ぐーたら猫の「パソコン水彩の館」

これまで描いたのは900点余。我ながらよく続いたなぁ!右下にあるブックマークからHPに入ってご覧さいませ。

ぐーたら猫の「オーラの泉」その4

2007-11-03 21:06:04 | パソコン画
人ごみに出ると頭痛がするという困ったクセが、やっとなくなったと思ったら、
今度は人から悪臭を感じると言う困ったクセが出てきました。

ご近所やPTA仲間はみなさん真っ当な市民なので、犯罪からくるような悪臭は感じません。
ところが人によっては、頭の奥で警報みたいなものが鳴ってくる人がいます。

ご近所に某大銀行課長婦人がいました。
美人で愛想がよくて、ご近所奥様たちを家に招いてお茶会するのが大好き。
みなさんと手芸をしたり、お料理を作ったりと、彼女の家はいつでも人が溢れて賑やかでした。

ある日「一緒にパン作りをしません?」というお誘いを受けて、私もお邪魔しました。
数人でワイワイとパンを作り始めました。
そのうち、体がちりちりしてきた?。これはいったいなに?
…なんか居心地悪い…背中がざわついている。
とりあえず焼きあがったクロワッサンでおいしい紅茶をいただきながら、まだまだ話が続くお仲間に
「この後、用事があるので、残念ながらこれで。」と言って早々にその場から退散したワタシ。

綺麗に飾られた家なのに、あそこにいる間中、まるで追い立てられるような居心地の悪さを感じてしまったのです。
また3時間近く彼女の側らで過ごすと、体が押さえつけられるように感じてしまった?
…何だかよくわからないけど、
「キケン!キケン!」と頭の奥で知らせるものがある。
とりあえず、自分のカンを信じることにしました。

その後、何回かお誘いを受けるたのですが、
「これから、出かけますので」
「今日は用事がありまして」などなど。
丁重にお断りしました。
二度と彼女の家には行く気はありません。

それから7、8年ほどして…。
彼女のご主人がよれよれのスェット上下に裸足にサンダル。
頭がぼさぼさという風体で道端でボーッと立っている姿を連日見かけるようになりました?
エリート銀行マンらしくきっちり七三に分けた頭に銀縁めがね、
パリッとしたスーツで御出勤という姿しか見た事がなかった私はびっくり。

近所の奥様連からの情報を聞いてさらにびっくり。
定年を待たずにご主人は銀行をやめたそうです。
(首になったのかも?)
実はもう何年も前から彼女のご主人はアルコール依存症になっていたとか。
(そういう家庭環境だったからこそ)、彼女は常に人を集め、家を開放し、毎日明るく楽しそうにしていたらしい。
現実があまりにつらいので、昼間に仮想人生をつくりそこへ逃げ込んでいたのでしょうか。
そう言えば、彼女の家に集まるメンバーの中には、彼女宅の隣三軒両隣りの奥様はいませんでしたね~。
つまり彼女の実情を知っている人は呼ばれなかったわけね。な~るほど。

酔ってテーブルをひっくり返すような暴れ方も度々で、怪我をした奥さんが救急車で運ばれた事もあったとか。

このあと、もう二人ほど、側にいるだけで「ちりちり」してくる人がいました。
話をきいているだけでうんざりしてくるほどの誇大妄想狂。
自信過剰タイプ。
話すことは全て「自分がいかに恵まれているか」
「我が家がいかに裕福か」
「自分がいかに才能あるか」でしたが、彼女たちに近寄られると、私の体はむずむずしていました。
だから私のセリフはいつも同じ。
「あら、こんにちは~。では、さようなら~。」

二人とも10年もたたないうちに、その虚飾がはがれ、今は、家に籠りきり。
舌先三寸ではフォローしきれない状態に。
見事なまでに180度の人生大転換ドラマがおきていました。
私が感じたのは、彼女たちの「焦り」なんでしょうか?それとも、なにかのマイナスパワーなんでしょうか?

さわらぬ神に祟りなしと申します。
「これはおかしい。近寄るな」と直感する「もの」にも、「人」にも近寄らないようにしています。
ほら、動物はキケンと感じたら、即座に逃げ出しますよね。
しがらみに囚われず、とっとと逃げ出す私ってもしかすると、「先祖返り」なのかもね~。



絵は「ラリックのドラゴンフライ」07-10作成
額ぶち描きにはまってあれやこれや…。
描いているうちに、どんどん違った方向へ行ってしまうのがいつもの困ったクセ。
これも、きれいな額ぶちを描こうと思ったはいいが、気がついたらこういう絵ができていました
。額ぶちなのに、中に入れる絵がない!
ルネ・ラリック作のドラゴンフライというティアラを描き込みました。



コメント
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