梅雨明けと同時にとんでもない猛暑である。
日傘を差していても地面からの照り返しでジリジリと肌が焼けるような、忘れていた感覚を思い出した。
梅雨明け後の1週間は一年で一番暑い期間、明後日は大暑だった、と暦を見て納得する。そんな暑さの真っ最中、3日後にはいわくつきのオリンピックが開幕する。
あちらこちらで陽性だの濃厚接触だのという情報が喧しい。職場の最寄り駅が開会式の会場最寄り駅である夫は、2回目のワクチン接種が終わっているものの戦々恐々。
バブル方式なんぞも名前だけなのだろうなと暗澹たる気分になる。
さて、そんな中、我が家の体重計兼体組成計がかなり草臥れた様相を呈してきたので、家電量販店で新しいものを購入した。
今まで使っていた両手でバーを持つようなタイプのものは、今は殆ど製造していないようで（あるにはあるけれど、なにやらとんでもなく本格的で高価である。）、すっかり薄く小さくなって、最初に登録すればただ乗るだけいいんです、というものが主流だそうだ。
お値段も当初買ったものの半額くらいになっているのに、精度はぐっとアップしている。技術は日進月歩、本当にその進歩たるや凄いものである。
家族5人まで登録出来て、50グラム単位まで測れるという新しいもの、電池を入れたらまずは年月日の日付から設定して、自分の生年月日、身長、性別をチョチョイと登録して、あとは乗るだけ。次回からは、乗った人が誰なのかを自動的に認識して、体重等の前回との比較を出してくれる。
これまでのものでは、カラダ年齢が28歳から33歳の間をいったりきたりしていた。最近ではさすがに20代は表示されなくなり、30代前半が表示されていた。それでも実年齢マイナス27，8歳という嬉しい数値。
夫は鼻で笑って、「そんないい加減なもの、自分は信用しない。」とバカにしていたのだけれど・・・。
今回新しいものに乗ってちょっとガックリ来た。実年齢マイナス15歳の表示だ。一気に一回り以上老けてしまったことになる。基礎代謝も筋肉量も骨量も標準より少ない。内臓脂肪は普通レベルだという。
一方、今までのものにはほぼ乗らなかった（私に比べてあまり若く表示されなかったせいか、乗りたくなかった？）夫にも登録後に乗ってもらったら、基礎代謝も筋肉量も骨量も多めで、私と同じように実年齢マイナス15歳だった。今回は満足した様子で、「ほら、普通体形だ、メタボではないからね！」と宣う。
さらにあと3人分設定できるのだが、コロナ禍の運動不足と食事量の増加のせいで、1年で10キロ近く体重が増えたという息子は、現在糖質ダイエット中だそうな。
大好きな牛乳も止めて豆乳にしているらしい。帰省したら早速登録してカラダ年齢が幾つと出るか、測定してあげようではないか。
まあ、抗がん剤治療中の私は、下手にダイエット等してこれ以上代謝や筋肉量、骨量を減らしたらとんでもないことになる。脂肪もまあそれなりに蓄えておかなければ、食欲不振の副作用が酷く出て乗り切れなくなるかもしれない。
これからも欠食おばさんよろしく、この猛暑に負けず夏バテしないようにしっかりバランスよい食事を続けよう、と改めて思う体重計・体組成計購入の夜である。
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