イタグレブリーダー・ヨーロッパのイタリアングレーハウンド。

ヨーロッパから5頭のIGを輸入しました。出産や老犬のこと。家族として大切に育てています。

ティアラ

2010年06月21日 | Weblog

この子はディジーの娘のティアラです。

私の家の近所に、当時はシュナウザー犬舎としては有名なブリーダーさんがいました。ショーにバンバンと出ていて、毎回優秀な成績を獲られていた人でした。私はその方を紹介していただき、ティアラのお父さん→JKC・CHとディジーを交配させていただきました。そのブリーダーさんは、他にもAM・CHや輸入犬を沢山所有していらっしやいました。

けれども、そのブリさんいわく・・・普通のペット犬と優秀な犬(ここではショーでタイトルを獲っている犬ですかね・・)を交配しても、いきなり良い子はつくれないよ。まずは生まれた兄妹の中から良い子を残し・・・次に、さらに良い男の子と交配して・・・徐々に何代か続けて、良い子をつくっていくものよ。と言われ、のちになると良く分かるのですが、この頃は、フ~ン、そうなのか・・という感じでした。

そして、まずはJKC・CHから~ということになり、生まれたのがティアラと2匹の男の子でした。私は男の子は残すつもりはなかったので、女の子のティアラを残しました。この子はディジーとは違ったタイプでした。ダントツに顔もスタイルもよく・・・同じシュナウザーでも、こんなに違うものだなぁ~ と驚いたものです。やはりお婿さん選びは大切です。子供にそれが表れますね~。

ところがティアラは性格がよろしくない ウルサクて~自分本位 誰にでも、何にでも吠えまくって、抑えがきかない子でした。こらっ!と注意するだけで、すぐにやめるママ犬のディジーとは似ても似つかぬ聞き分けの悪さで・・・鳥が庭のフェンスに止まっただけで、けたたましくワンワンワンと吠え続けて。。。私がどんなに叱っても→叩いたり、つねったりしても鳴きやみませんでした。病気のように吠え続ける子でした。

いつも、ちょこまかと動き周り、常に吠えていたので、それだけ他のわんに比べると歳の取りかたも早かったのでしょう。人にたとえると、歩く生活ではなくて、いつも駆け足で駆け抜けているような子でした。8歳の頃から元気がなくなり、肝臓が悪くなりました。お薬を飲んで治療していましたが、元のように戻ることなく10歳前に亡くなりました。

いつも吠えまくっていたティアラが、体調を崩しておとなしくなったときは悲しかった ティちゃん、いつもの・・あの元気はどうしたの? 前のように吠えていいのよ! いつも吠えてるティちゃんをバンバン叱って首をつまんでいた(これは躾として教えてもらいました)ママを許してね そう話しかけると・・・ボーとした顔をして私を見ていました。

長いこと犬を飼ってきた人たちはみなさん→ 病気の犬と、老犬は特にいとおしいと言います まさにそうです。ティアラの看病をしなから、この子の先はそう長くないと感じるようになり、私はますますいとおしくなりました。あんなにうるさくて・・・私を悩ませたティアラでしたが、肝臓を悪くしてから、亡くなるまでの一年間くらいはおとなしくて、私も十分看病できました。

亡くなる前日まで普通に食べておトイレにも自分で行っていました。でも時々、チーが終わってもなかなかリビングに戻ってこないので・・・どうしたの?ティちゃ~んと迎えに行くと、身体が固まったように動けなくなっていて立ったままじっとしていました。困ったようなお顔を」していました。 私が抱っこしてリビングに連れて行くと、また自分の力で動けるようになって歩いていました。おトイレまで迎えに行くのも私の楽しみでした。

最後は、苦しまないで眠るように逝ってくれました。亡くなる数十秒前にお口をあけて一生懸命に何かを言ってくれました。 きっと、お母さん~こんな・うるちゃいわたしを~今までありがとう~そして、さようならと言ってくれたのだと思います。

コメント (2)
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