風呂敷（６３１）後の月

風呂敷（６３１）後の月　（ノチノツキ）　　　　20-06作成

満月がきれいでしたね～。

10月21日。とうとう電気毛布を出しました。
ついこの間まで、暑い暑いと半袖でぼやいていたのに
あっという間に冬支度始まりました。
今年は　秋がなかったような気がします。

主人が出かけたハイキング。
中級コースだったのに足が　がくがくパンパンになったそうで。
登りより下りがきつくて、途中何度もよろけたそうで。
同行のシニア仲間に
「大丈夫ですか？」と何度も心配されたそうです。

彼は彼なりに体力には自信があったので、不甲斐ない自分の
足腰に今更気が付いて、チョーめげてました。
昨日できた事が今日できなくなっているのが、年寄りの現状。

そういえば、私もめっきりお出かけが減りましたね。
出かけるのがメンドクサイ。
主人がハイキングで留守なんだから、
私も遠くまで出かけたらよさそうなんですが・・メンドクサイ。
近くの公園で、コンビニコーヒー飲みながら読書でまったり過ごしました。
一日の歩数が1800歩どまり。
う～む。
夫婦で悲惨な一日だったな。

退職したら悠々自適で思いっきり外出を楽しもう・・なんて、嘘。
それができるのは　せいぜい67才前後まで。
それを過ぎると、体力気力がガクンと落ちます。
遊びまわれるのはせいぜい68才ぐらいまで。
シニア諸君、67歳ごろまでに海外旅行は済ませておきましょう。
後は、国内温泉でまったり・・ですよ～。

風呂敷（６３０）風炉の名残り

風呂敷（６３０）風炉の名残り　　　21-04作成　　

茶道では陰暦十月の亥の日に炉を開き、風炉を片付ける。
風炉は持ち運びできる炉で五月から十月にかけて使われるもの。
その風 炉を惜しむ思いから、お茶会が催される。
このお茶会を「風炉の名残」という。
逝く秋への思いから、侘びの色を出すお茶会となる。

快晴の秋の空。　

主人は月に2回ほど旅行に出ます。
同期の仲間とかサイクリング仲間とかゴルフ仲間とか、色々・・。

でも毎回帰宅する時は、どんより～。
口数も少なく　ウィスキーを1杯飲んだだけで
ベッドへ直行する・・というのが　パターンです。
私もあえて声をかけず。

翌日の夕食時になると、「旅行でのあれこれを怒涛のように話す」というのが
彼のパターンです。
旅行から帰る度、どんより＆暗いのは
皆と会う度、仲間の訃報やら、暗いニュースを聞かされるから。

Ａはいい奴なんだが　奴の奥さんがうつ病で料理する時も傍らに立ってなくちゃならいそうで
呑みどころか　旅行には出られないんだーとか
ほがらかでのんびりしているＢは
奥さんが　新興宗教にはまってしまい、
そこの施設に入って帰ってこないばかりか
貯金の1000万以上をそこへ寄付してしまい、あまつさえ
家を担保にしてまた寄付のお金を作ろうとしているとか。

誰それは喉頭がんの手術をして、いまだ体調が戻らないとか。
誰それは90才超えたお母さんが転んで大腿骨骨折して
今は月20万払って施設に預かってもらっているとか。

行く度　仲間の暗いニュースをどっさり、聞かされるそうで。
そりゃ、暗い気分になりますわね。

「ま～70年も生きてりゃ、どの家庭でも色々起きますわよ。
特に何もないウチの方が珍しいのかも。
女房が毎月一人で　三泊四日の旅行に出かけるなんて
平穏無事でありがたい限りでしょ。
感謝して留守番してくださいね。」

・・・言われてみればその通り。
でもなんかムカついている主人？？？ごめんなさい。

風呂敷（６２９）上り月（のぼりづき）

風呂敷（６２９）上り月（のぼりづき）　　　21-05作成

三連休で主人はゴルフ泊で留守。
新聞も休み。
昨日が月曜なのに新作UPを忘れてました。

昨日は半袖でも日なたでは汗が出るくらいで、とても10月半ばとは思えない
暑さで、たまらず、エアコンつけてました。
今日　火曜日朝、東の空から黒雲が広がってきています。
雨になりそうです。涼しいのは大歓迎。

先週のハナシ・・・

昼寝から起きたら茶の間の主人がカップラーメン食べ終えたとこだった。
午前中は病院で健康診断検査だった。

「あら？お昼は外で食べてこなかったの？」
（ランチの食べ歩きが大好きな彼）

片鼻にテイッシュを詰め込んでいる。
説明しようとするけど唇が震えてうまく話せない？
あわわという感じ？
なんじゃ？？

つっかえつっかえ話すには、胃カメラ飲むとき鼻から管を入れるから
それが擦れてさっきまで鼻血がでて大変だったそう。

「切れたわけじゃないんでしょ。擦れただけなんでしょ。
手も切ったら暫く圧かけると
毛細血管が締まって血が止まるから、鼻血程度なら
テイッシュでおさえときゃすぐ止まるわよ。」

さらにつっかえつっかえ話すには
「食道が荒れて白くなっていたから切り取って検査に回すそうだ。」

「いつ、結果わかるの？」
「3週間ぐらいだって。」
「ふ～ん。白く荒れていたんならガンじゃないわね。
何か注意された？」
「刺激物は食べるなって。」
「辛い物はダメってことね。」

こんなふうに話しているうち　やっと落ち着いたのか
いつものトーンで話せるようになった。
私が余りに普通なもんで、彼も拍子抜けしたらしい。
ようやく落ち着いて普通に話せるようになった。

「まぁ、70年もいきてりゃどっかしら痛んでくるわな。
結果聞いて、医者がこうしろという通り
養生するしかないわね～。」

台所に行って昼寝起き抜けのコーヒーを一服して　
少し本を読んでから茶の間に言ったら、彼は疲れたのか、安心したのか　爆睡してた。

それにしてもこの慌てぶり、ビビりぶり・・男どもは困ったもんだ。


2006年4月21日のブログにも書きましたが

お盆に主人の実家に帰ったときのこと。
愚息は農家のだだっぴろい納屋で年上の従兄弟たちと遊んでいました。
大きな従兄弟たちがひょいと跳んで渡った土間を、
ちびすけの愚息も真似して跳ぼうとして
まっさかさまに転落。

運悪く鎌の上に落ちて顎を切りました。
台所でお茶を飲んでいた私は義姉に呼ばれて納屋に駆けつけて、びっくり。

「大変だぁ、顎を切った！骨が見える！」
側に突っ立ている主人と義兄の顔は真っ白。
（ははぁー紙のように青ざめるというのはこういう事なのね。初めて見たわぁ）
と頭の隅で妙な感心をしながら、
愚息をみると、金切り声を上げて泣き喚き、大パニック。
「うるさいっ！黙りなさい！」
とたん、静かになりました。
「パパ、救急車呼んできて」
「お義姉さん、血止めするきれいなタオルあります？」
それから愚息に説教。

①人間が怪我した時泣くのは、周囲の人に緊急事態だ、助けて欲しいと知らせる為である。
周囲が怪我したと気が付いてくれたらもう、泣く必要はない
②泣いても痛みがとれるわけではない。泣いて無駄なエネルギーを使わないで、
エネルギーは怪我が早く治るように残しておくべきである
③顎は触るとわかるように、皮膚の下はすぐ骨なんだから、
切ったら骨がみえるのは当たり前だ。
骨が見えたからと言って、驚くほどのことではない
④顎には大動脈がないから、この程度の傷で、死ぬの生きるのという事態にはならんよ
⑤泣くと心臓がばくばく動くから余計出血する。
こういう時はむしろ、にこにこして、なるたけ静かにして出血しないように心がけるべきだ

これらは愚息にーというより、
血を見て卒倒しそうな主人と義兄、従兄弟たちを落ち着かせる為に言った言葉です。
そのうち救急車がきたので、にこにこしながら息子に言いました。
「救急車に乗れるなんてすごーい！
よーく中をみて、後でお友達にに話してあげましょうね。」
鳩が豆鉄砲くらったような顔の愚息は主人と救急車へと乗り込んでいきました・・おしまい。



昔もそうだったけど　今でも男性族はビビり？なんだなぁ。

医者におまかせ、まな板の鯉。それっきゃないだろうがよ～。
つくづく女房族は肝が据わってないと困るなと思った次第。
亭主と一緒に　あわあわしてちゃ困るよね。
まだ何もわかってないんだから。

起きてない未来を予想して不安になるのって、人間だけ。
ネコも犬も、大概の動物は　起きてない事に不安を感じたり
悩んだりせんでしょ？

事が起きてから、解決策を模索したらいいじゃない。
人間なんだから　優秀な脳みそフル稼働させて
ショートカットで最善の対応策さがせばいいじゃない。
…と、考えてしまうオバタリアンぐーたら猫なのであります。
私、変かなぁ？？
もっとオタオタすべきだったんでしょうかね？

女一人旅 21-10 小淵沢その２

滞在中　天気が良かったと書いたけど
帰京する7日の日は　八ヶ岳山麓には重い雲が立ち込め
細かい霧雨が降っていました。
小淵沢駅へ出るころには、やっと雨はあがりました。
傘の出番がなくてよかったです。

駅トイレで　長袖ババシャツを半袖下着に
股引をハイソックスに着替えました。

ホテルでは股引　長袖下着が必要な寒さでしたが
小淵沢駅周辺では暖かかったからです。
東京はもっと暖かいでしょうからね。


ホテルは二食付きでしたが
ま～、メシが不味い！！。

夕食は2,000円のミールクーポンがついた中華なんだけど、
私が作った家中華の方が　絶対おいしいとハラが立つシロモノ。
此の程度で2,000円って、おかしいじゃん、と不満たらたら。

特に朝食が写真の通り。
食欲湧かんよね。（アナタ、どう？）

味付け＆献立　下手すぎる。
毎回　ほとんど手を付けなかった。

それでもお昼は「但馬や幸之助」で焼肉ランチを食べる予定だったので
朝食べなくてもよかったのです。
それに空き腹が加わって、
毎回焼き肉ランチがとてもおいしかったよ～！
（夜は高いが、ランチは安い。1500円以下）
これが楽しみで小淵沢へ来たようなもんだから。

帰京する朝は　特急に乗るころにはさすがにおなかが減ってきました。
改札隣に立ち食いソバがあり、何気なくみたら
二種のおにぎりが置いてありました。

お母さんが握ったような超シンプルな　ふっくらおにぎり。
110円なら…と　昆布入りを一個購入。
「あずさ」に乗り込んでからすぐ食べました。
そこそこ期待通りの味でした。
このおにぎりを購入して小腹満たしとしたのですが
結構おいしかったし満足できた。
ホテルの朝食が　これが二個と味噌汁だけでよかったのにな～。

木戸池のホテルと同じで　冷たいコンビニ弁当を
ただ小皿に取り出して並べただけ・・のような朝食です。
萎えるよな～。
少しでいいんだから　おいしいモノ食べたかった。

5分も歩くと　ローソンとセブンイレブンがあるので
朝はここで何か買った方が正解です。
来年また、来ることがあったら、その時は
朝はコンビニサンド、昼は歩いて5分ほどの「但馬や幸之助」で
焼肉ランチ、
夜はホテルのテイクアウト中華弁当（1,000円前後）ぐらいでいいと思った今回の旅。
それにしても　歩いて5分ほどにある「但馬や幸之助　小淵沢店」の
焼肉3種盛ランチ、ドリンク付き1,000円は　大満足の一品なり。
皆様も小淵沢近辺にお出かけの際は　ぜひ　お立ち寄りくださいませ。

女一人旅 21-10 小淵沢その１

今年は7月中旬から8月一杯は　家の周り100メートルから出なかった。
ひたすら暑さを避けて閉じ籠って生活していました。
放浪癖あるぐーたら猫にはストレス溜まりまくり。

9月に嬬恋鹿沢高原へ。
10月は小淵沢へ来ました。
三泊四日の間、写真のような快晴でした。
風があっても　暑くも寒くもない。
肌に気持ちいい風でした。
テレビもつけない、ネットもしない、ひたすらお絵描きして
三枚描きました。
無音と集中の楽しさを満喫できました。

風呂敷（６２８）2021神無月

風呂敷（６２８）2021神無月　　　200-03作成


日が短くなって　一日のうちで一番好きな朝の黎明風景が
5:25分頃になってきました。
盛夏の時期は4:50ごろだったのにね。

三女の70才の妹に　軽い老化の症状が現れてきました。
電話した時　こちらの話が聞き取れなくなってきたように思える昨今…。

71才の次女だと電話の最中
「へ～」とか「アハハ」とか　　即座に反応が入るけど
彼女にはそれがないのです。
まるで壁に向かって話しているような感じ。
子供もいないし、ご主人は無口な方だし、
日常生活の中で会話が少ないせいだろうか。
一番若いのに
一番早く　ボケ始めた感じがするので不安です。

かって親が亡くなった時より　兄妹が亡くなった時の方が　ショックが大きいと
聞いた事があります。
確かに、親がぼけ始めた時より、妹の異常を感知した今の方が
ショックが大きい。
うぅ～ん。