問い
「留守中の家族(主にご主人)の食事を放り投げてでかけるなんて…」
答え
「放り投げていきましょう」
奥さんが二泊三日ばかり留守をしたからって、干上がってしまうようなご主人では困りますよ。
日本では、平均的に見て女性の方が長命です。
しかしながら、私もしくはアナタが、先に亡くなるーという事態も十分ありえるわけです。
数日奥さんが留守しただけで、お手上げ状態になるようなご主人だったら、
アナタがぽっくり行った場合はどうなるんでしょう?
家に中のどこに何があるか、ちょこちょこっとスーパーに買出しにいけるか、好みの数点の料理ができるか
…少なくてもそのくらいは出来ていないと、アナタがぽっくり行った時、ご主人は身動き取れなくなるわけです。
アナタが亡くなった後のご主人は、見るも無残で悲惨な家の中で残りの人生を歩むわけですね。
あらら…。
本当に愛情あって彼の事を考えてあげているのなら、できるだけ家事を手伝わせ、教えてあげるべきです。
我が家では、主人がまだ、まだばりばりの現役でなので、なかなか教えられないのですが、
それならそれで、強制的にそういう状態(奥さんがいない状態)を作ってしまおうというわけで、
お一人様旅行に出かけるのです。
(詭弁かも。ふふ)
あっけらかんと堂々と
「あさってからちょっと出かけてきます。」で、出かけるのですが、それでも最初の頃は結構な気を使って、
大量のお稲荷さんを作ったり、トン汁を作ったり、サンドイッチを買っておいたり
…出かける前が結構めんどくさかったものでした。
そのうち主人は慣れてきて、
「駅ソバの旨いところを見つけたから朝食はいらないよ。」と言うようになり、
喫茶店のモーニングやら、ファミレスの朝食もアリと考えるようになり…。
そりゃ毎朝、それでは文句もでますが、
「タマの女房の旅行だもの。ま、いっか。」と、いい方向で考えてくれるようになったのです。
(勿論、日々主婦業に専心しているという評価があってこそーですぞ)
夕食もテキトーに食べてきてくれるので、冷蔵庫にビールを冷やしウィスキー用の氷をたくさん作っておき、
2日分のおつまみ料理を作っておけば、満足してくれる。
(諦めた?)最強のアイテムはカップラーメンでした。
あるときスーパーのくじ引きでカップラーメンが一箱あたりました。
くじ運のない私にとっては珍しい一等賞!
でも、当たった私はしかめっ面。
3等賞の醤油一瓶のほうがよっぽど嬉しかったのに~とがっくり。
我が家ではカップラーメンを食べません。
出始めの頃食べて、クスリ臭くて嫌いになったので私は買いません。
それに我が家の食生活には、カップラーメンを食べる場面がありませんでした。
主人が遅い帰宅のときは、夜食を用意して起きて待っていましたし、休日も三食必要なら作っていました。
帰宅した主人はソクお風呂に入るわけですが、その時私が「どんな感じ?」と聞きます。
これは「お腹の空き具合はどんな感じなの。どういった傾向のものが食べたいの?」という言葉の省略形です。
「蕎麦がいいな」「麺類関係」「お茶漬け」あるいは「軽く一杯」「煮物」「豆腐」などなど、
答えは様々ですが「軽く一杯」というのは口直しにオンザロックと腹にたまるおつまみ…という事です。
冬なら湯豆腐の支度。
麺類なら、夏はそうめんか、たらこスパなど。こういったものを主人がお風呂に入っている間に用意するわけです。
風呂上りにテレビのニュースを見ながらの夜食が終わって、主人はさっさと寝ればいいけど。
主婦は、そうはいきません。
台所の片付けをしなくてはならない。鍋や食器を洗って台所を片付け、
ハンドクリームを塗りなおしたりすると、1時半を回ってしまうわけ。
朝は5時半に起きなくちゃならないのに…きつい話です。
でも主婦たるものそれが当然…なんて、勝手に思い込んでいました。
無駄な30年でした。
「カップラーメンが一箱当たっちゃったんだけど、○(息子)に送ったら食べてくれるかな。」
何気なく主人に言ったところ
「俺、食べるよ。」「あら…。」
ダンボール箱のまま、物置に放り込みました。
ある夜「どんな具合?」いつものように聞いたところ「カップラーメンあっただろ。あれでいいよ。」
「はい…?」
風呂を出てドライヤーをかけ始めた頃合を見計らって、カップへ熱湯を挿入。
ちょうど3分後に食卓に来た主人に出しました。
あっけなかったです。
食べ終わったカップをさっと水洗いして、箸を洗ったら本日の主婦業務は完了。
ある休日。
「お昼はどんな具合?」これは「お昼ごはんにはどういったものが食べたいのか?」と聞いているわけです。
「カップラーメンでいいよ。」
「…。」
娘はサンドイッチがいいというので、とりあえず材料を買いに出かけました。
お昼に帰ると主人が凄い勢いで聞いてきました。
「カップラーメンがないぞ!」
「あぁ、あさってがダンボールのゴミを出す日だから、箱から出したの。中身はストッカーに移しておいたわ。」
呆れたのは主人がすぐさま乾物、缶詰類を入れておくストッカーへ走った事。
しかも言ったセリフが凄い。「おい、数が減っているぞ!誰が食べたんだ!」
「…○(娘)かもね。私は嫌いだから一個も食べてないデス。」
暫くして茶の間に娘がやってきました。
「おい、いくつカップラーメン食べた」
主人の剣幕に驚いて、鳩がマメ鉄砲くらったような顔の娘が
「…ヒトツかな、二つたべたかなぁ。」
「ウソだ!もっと食べたはずだ。凄く減ってたぞ!」
「パパぁ~、カップラーメンなんかよほどの事がないきゃ食べないわよォ。あれって太るもん。
それに例えほとんど私が食べたからってそれがどうだって言うのォ。
欲しけりゃママに言っていくらでも買ってきてもらえばいいじゃないの。
それにしても呆れたね~。パパがこんなにカップラーメンに固執するとはね~。
ママぁ、次の買い物の時、パパ用にカップラーメン十箱ぐらい買ってきてよね!」
結婚30年間気が付きませんでした。
主人はカップラーメンが大好きだったのです。
「手作りの夜食を」とか「手作りのお昼を」なんていうのは、私の勝手な思い込みでした。
私が勝手に「手料理の得意な専業主婦の私」…という自己満足&自己陶酔に浸っていただけだったと気が付きました。
お湯を注ぐだけのカップラーメンでも主人は満足してくれたのです。
聞けばよかった、試せばよかった。
「今日は忙しいから、カップラーメンでいい?」
「今日は疲れたから、先に寝ます。お腹がすいていたらカップラーメンで。」
「今日は具合が悪いからご飯の支度はパスさせて、カップラーメンで我慢してね。」
体調が悪くても、頑張って、きちんと夕食や朝食の準備をしてきた30年!!
あぁっ!無駄な努力の30年! それ以降、留守の食事の心配はしないで、一人旅にでかけるようになりました。
風邪ひきでも腹痛でも、とにかく具合が悪ければ、家事は全て放り出して寝るようにーと変えました。
ワタシが旅行でご主人のご飯が心配…なんていうのは単なる「思い込み」かも知れません。
主婦がいなければいないなりに、主人族は楽しく過ごすすべを考える事ができると思います。
余談ですが。
奥さんが留守のとき、風呂場にビールを大量に持ち込んで、
一人ビールシャワーを楽しむご主人の話を聞いたことがあります。
野球の優勝の時、やっているアレですヨ。
テレビで見て、かねてから自分もやってみたくてしょうがなかったとか。
でも奥さんがいたら「もったいない」とやらせてもらえない。
それで奥さんが留守のときに、やるのだそうです。
他人からみたら、実にくだらない楽しみです。
でも本人にしたら、奥さんが留守になる日が大いに楽しみなわけでして。
アナタのご主人も案外アナタの留守を楽しみに待っているかもしれませんぞ。
「ほか弁」だの「カップラーメン」だのが好きなのかもしれませんぞ。
留守中、コンビニでおにぎりを買うのが苦ではないのかもしれませんぞ。
彼にアナタの留守中の食生活のプランを聞いてみましょう。
ワタシの経験からは案外、簡単にクリアできる問題だと思います。
<絵は「ハチドリ和風」 08-01作成
娘がインフルエンザだったので看病のため、4日ほど在宅していました。その間に書いたハチドリ3枚のうちの1枚。
ちなみに1週間たったけれど、主人ともども、まだ元気です。感染しなかったようね。ほっとしていいのかなぁ。
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「留守中の家族(主にご主人)の食事を放り投げてでかけるなんて…」
答え
「放り投げていきましょう」
奥さんが二泊三日ばかり留守をしたからって、干上がってしまうようなご主人では困りますよ。
日本では、平均的に見て女性の方が長命です。
しかしながら、私もしくはアナタが、先に亡くなるーという事態も十分ありえるわけです。
数日奥さんが留守しただけで、お手上げ状態になるようなご主人だったら、
アナタがぽっくり行った場合はどうなるんでしょう?
家に中のどこに何があるか、ちょこちょこっとスーパーに買出しにいけるか、好みの数点の料理ができるか
…少なくてもそのくらいは出来ていないと、アナタがぽっくり行った時、ご主人は身動き取れなくなるわけです。
アナタが亡くなった後のご主人は、見るも無残で悲惨な家の中で残りの人生を歩むわけですね。
あらら…。
本当に愛情あって彼の事を考えてあげているのなら、できるだけ家事を手伝わせ、教えてあげるべきです。
我が家では、主人がまだ、まだばりばりの現役でなので、なかなか教えられないのですが、
それならそれで、強制的にそういう状態(奥さんがいない状態)を作ってしまおうというわけで、
お一人様旅行に出かけるのです。
(詭弁かも。ふふ)
あっけらかんと堂々と
「あさってからちょっと出かけてきます。」で、出かけるのですが、それでも最初の頃は結構な気を使って、
大量のお稲荷さんを作ったり、トン汁を作ったり、サンドイッチを買っておいたり
…出かける前が結構めんどくさかったものでした。
そのうち主人は慣れてきて、
「駅ソバの旨いところを見つけたから朝食はいらないよ。」と言うようになり、
喫茶店のモーニングやら、ファミレスの朝食もアリと考えるようになり…。
そりゃ毎朝、それでは文句もでますが、
「タマの女房の旅行だもの。ま、いっか。」と、いい方向で考えてくれるようになったのです。
(勿論、日々主婦業に専心しているという評価があってこそーですぞ)
夕食もテキトーに食べてきてくれるので、冷蔵庫にビールを冷やしウィスキー用の氷をたくさん作っておき、
2日分のおつまみ料理を作っておけば、満足してくれる。
(諦めた?)最強のアイテムはカップラーメンでした。
あるときスーパーのくじ引きでカップラーメンが一箱あたりました。
くじ運のない私にとっては珍しい一等賞!
でも、当たった私はしかめっ面。
3等賞の醤油一瓶のほうがよっぽど嬉しかったのに~とがっくり。
我が家ではカップラーメンを食べません。
出始めの頃食べて、クスリ臭くて嫌いになったので私は買いません。
それに我が家の食生活には、カップラーメンを食べる場面がありませんでした。
主人が遅い帰宅のときは、夜食を用意して起きて待っていましたし、休日も三食必要なら作っていました。
帰宅した主人はソクお風呂に入るわけですが、その時私が「どんな感じ?」と聞きます。
これは「お腹の空き具合はどんな感じなの。どういった傾向のものが食べたいの?」という言葉の省略形です。
「蕎麦がいいな」「麺類関係」「お茶漬け」あるいは「軽く一杯」「煮物」「豆腐」などなど、
答えは様々ですが「軽く一杯」というのは口直しにオンザロックと腹にたまるおつまみ…という事です。
冬なら湯豆腐の支度。
麺類なら、夏はそうめんか、たらこスパなど。こういったものを主人がお風呂に入っている間に用意するわけです。
風呂上りにテレビのニュースを見ながらの夜食が終わって、主人はさっさと寝ればいいけど。
主婦は、そうはいきません。
台所の片付けをしなくてはならない。鍋や食器を洗って台所を片付け、
ハンドクリームを塗りなおしたりすると、1時半を回ってしまうわけ。
朝は5時半に起きなくちゃならないのに…きつい話です。
でも主婦たるものそれが当然…なんて、勝手に思い込んでいました。
無駄な30年でした。
「カップラーメンが一箱当たっちゃったんだけど、○(息子)に送ったら食べてくれるかな。」
何気なく主人に言ったところ
「俺、食べるよ。」「あら…。」
ダンボール箱のまま、物置に放り込みました。
ある夜「どんな具合?」いつものように聞いたところ「カップラーメンあっただろ。あれでいいよ。」
「はい…?」
風呂を出てドライヤーをかけ始めた頃合を見計らって、カップへ熱湯を挿入。
ちょうど3分後に食卓に来た主人に出しました。
あっけなかったです。
食べ終わったカップをさっと水洗いして、箸を洗ったら本日の主婦業務は完了。
ある休日。
「お昼はどんな具合?」これは「お昼ごはんにはどういったものが食べたいのか?」と聞いているわけです。
「カップラーメンでいいよ。」
「…。」
娘はサンドイッチがいいというので、とりあえず材料を買いに出かけました。
お昼に帰ると主人が凄い勢いで聞いてきました。
「カップラーメンがないぞ!」
「あぁ、あさってがダンボールのゴミを出す日だから、箱から出したの。中身はストッカーに移しておいたわ。」
呆れたのは主人がすぐさま乾物、缶詰類を入れておくストッカーへ走った事。
しかも言ったセリフが凄い。「おい、数が減っているぞ!誰が食べたんだ!」
「…○(娘)かもね。私は嫌いだから一個も食べてないデス。」
暫くして茶の間に娘がやってきました。
「おい、いくつカップラーメン食べた」
主人の剣幕に驚いて、鳩がマメ鉄砲くらったような顔の娘が
「…ヒトツかな、二つたべたかなぁ。」
「ウソだ!もっと食べたはずだ。凄く減ってたぞ!」
「パパぁ~、カップラーメンなんかよほどの事がないきゃ食べないわよォ。あれって太るもん。
それに例えほとんど私が食べたからってそれがどうだって言うのォ。
欲しけりゃママに言っていくらでも買ってきてもらえばいいじゃないの。
それにしても呆れたね~。パパがこんなにカップラーメンに固執するとはね~。
ママぁ、次の買い物の時、パパ用にカップラーメン十箱ぐらい買ってきてよね!」
結婚30年間気が付きませんでした。
主人はカップラーメンが大好きだったのです。
「手作りの夜食を」とか「手作りのお昼を」なんていうのは、私の勝手な思い込みでした。
私が勝手に「手料理の得意な専業主婦の私」…という自己満足&自己陶酔に浸っていただけだったと気が付きました。
お湯を注ぐだけのカップラーメンでも主人は満足してくれたのです。
聞けばよかった、試せばよかった。
「今日は忙しいから、カップラーメンでいい?」
「今日は疲れたから、先に寝ます。お腹がすいていたらカップラーメンで。」
「今日は具合が悪いからご飯の支度はパスさせて、カップラーメンで我慢してね。」
体調が悪くても、頑張って、きちんと夕食や朝食の準備をしてきた30年!!
あぁっ!無駄な努力の30年! それ以降、留守の食事の心配はしないで、一人旅にでかけるようになりました。
風邪ひきでも腹痛でも、とにかく具合が悪ければ、家事は全て放り出して寝るようにーと変えました。
ワタシが旅行でご主人のご飯が心配…なんていうのは単なる「思い込み」かも知れません。
主婦がいなければいないなりに、主人族は楽しく過ごすすべを考える事ができると思います。
余談ですが。
奥さんが留守のとき、風呂場にビールを大量に持ち込んで、
一人ビールシャワーを楽しむご主人の話を聞いたことがあります。
野球の優勝の時、やっているアレですヨ。
テレビで見て、かねてから自分もやってみたくてしょうがなかったとか。
でも奥さんがいたら「もったいない」とやらせてもらえない。
それで奥さんが留守のときに、やるのだそうです。
他人からみたら、実にくだらない楽しみです。
でも本人にしたら、奥さんが留守になる日が大いに楽しみなわけでして。
アナタのご主人も案外アナタの留守を楽しみに待っているかもしれませんぞ。
「ほか弁」だの「カップラーメン」だのが好きなのかもしれませんぞ。
留守中、コンビニでおにぎりを買うのが苦ではないのかもしれませんぞ。
彼にアナタの留守中の食生活のプランを聞いてみましょう。
ワタシの経験からは案外、簡単にクリアできる問題だと思います。
<絵は「ハチドリ和風」 08-01作成
娘がインフルエンザだったので看病のため、4日ほど在宅していました。その間に書いたハチドリ3枚のうちの1枚。
ちなみに1週間たったけれど、主人ともども、まだ元気です。感染しなかったようね。ほっとしていいのかなぁ。
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