ぐーたら猫の「パソコン水彩の館」

これまで描いたのは900点余。我ながらよく続いたなぁ!右下にあるブックマークからHPに入ってご覧さいませ。

ぐーたら猫の「オーラの泉」その3

2007-10-25 11:34:53 | パソコン画
子供たちが中学生になった頃には、人ごみに出ても頭痛を感じなくなっていました。
やれ、嬉しやと言うわけで、それまでの分を取り戻す勢いで中学校のPTA活動や、ご近所付き合いにいそしみ始めました。
その時、不思議な感覚を味わうようになっている事に気がつきました。

人から、どうにも我慢できない「悪臭」を感じるようになっていたのです。
「悪臭」と言っていいのかな?どう表現していいものやら。

ある特定の人から、熱くて重たくて、今まで嗅いだ事のないような不快な匂いが押し寄せてくるのがわかるのです。
これっていったい、なに?

だから電車の中では絶対座らないようにしました。
というのも、うっかり座ったりすると隣に座った人から、強烈な悪臭がして閉口する事がままあるからです。
混んでいる車内では席をたつのも、降りるのも大変。
それで、目の前の席が空いても、絶対座らないようになりました。
立ってさえいれば、不快な悪臭がしてきた時、即座にその場から逃げ出す事ができますからね~。

そういう話をしたら、まだ高校生だった娘からは「ママったら、何、馬鹿な事言ってるの~。」一笑に付されました。
そりゃそうね。
経験していない人には、理解できないおかしな話だものね。

ある休日、娘と新宿まで買い物に行こうという話になって電車に乗り込みました。
二人並んで立っていたのですが、ある駅から悪臭を感じたので、娘に声をかける事をせず、静かに次の車両へと移りました。
娘は「また、ママが変な事を…。」と思ったようですが、つり革につかまったまま本を読み続けておりました。
降りるのは新宿駅。そこで合流すれば問題なし…と双方で思ったわけです。

やがて新宿駅に降りたとき、ホームで大声が?
ひとだかり?
娘はどこかしらと探していると
「このぼけオヤジ!ふざけるんじゃねぇ!いい年こいて、チカンだと!恥ずかしくないのか!この、ばか親父がぁ~!」

あっ!あの声はもしかして…まさか…。
人ごみの隙間から、恐る恐る透かし見れば、そこには、まごう事なく我が愛娘が…。あぁっ…。
50代くらいのサラリーマン風男性の襟を引っつかんで、怒鳴りまくっている?!
駅員さんが駆けつけ、男性を取り押さえ、2人は事務所へ行く模様。
仕方ないので私も彼らの後をついてとぼとぼと。

チカン親父も騙されたのですね。
細身で黒く長い髪、大人しげな風貌、静かに本を読む高校生の娘を、組し易しと思ったのでしょうね。
チカンにあうと硬直するだけの被害者…と、たかをくくったんでしょうね。おあいにくさま。

幼稚園の頃から、常に兄と行動を共にして育ったばりばりの体育会系。
その頃ははサッカー部のマネージャーとして男子生徒を怒鳴りまくり、
また生徒会副会長としてシャープな毒舌が売り物で、外見上からくる「しおらしさ」なんぞ、
どこを探してもありゃしない娘なのです(涙)。

そんな彼女ですから、駅の事務室で、チカン親父を前にすると、
駅員さんも、呼ばれてきたケイサツも、口を挟むことができないくらいの猛烈な勢いで
チカンを舌鋒鋭くののしり、罵倒しまくり!

若い娘にあそこまであざけられ、ののしられ。チカン親父は気の毒なくらい塩たれて…。ミジメ。
調書を取られましたが、それでよしという事にしました。
あのチカン親父、当分立ち直れそうにないネ…。

帰り際「お母さんが一緒だったのですか?」
怪訝そうな駅員さんに聞かれて
「えぇ、まぁ。別の車両におりましたもので。」私は冷や汗。
娘が小声で聞いてきました。
「ママ、もしかしてチカンが近寄ってきたから臭くて、どっか行ったわけ?」
「さぁ…。」

1回だけだと、ただの偶然で終わりますが、実は娘と一緒にいて悪臭を感じて、
その場を離れた後に娘がチカンをひっとらえるという騒ぎは、高校時代だけで3回起きました。

最後には「ママがチカンを呼び寄せる何かを出しているんじゃないのォ?」
と娘に嫌味を言われましたけど。

つまり、悪事をもくろむやからは「悪臭」を発するものらしい。
そして、私はそれを感じてしまう体質になったらしい。
だから悪臭を感じたら、即、現場離脱…と心がけております。
おかげさまでスリにもチカンにも(今さらね)置き引き、ひったくりにも会わずに無事過ごしておりますが…
これも単なる偶然?そんなものに会うほうが珍しい?

ついこの間、ジャニーズ事務所も真っ青ーというくらいのハンサムな若い少年が電車で向かい側に座ったのですが、
これがまた、強烈にくさい。
今までで一番臭かった!たまらず、先頭車両まで逃げていきました。
あれって、いったい何だったのかしらね。まさか、どこかで殺人なんて…ないよね…コワッ!

追記1 高校時代は校則があって、かなり地味な風体をしていた娘ですが、
留学してからイギリスのロックにかぶれ、金髪、ど派手な化粧へとさま変わり。
おかしな事に以後はどんな混んだ電車に乗っていてもチカンに会わないそうです。
こんな子に手を出したら、どんな逆ねじを喰らわされるかーチカンも考えて相手を選んでいるようですね。



追記2 明日から旅行に出ますので、早めですが更新UPしました。
週末は天気が悪そうなので残念ですが、これで旅行を中止するほどヤワじゃない(笑)。


絵は「羽帽子の女」  07-07作成
ここのブログの8月18日「猫ネコ大行進(5)」に出てきた猫の「グレ美ちゃん」を擬人化して描きました。
服地は手書き。苦労しただけあって、なかなかいい感じと自画自賛。
6月ごろには出来ていたのに、遅れて今ごろUP。
額ぶち描きにハマって忘れていました。
グレ美ちゃんのママ、ごめん。


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ぐーたら猫の「オーラの泉」その2

2007-10-21 08:50:19 | パソコン画
いわゆる私が人疲れするーという事に気がついたのは、子供が幼稚園に行きだした頃でした。

父母会に出るたび、帰ってから1時間ほど寝ないと、その後、どうにも体が重くて家事がはかどりません。
幼稚園では、なんやかやと集まりがありますが、出席する度、帰るやいなや寝ていました。

とにかく、幼稚園の送り迎えさえ面倒くさい。
朝、子供を送っていった時、ママ仲間と会うので、そこでちょっこっと話をする…というのが普通ですが、
それにさえ疲れを感じるようになっていました。

幼稚園では父母が送り迎えするのが規則でしたが、息子が年長さんクラスになった頃は、一人で登園していました。
不信に思った先生が息子に聞くと、答えはいつも決まって「ママは寝ている。」です。
先生はひろちゃんのママは随分長い事具合が悪いのね…と解釈してくれたようですが、
実際のところ、人に会うのが苦痛になっていたので送り迎えをズル休みしていました。

漠然と「体力がなくなったのかな?」「何かの病気なのかしら?」と悩みました。
ある日電話してきた三女にその話をしたところ
「世の中には、ねぇま(私の愛称)と同じような悩みがある人がいるのね。」
とすぐさま江原啓之の本を送ってくれました。それを読んでかなりびっくり。
その本には、彼が若い頃は、私と同じ症状で悩んでいたと書いてあったからです。

渋谷、新宿といった、人がたくさんいるところに行くと、頭が痛くなる。
彼の解説によると、精神のアンテナの感度よすぎて、いらないものまで拾ってしまうらしい。

人が怒ったり、悩んだり、もんもんとしたり。
人が無意識に発するそういったものを、感じてしまいやすい体質があるらしい。
でも私に関して言えば、独身時代にはそんな事はありませんでしたよ~。

人ごみに出ると、頭痛がする、疲れるという現象は、結婚して、長男を産んでから起きました。
そしてそれがもっとも強くなったのは、下の娘を産んでから。
娘の幼稚園時代には、「ほとんど、幼稚園にでてこない困ったママ」というレッテルを貼られていました。

困ったのは私自身です。
原因はわかったけれど、対処法がありませんでしたから。
幸い、小学校に入ると、親が学校に行く用事が極端に少なくなり、助かりました。

さらに、子供たちが中校生になった頃には、人ごみに出て頭痛がおきる事もなくなりました。
ふーやれやれと思ったのもつかの間。
今度は別の怪現象がおき始めました。近くに来る人から、時々「悪臭」を感じるようになったのです。



絵は「四角額ぶち(1)」  07-09作成
今、凝っている手書き額ぶちのひとつ。
印刷して家具の間に飾っても邪魔にならないで「家具と共存できる絵」として描きました。
似た感じで3枚描きました。

「人に見せる絵」でも「人に見せたい絵」でもなく、「自分の為の絵」を描いています。
「さぁどうだ、誉めろ、たたえよ」みたいな押し付けがましい絵を見ると疲れます。
この頃、見ただけで微笑みたくなるような、アマチュアの自己完結の絵が少なくなった気がして、
少々、残念。楽しんで描いた絵を見たいし、楽しんで絵を描いていきたいですね。





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ぐーたら猫の「オーラの泉」その1

2007-10-12 21:43:03 | パソコン画
毎週土曜の7時から10CHのテレビ朝日で「オーラの泉」という番組をやっています。
美輪明宏と江原啓之が出てきます。
これが私が放映時間通り見る、唯一の番組です。

せっかちの私はテレビ番組をそのまま見ません。
テレビに1時間も集中していられないのです。
だから番組は全て録画して、少しずつ、家事の合間に見るというのが私のテレビスタイル。

でも「オーラの泉」だけは、テレビの前に腰をすえて見ています。
見終わると、とたん、妹たちから電話がかかってくるからです
「ねーねー、さっきの見た?どう思う?」
それから延々とおしゃべりが始ります。

江原啓之は10年ほどまえから、読書好きの三女に本を紹介されて知っていました。
我が三姉妹はこの手の話をそのまま受け入れています。
この手の話は、幼い頃から祖母にさんざん、聞かされてきたので、なんの疑いも持たず、オーラだの前世だのソウルメイトだのという話をしています。

一方、我が家の男性陣は、これらを全否定。
彼らは現実社会で多くの敵と戦っている最中なので、とりあえず、目に見えるものを相手にするだけで手一杯。
目にみえない悠長な世界の話なんぞーつきあっていられないというわけです。

もともと、母方の家系は「そんなふうな」家系。
霊がみえるというような高度なアンテナはないけれど、いわゆるカンが鋭い家系です。
自分で経験しているから「目にはみえないし、世の中には認知されてはいないけど」なんかあるのは確かなよね…といった程度なんですが。

三女は、小さいころから金縛りにあっていました。
同じ部屋で三人で寝ていても、彼女だけ金縛りに会うわけです。
科学的に言えばレム睡眠やらノンレム睡眠やらの不都合らしいし、疲れだったり、
理由は色々あるのでしょう。
祖母が滞在しているときその話がでました。
「それはね。○子はやさしいから、霊が寄って来るのよ。
○子ならわかってくれるとか、なんとかしてくれると思って寄って来るのよ。霊も寂しいのよ。」
そうね。同じ道を使って登下校している三姉妹なのに、三女だけが毎回捨て猫を拾ってくる。

マイペースな私は空を見上げながらぴょんぴょん飛び跳ねて帰ってくる。
お姫様というかーぐずの次女はぼーっとしながら帰ってくる。
三女だけが足元にうずくまる小さな猫の「物悲しい声なき声」に気がつくのは、やはり、根本がやさしいからでしょうね。

「霊に寄ってこられてもどうしてやりようもないし、迷惑なんだと、はっきりそう伝えないとね。」
そう言われた三女は決心して、ある夜、また金縛りに会った時、思いっきりどなったそうです。
「いい加減にしてよ!」
そのとたん、金縛りが解け、その日以来、二度と金縛りに会うことはなくなったとか。
これも自己暗示と言えば、そうかも知れないし…本当のところはわからないけど。
とりあえず、不愉快な金縛り現象から決別できたのは幸いでした。

その三女が「世の中には、ねぇま(私の愛称)と同じような悩みがある人がいるのね。」と江原啓之の本を読むように送ってくれました。
私の悩み。それは「人疲れ」でした。続く…




絵は「ステンドガラス風額ぶちの女」  07-09作成
普通、絵を描くとその額ぶちには、色々なソフトを使います。
ふと、手書きで描いてみようと思い立ち…前回の「これからお出かけ2」もそういう趣旨で描きました。
鵞鳥の御一行さまなので、草原をイメージした額ぶちにしました。

今回は、額ぶちをステンドガラスにしてみようと思いましたが
ー出来上がった額ぶちに存在感がありすぎて、中の入れる絵が見つからない!
花を描いたり、動物や風景を入れてみましたが、どれもしっくりこない。
仕方ない。額ぶちというより「額ぶち風」の絵となりました。
モデルは娘。(
もちろん、似ていませんが)
買い物に出かける私に「ママ~、ポカリスェット買って来て!」と叫んでいる姿です。(笑)




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猫ネコ大行進!(12)

2007-10-07 08:45:41 | パソコン画
「哀愁のオヤブン」その2

あの時代(昭和30年前後)は、迷子猫や迷子犬を預かるのはそう珍しい事ではありませんでした。

通りに面した電柱に「迷子さん、預かってます。」という張り紙を出しておくと、
大抵、1週間くらいで恐縮した飼い主が引き取りにやってくるーというのがパターンでした。

今のように個人情報云々という、うるさい制約事のない時代だったので、
張り紙にはこちらの住所や電話番号を明記していました。
ところが今回、この白い猫に関しては、1週間過ぎても、何の音沙汰もありません。
仕方ないので、我が家のある私鉄の駅とその前後の3駅にお願いして、構内に張り紙をさせてもらいました。
(駅員も建前など振りかざさず、のんびりしていましたからね)
これなら、飼い主も気がつくであろうと…だが、いくら待っても問い合わせはきませんでした。

「困ったわね。」と母。
我が家にはもうすでに、1匹の捨て猫が拾われていました。
(毎度、おなじみ。三女が拾ってきました)
「もう少し、様子をみてましょう。」という事になったものの、家族は飼い猫が二匹になるのを、なんとなく覚悟しました。
この頃にはすでに、この猫は「オヤブン」と呼ばれていました。

猫はテリトリーに他の猫が入ってくるのを極端に嫌います。
しかしこの白猫は、実にかわっていました。
とにかく、鷹揚で、堂々としていました。
庭に他の猫が入ってきても、目をそらしたり、威嚇声をだしたりしないどころか、穏やかに会釈?
御用聞きや、配達人が庭先にきても、我関せず。縁側で香箱をつくったまま。頭上で品物がやり取りされても知らんぷりで目を閉じています。
玄関先で母がご近所と話をしているときは、まるで家族の一員のようにその場に加わり、静かに話を聞いている様子。
「いやぁ、おとなしい猫ですね~。」
みなさん、一様に、驚かれ
「ほほほ、変わった子でね。」
そう母が答えるのが常となりました。
(この口調。まさしくワタシがカイヌシ…という愛情ある口調。母が猫に関してこんな口調で話すのを聞いたのは初めてでした。
ちょっとびっくりしたのを覚えています。)


藤籠に二匹で丸まって寝るようになっていましたが、オヤブンは巨体なので、お尻と長いしっぽが籠からはみ出してしまいます。
そこへ二匹が無理やり入り込んで寝ているのを見るに見かねた母は、とうとう大きな藤籠を買ってきました。
(これにもびっくり。私たちが対応する前に、さっさと手配するなんて。んまぁぁ~?)

オヤブンは右目は金目。左目が青い目という不思議な目をしていました。
白い短毛の巨体をして、性格はとにかく、大人しいの一語につきます。
赤いちりめんの首輪にも、育ちのよさや飼い主の愛情が感じられていたし、
何と言っても一番の特徴は、母に異様なまでに、なついていたことです。

母が台所にいれば、その足元に控え、洗濯ものを干しに二階へ行けば、自分も、二階へ駆け上がるといったアンバイ。
母がコタツでテレビを見ていれば、その側らに香箱を作って控え、勿論、トイレ中はドアの前に控える。
母がお出かけの時は、自分はお見送り。(他の家族の為にはそんな事はしないのにね)我が家は坂のてっぺんにありましたが母が、門から出ると、その坂のてっぺんに座り、坂を下りた母の姿が駅の方へ曲がって見えなくなるまで見ていました。
母が帰宅すると、門から玄関まで歩いてくる足音でわかるのでしょうか。玄関まですっとんでお出迎えに。
膝の上にのしかかってくる事もしないし、(巨体なので前の飼い主は嫌がったのかな?)
夜は子猫と藤籠で大人しく寝ているし、ご飯の間はテーブルの下で大人しくしていて
「ちょうだい」もいわないし。まぁ、「大人の猫」といった感じでしたね。

やがて、母の姿あるところ、オヤブンは必ず足元にいる…という風景が当たり前になりました。
オヤブンというよりまさしく「コブン」といった感じなのですが…母と「オヤブン」のおかしな凸凹コンビは1年半ほど続きます。

やってきた時も突然でしたが、いなくなるときも突然でした。
今度は「迷子猫を探しています。」と言う張り紙をほうぼうの電柱に貼り付けましたが、音沙汰ナシ。
勝気の母は「いなくなってせいせいした。」と言っていましたが、家族の誰もが、その言葉の裏にある想いを確実に理解していました。
窮鳥懐に入れば猟師もこれを助くーと申します。
猫大嫌いの母ですが、さすがに、あそこまでなつかれれば、きっと…。

我が三姉妹は順番通り、結婚しました。次女が結婚したあと、父が亡くなり
暫くの間は母と三女だけで暮らしていましたがその三女も結婚したので、とうとう、母は一人になりました。

暫くして、私が実家を訪ねてみると…なんとまぁ!アメリカンショートヘアーの子猫がいます。
「どうしたの?ママは猫が嫌いだったんでしょ?」
「犬でもよかったんだけど、散歩が面倒だから。」
答えになっていない母の言葉に思わず、くすっ!

しかし、猫にも個体差があります。
だからペットショップで飼ったこの血統書付きの高額な子猫は、
母の期待するものを全て裏切って、さんざん手を焼かせました。
手を焼かせるから、余計可愛いーと思う母ではなかったので、暫くしてこの子猫は友人に貰われていきました。

母はきっとオヤブンを思い出したのでしょう。
ただ、大人しく、ひたすら寄り添っていた慎ましいオヤブン…。
今、このような場にオヤブンがいてくれたら、どんなにか母の心は慰められたでしょうか。
ペットは癒しになるというけれど、母にとっての癒しになりうるペットは、唯一、「オヤブン」だけのような気がします。。
そして、「オヤブン」は遠い思い出の中にだけ、存在している。
それに改めて気がつかされた母は、その後二度とペットを飼おうとしませんでした。


絵は「これからお出かけ(2)」  07-10作成
連休前の空いた時期を狙ってちょっと長めの旅行へ行ってきました。これはそこで描いた1枚。
主人の部屋の白い壁に飾るアクセントになるように、できるだけシンプルに描きました。
この絵は実は「擬人画」。食事に行こうと主人と歩いていたら、同じようにご夫婦ででかけるご近所さんと一緒になりました。「せっかくなので、ご一緒に…」というわけで4人で寿司屋へくり出しました。その時の風景です。みんな太り気味なので、鵞鳥で表しましたけど。(笑)
このソフトのいい所は、絵を習っていない私でも思いつくまま、イメージに近い絵が書けるという事。ありがたいです。


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