ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.2.24 幸せと感謝の気持ちに溢れ、ヨガリトリートの旅、終了

2014-02-25 21:22:55 | ヨガ
 昨日と同じ時間に朝ヨガのプログラム。少し早目に目覚め、浴槽足湯をして身支度を整える。昨日同様、祈りのCDの音楽とともにSさんのモーニングナレーションが流れる。
 外に出ると、心なしか昨日よりも暖かく、明るい感じがする。目も身体も慣れたのかもしれないけれど。朝ヨガのプログラムは、一昨日、最初のレッスンであるサンセットヨガを担当したインストラクターのSさんによるヴィンヤサフロー(身体の動きと呼吸のリズムをシンクロさせ、流れるように身体を動かし、ポーズをとっていくヨガ)。かつて、美脚ヨガのワークショップで私が通っているスタジオにもいらしたことがあるのだけれど、その時には日程が合わずに参加出来なかった。本当にお顔が小さく手足が長く、八頭身のモデル体型で素敵な方だ。
 せっかくだものね・・・と、今回は遅い夏休みで参加しているとおっしゃるMさんと、ずうずうしくもかぶりつきの1列目に陣取って、終わってからご挨拶。普段お世話になっているインストラクターのお話などが出て、一気に盛り上がってしまう。朝からテンションが高いなあと思うが、またツーショットで写真を撮らせて頂き、Mさんと一緒に朝のビュッフェへ向かう。
 朝としてはかなりハードなプログラムだったし、チャレンジポーズも満載で、出来ないものも沢山あったけれど、無理せず自分が出来るだけのことをしてスッキリ。身体がほぐれているのを実感する。
 気付けば、早起きして運動を終えた身体が、早く早く!と朝ご飯を所望する。
 今朝も、どれをとっても味が濃いお野菜たっぷりのビュッフェをたっぷりと頂き、お腹一杯・・・であった。

 食後はラウンジに集合して、星空瞑想と島内ヨガを担当されたSさんによる “終わりのヨガ”。ホテルの芝生のお庭に皆が色とりどりのヨガマットを敷き、正面には真っ青な海と空。こんなシチュエ-ションでヨガが出来るなんて、なんて凄いことだろう、と思う。日差しは強いけれど、長袖・長パンツ、パーカーで首筋もガードして、いざ、開始。最後のレッスンかと思うと、もったいないような終わってもらいたくないような気持ちで胸が一杯になる。誘導の声に耳を澄ませつつ、周りの音も楽しみながら、呼吸を深くしていく。ああ、こんな気持ちの良い時間がもう少し続きますように、と思いながら名残惜しくも終了。
 若干の休憩時間の後、ラウンジに再集合して、ファイナルセレモニーへ。
 
 2人ペアになって向かい合い、一人ずつ可愛らしいキャンドルスタンドが渡される。灯をともして、内側になった人が一人ずつずれていき、言葉を発さずに相手の眼を見ながら感謝の気持ちを伝えていく、という趣向だ。耳に馴染んだCDの祈りの音楽が静かに流れている。感極まって涙ぐむ人が続出。皆、この環境で感性が豊かになっているのだろう、と思う。
 途中、インストラクタ-のSさんやUさんからルドラクシャ(“シヴァ神の目”という意味を持つ菩提樹の実【種子】)のペンダントを一人ずつかけて頂く。最後に、皆でキャンドルの灯を一斉に吹き消してセレモニー終了。鼻をすする音、しゃくりあげる音になんとなく皆が誘われてしまい、涙が感染する。皆で輪になって手を繋ぎ(ヨガというのはそもそも“結びつける・繋ぐ”という意味だ。)名残惜しそうに離す。手は離しても、キャンドルの灯は消えても、心に灯った灯は消えない、ここに集った人たちの繋がりは消えないということを再確認する。
 締めは、3人のインストラクターからの終わりのコメント。伺いながら、初めての試みで言葉にはならない色々なご苦労があったのだろうな、としみじみ思う。初めてのことをするのは本当に大変なことだ。一人では出来なかった、仲間がいるから、皆さんがいるから出来ました、と。

 来年こうした企画があるかどうかわからないし、その時にこんなに元気な体調をキープ出来ていられるかもわからない。けれど、もしも、もしもまた行くことが出来るのなら、また参加したい、と思っている私がいる。念ずれば夢は叶うかもしれないと思う。今回もそうだったから。
 主宰のSさんからは、3年後に東京ドームで5万人が一緒に瞑想したい、という夢が語られる。3年後、元気に生きていられるならそれにも行ってみたいとまで思ってしまう。

 終了はお昼。最後にスタッフのカメラマンKさんが全員集合の写真を撮ってくださって解散となった。
 島からの帰りの便は4便に別れる。私は明日があるので、と最初の便にして頂いた。最終便だと真夜中の帰宅になってしまうのだ。チェックアウトは休み時間の間に済ませたが、ギリギリまでウエアもマットも必要だったので、あらかた片づけていたとはいえ、パッキングはほぼ最初から。余韻に浸る暇もなく、慌てて部屋に戻りシャワーを浴びて大車輪で片づけ。アンケートを書き終え、荷物を転がしてバタバタとロビーに下りる。
 お見送りに出てくれているスタッフやシェフ、ホテルのスタッフの方々に御礼を言い、ペンダントをかけて頂いたインストラクターのUさんと写真撮影。星空瞑想をご一緒したIさんとも一緒にツーショット。あっという間にお別れの時間。後ろ髪を引かれながらバスに乗り込んで、5分ほどで空港に到着した。

 空港ではチェックインの後、昼食に島そばを頂く。本島のソーキそばと似ているけれど、お肉のボリュームがあること。スープも美味しくペロリと完食。帰路は、日に1便という150人乗りの大きな飛行機で本島の空港まで。海も空も白い砂浜も、本当にため息が出るほど美しい。乗り継ぎは30分弱だったので、慌ててお土産を買い足して羽田行きの便に乗る。非常口の隣席だったので、足が伸ばせて楽に戻ってこられた。持っていった本も5冊中4冊読み終えることが出来て、満足。

 機中から美しい夕日を見ることが出来たが、若干到着が遅れ、荷物をピックアップして自宅最寄駅行きのリムジンバスに乗り込んだ時には18時を回った。渋滞に巻き込まれ、2時間半かかって終点に到着。タクシーに乗り夫にメール連絡。1階のエントランスまで夫と息子が迎えに出てくれていて、荷物を持ち上げてくれた。有難いことだ。
 すぐに荷物を開けて洗濯機を回し、お土産を披露。夫が買っておいてくれた夕食のお弁当を頂きながら、撮ってきた写真をスライドショーにして見る。本当に楽しかったなあ、としみじみ。2人からも「楽しかったんだね、何よりだったね~」と言ってもらってじーんとする。

 明日は息子の国公立の二次試験。最後の受験勉強は少し早目に終えて、塾長さんとガッチリ握手を交わしてきたとのこと。
 もろもろの後片づけ、息子と明日の準備等をしているうちにブログ更新もままならずあっという間に日付が変わる時間になってしまった。とにかく息子を先に寝かせた後、キューバタン、であった。
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4 コメント

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Unknown (sea55)
2014-02-25 22:56:39
ロッキングチェアさん

充実の3日間でしたね。ステキなイベントへの参加で、体調もよくなると思うし、また日常生活への新たな気持ちもわいているのではないでしょうか。
公私ともにお忙しい年度末ですが、無理しすぎないよう、お身体をいたわってくださいね。
返信する
ありがとうございます (ロッキングチェア)
2014-02-26 20:27:23
sea55さん、こんばんは。

おかげさまで無事帰って来ることが出来ました。ずっと楽しみにしていましたが、これほど心も体も解放されて楽しく過ごせるとは・・・本当に行けて良かった、行かせてもらって有難かった・・・と思っています。

おっしゃるとおり、好きなイベントに参加することが出来れば体調も不思議と良くなり、日々の生活も治療もまた頑張ろう!と前向きになれるような気がします。

年度末の仕事・息子の入試と忙しい中のドタバタ逃避行でしたが、この充実感を胸に3月、4月もなんとか乗り切っていきたいと思います。
sea55さんも、治療がお変わりになったばかりでいろいろ体調管理が大変でしょうが、どうぞ無理せず、目一杯生活をエンジョイされますように。

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おかえりなさい (リリー)
2014-02-27 20:18:36
素敵な旅でしたね。
ヨーガの効能はすごいと思います。
私もポーズではない、ストレッチの延長のような初心者向けヨーガのレッスンにずっと通っていますが、あの呼吸法を知っているか否かで、ずいぶん違うと思います。
細胞がイキイキするような気がしております。
気持ちよく送りだしてくださるご家族も素敵ですね。
こちらまでほんわか気分になりました。 ありがとうです。
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ただいま! (ロッキングチェア)
2014-02-27 21:32:05
リリーさん、こんばんは。

ありがとうございます。
おっしゃるとおり、ヨガの効果は私にとってかなり大きいと思っています。そして、心と身体は繋がっているなと感じます。
呼吸を深くすると本当に身体が変わってきます。メンタルもかなり穏やかになります。いいことづくめですね。

月曜日に帰ってきて3日経ちましたが、なんとなく幸せという気分が続いています。もちろん、仕事もドタバタしているので、現実に引き戻されたな、とは思いますが、ベッドに入った時に、リトリートの間もBGMになっていた「祈り」のCDを聴くと、あの青い空、青い海が蘇り、とても幸せに眠ることが出来ます。

2人には本当に感謝しています。リリーさんにもホンワカ気分になって頂けたのなら、こんなに嬉しいことはありません。
こちらこそありがとうございます。

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