イタグレブリーダー・ヨーロッパのイタリアングレーハウンド。

ヨーロッパから5頭のIGを輸入しました。出産や老犬のこと。家族として大切に育てています。

その後のシルビィおばあちゃま。

2012年03月17日 | Weblog

お腹の調子をこわして10日ほど経ちましたシルビィですが・・・その後とても調子がよくなって元気にしています。シルビィは、食べる時間はかかりますが、毎回ご飯を完食しています。午前と午後のおやつタイムには、⇒ワンワン と大声で吠えて⇒ ヒエ~ンと奇声をあげて鳴きます。興奮すると、自分でも抑制できなくて、奇声をとめることができません。いまだにジャンプ力もあり、身のこなしも軽やかですが・・・見た目の衰え・老化は隠すことができません。長く生きてきたあかしなのですから、年を重ねたわんこ・その姿も愛おしいです~ 



数日前のシルビィです。シルちゃん~こっち向いて~と言ったら、カメラのほうを向いてくれました。若い頃は一番手がかかる子で、大変でした。イタグレってこんなにウルサイ犬種なのか・・・と驚きましたが、それはシルビィが分離不安症だったり、極端に臆病な性格だったからでした。私のことしか頭になくて⇒私⇒命 になり、他の人にはなつきませんでした。お母さん犬の性格は仔犬に伝授されます。シルビィの様子をみて、この子のラインの繁殖はやめました。



こちらの写真は10年前です。シルビィ(左)が産んだ娘のバービィ(中央・2か月くらいかな)と息子のレオン君(左後ろ)です。右はジュリアです。バービィは我が家に残しました。バービィが産まれてから、シルビィは、バービィとは仲良し親子で、とても落ち着いてきました。いつもべったりとくっついている母と娘で、微笑ましかったです。これから先、大好きな娘バービィと過ごした6年間が、シルビィにとっては一番幸せな時間でした。本当に仲が良くて、親子の血の絆を強く感じさせられました。シルビィはバービィが産まれたことで、母性が強く現れ、分離不安がなくなりました。私にべったりではなく⇒バービィとべったりになりました シルちゃん、この頃・バービィと一緒の生活が一番幸せだったね


数年前・・・残念なことにバービィは他界しました。本当に・・突然のことで・・病気ではなく・・予想もしていない展開でした。お昼にはお庭で遊んでいて・・動いていたバービィが・・夕方には容体が急変し・・突如亡くなってしまうという事態が起こりました。事情があって詳しくは書けませんが、私は、亡くなってしまったバービィの遺体を抱いて・・・号泣しながら 車を運転し、やっとの思いで病院から帰ってきました。どうしてこんなことになったの。。。。自宅に着いて落ち着いてから、バービィを抱きながら涙が止まりませんでした ウソでしょう しばらくは、悪夢を見ているようでした。まさかの展開で・・キツネにつままれたようでした。でも、バービィの身体は段々と冷たくなり・・・二度と目を開けることはありませんでした。ごめんなさいバービィ。私の犬達に何か起こったとき、悪いのはすべて私です。大切な命をなくしてしまった。まだ若かったバービィ。私がもっと気をつけていれば、助けてあげられたかもしれないのに。しばらくは後悔の念で自分を責めていました。


あれから数年経ちました。彼女は、身体をはって命を落としてまで、私にある大切なことを教えてくれました。頭の中では理解していても、現実には身をもって体験しないと分らないことです。彼女の死がきっかけになり、私は随分と変わりました。命を落としてまで教えてくれたこと。おバカな飼い主は、バービィのお陰で目が覚めました。バービィの死を決して無駄にはしません。それを書くと長くなりますので、またいつか機会があれば書かせていただきます。バービィちゃん、ありがとうね。


バービィが亡くなってから、シルビィはもちろんそのことを察知しました。いつも仲良しだった娘の姿がないのですからね。シルちゃんの悲しみ・寂しさは、私以上だったと思います。ひつぎに入った我が娘・バービィの姿を、シルビィは悲しそうに見つめていました。シルちゃんごめんね。あなたの大切な娘の命を、助けてあげることができなかったね。


私はシルビィが落ち込むのではないか・・?と心配していましたが、表向きは普通に過ごしてくれたので、ちょっと安心しました。バービィと過ごした6年間は楽しそうで、分離不安もなくなりました。そして~バービィが居なくなってからも元気なようすが続きました。よかったです。シルビィには、バービィの分まで長生きしてほしいと思います。



シルちゃんの左目は白内障になっています。白くなっています。歯も半数くらいは抜けています。グラグラしている歯もあって下の犬歯は外に飛び出しています。でも目は見えていますよ。おやつをちゃんと受け取りますし、私が動くたびに⇒ こらこらどこへ行く とワンワンと奇声をあげて付いてきます。 背中の白いハゲちゃんは、若い時にジュリアと喧嘩して噛まれたあとです。シルちゃんは喧嘩は弱いです 場所取りをして・・・ジュリアが、ここに来ちゃダメ と噛みついたのです。若い時はジュリちゃん強くて⇒ いじわるジュリアと呼んでいました。


そのジュリアも(もうすぐ11歳)最近めっきりとおとなしくなって、若い子にガウガウ唸られても、やり返しません。いつもニコニコしていますよ。ジュリアは人間でいうと⇒可愛いおばあちゃんになりました。それに反してシルビィは、空気の読めないマイペースおばあちゃんです。


今日は、華やかなショーとは違った⇒ 現実的な、歳を重ねたわん の話を書いてみました。


いつもワンクリックありがとうございます。今日も、よろしくお願いしますね。

にほんブログ村 犬ブログ 犬 ブリーダーへにほんブログ村にほんブログ村 犬ブログ イタリアングレーハウンドへにほんブログ村

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中部インター・ありがとう! | トップ | 巣立った子・マイユ君。 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (フィナ母)
2012-03-21 21:09:07
こんにちは。シルビィちゃんの若くてピッチピッチのお写真と時間をしっかりと重ねたお写真、
今のシルビィちゃんは一層素敵だと思います。
そして、改めて色々と考えさせられます。

こうして、犬生を長く長く知るママさんの存在といつでもドアを開けていて下さるお心遣いには、とても心強いです。

フィナと散歩ができるようになりました。
とてもキレイに歩くので正直びっくりしています。拾い食いせず、前を向いて、飼い主の前に出ず、ピタリと右側(私が左には付けられません)を歩きます。まだ、フィナが外に慣れていないので、そのせいだと思うのですが、今日で3度目の散歩、それでもキレイなので、ひょっとして、このキレイなウォーキングを維持できるかもしれません!?

トイレやお風呂に入っている時、ドアの前で待つのは止めてほしいのですが。。



返信する
Unknown (イノセントママ)
2012-03-22 10:19:38
フィナ母さん、コメントありがとうございます。
シルビィは、13年前~まだイタリアングレーハウンドが、世にあまり出ていない頃に、やっと探し出して迎えた子です。
見かけの可愛さとはうらはらに、臆病でパニック症で常にお腹をこわしていて下痢をしている子でした。
そんな手のかかる子でしたが、私はすっかりイタグレにはまってしまいました。

でもバービィを産んでからは身体も丈夫になり健康です。6月で13歳になります。
フィナ母さん、今のシルビィを素敵だと言ってくださりありがとうございます。
私も今の年を重ねたシルビィがとても好きです。幸せそうにしています。

フィナちゃん、お散歩できるようになって・・それも、キレイに歩けるのですね。3度目のお散歩でキレイにあるけるとは立派ですね。
飼い主と一緒に、平行にキレイに歩いているペアを見るとステキですね。
左側に付けたほうがよいのは、舗道の車から守る意味もあります。車側に犬が出ていると危ないですからね。犬を常に、車が通る道と反対のほうを歩かせるとよいでしょう。
信号などで、待て!と少しリードを引いて⇒止まらせることも覚えさせてください。待て!は基本です。

フィナちゃんは、うちに居た時も、トイレやお風呂のドアの前で私を待っていましたよ。
わぁ~待ってたの!と言うと、ピョンンピョンとはねて喜んでいました。
大人になると待ってくれなくなるので、今のうちが花ですよ(*^^)v
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事