さて、今まで行った事のない河口湖のホテルを探していると、ちょっと離れた場所に
妙な物件を発見。
一泊二食で7500円…妖しい！妖しすぎる？！
他のホテルのディナー代で一泊二食とは。
HPではなかなか立派。
何があるんだろう。
隣が墓地とか、建物や部屋に問題があるとか…恐ろしい？！
いまどきペンションでも民宿でも、この値段はありえないよ。
ままよ。
エアコンが壊れて暖房が効かないというのでもなければ、多少の事は我慢しよう。
というわけ口コミをみてみるとーどうやらここは外国人ツアー用の宿らしい。
「風呂が芋の子を洗うよう」「マナーがなってない」「騒がしい」等々。
たぶん安い航空機でやってくる東南アジア系の団体がくるのでしょうね。
それならそれで対応策がある。
というわけで。電話予約。
「静かな部屋をお願いします。」
外国人ツアー団体客が、ホテル全館を使うわけはあるまい。
フロアが違えば騒音は防げるはず。
新宿から河口湖行きの高速バスは1時間45分。1700円です。
乗って20分ほどして三鷹料金所を過ぎた頃かしらー意識なくなり、「はっ」と目を覚ましたら
バスは見知らぬ街中を走っていました。
「…？」
「ご乗車有り難うございました。次は河口湖駅です。」というアナウンスにびっくり。
爆睡していたようです。さっき新宿にいたのに、今は山梨県の河口湖。
狐につままれたような気分のまま下車。
河口湖駅のトイレはきれいなので、とりあえずトイレに。
下車して15分後にでる新富士行きの路線バスを探して乗り換え。
30分して「緑の休暇村」着。
バス停から電話すると、ホテルの送迎車が迎えにきてくれました。
乗っても5分。
さて～いよいよ問題の「一泊二食で7500円」のホテルへ到着なのだ。
なんだ…普通でした。
「じらごんの富士の館」といいます。
白今野がなまってじらごんのという怪獣みたい地名になったとか。
写真は部屋です。
問題と言えば冷蔵庫がないこと。これじゃ夏にはこれないわね。
あとスーツケースを置くバゲージラックがないのが不便。
風呂とトイレはあるが洗面所はない事くらいかしらね。
最初に電話しておいたので、ホテルの別棟に案内されたから、もちろん静か。
窓から富士山が見えます。
団体客は4時過ぎにならないとやってこないはずだから、3時になるやいなや、すぐ大浴場に行きました。
広くてきれいで露天風呂もあり。
こちらの予想通り、誰もいない。
私一人でゆっくりできました。大満足。
夕食は6時に一番に入場。
席は窓側の隅を確保。あとからやってきた団体さんは料理の近くに集まって席をとっていたから、
まずまず落ち着いて食事できましたね。
料金が料金なだけに、どんな恐ろしい料理がでているのかと思っていたのですが、
なかなか充実した内容でした。
バイキング料理の他に、お代わりできない一品が付いてきました。
「ナントカ豚のホウバ焼き」でおいしい豚肉でした。
二日目は「ゆでカニ」これは解凍が下手でしょっぱすぎてパス。
三日目は「信州サーモンの刺身」安曇野でも食べました。おいしい。
四日目は…鍋だったかな？ありきたりなのでパス。
バイキングメニューの中に、好物の「アナゴの押し寿司」とザーサイ発見。
これだけで満足してしまった私。
たぶん並べてある「アナゴの押し寿司」のほとんどを私が食べたと思う。
翌朝の朝食バイキングでは、シェフが目玉焼きを作っていました。
これは嬉しい驚き。シェフがパフォーマンスで朝食に作ってくれるのはたいていがオムレツです。
オムレツもスクランブルも厚焼きもあまり好きではないから、これは嬉しかった。
3個の目玉焼きとべーコンと白菜漬けだけでハッピーな私。
というわけで「一泊二食で7500円」にしては、料理も施設も十分すぎるくらい。
嬉しい「予想ハズレ物件」。
というわけで二日目から甲府の富士屋ホテルにいくはずでしたが、予定変更に。
結局、四泊して、せっせとお絵かきして過ごしました。
みなさまも夏以外に（冷蔵庫がないので）河口湖へ行く時は、ぜひ利用してみてください。
ただし早めにチェックインして、4時までにはお風呂から出ることが必須条件ですけど。
