと立っている姿を連日見かけるようになりました?
エリート銀行マンらしくきっちり七三に分けた頭に銀縁めがね、
パリッとしたスーツで御出勤という姿しか見た事がなかった私はびっくり。

近所の奥様連からの情報を聞いてさらにびっくり。
定年を待たずにご主人は銀行をやめたそうです。
(首になったのかも?)
実はもう何年も前から彼女のご主人はアルコール依存症になっていたとか。
(そういう家庭環境だったからこそ)、彼女は常に人を集め、家を開放し、毎日明るく楽しそうにしていたらしい。
現実があまりにつらいので、昼間に仮想人生をつくりそこへ逃げ込んでいたのでしょうか。
そう言えば、彼女の家に集まるメンバーの中には、彼女宅の隣三軒両隣りの奥様はいませんでしたね~。
つまり彼女の実情を知っている人は呼ばれなかったわけね。な~るほど。

酔ってテーブルをひっくり返すような暴れ方も度々で、怪我をした奥さんが救急車で運ばれた事もあったとか。

このあと、もう二人ほど、側にいるだけで「ちりちり」してくる人がいました。
話をきいているだけでうんざりしてくるほどの誇大妄想狂。
自信過剰タイプ。
話すことは全て「自分がいかに恵まれているか」
「我が家がいかに裕福か」
「自分がいかに才能あるか」でしたが、彼女たちに近寄られると、私の体はむずむずしていました。
だから私のセリフはいつも同じ。
「あら、こんにちは~。では、さようなら~。」

二人とも10年もたたないうちに、その虚飾がはがれ、今は、家に籠りきり。
舌先三寸ではフォローしきれない状態に。
見事なまでに180度の人生大転換ドラマがおきていました。
私が感じたのは、彼女たちの「焦り」なんでしょうか?それとも、なにかのマイナスパワーなんでしょうか?

さわらぬ神に祟りなしと申します。
「これはおかしい。近寄るな」と直感する「もの」にも、「人」にも近寄らないようにしています。
ほら、動物はキケンと感じたら、即座に逃げ出しますよね。
しがらみに囚われず、とっとと逃げ出す私ってもしかすると、「先祖返り」なのかもね~。



絵は「ラリックのドラゴンフライ」07-10作成
額ぶち描きにはまってあれやこれや…。
描いているうちに、どんどん違った方向へ行ってしまうのがいつもの困ったクセ。
これも、きれいな額ぶちを描こうと思ったはいいが、気がついたらこういう絵ができていました
。額ぶちなのに、中に入れる絵がない!
ルネ・ラリック作のドラゴンフライというティアラを描き込みました。



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