ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.9.11フェスゴ9回目7日後のこと 母の補聴器問題で夫の誕生日はどこへ・・・

2024-09-11 22:38:06 | 日記

 昨夜もブログアップ後、早めに入浴を済ませ、手足のケアを終え、珍しく日付が変わる前にベッドへ入った。お腹がイマイチなので、どうにも力が入らず、元気がない。
 それでも夜中に腹痛でお手洗いを往復するという事態は免れた。朝、お手洗いに目が覚めた時もお腹は無事だった。まぁ、空っぽなのだろう。

 ちょっと二度寝したら、平日仕様のスマホアラームが鳴り、消して暫しまどろむ。慌ててリビングへ行くと、夫はもう起きて洗面台にいた。夫が出かけるのに邪魔にならないように動線を考えて別行動。夫を送り出して、洗濯機を廻し、BS朝ドラを視てから朝ヨガ。
 地デジで朝ドラを視ながらまずは出来上がった洗濯物を干す。朝から強い日差しだ。ベランダに立つと、クラクラするほど。
 洗濯物を干し上げたところでゆっくり朝食を摂る。とりあえずお腹は大丈夫そうだがなんとなく腹痛が続いている。門前薬局のIさんからLINE。治療後1週間の体調伺いに返信する。

 今日は母とランチの後、補聴器を購入するために、実家最寄り駅前ショッピングモール内の眼鏡店に同行する約束である。
 身支度を済ませる頃には洗濯物があらかた乾き、アメリカ大統領選のテレビ討論会をBGMに取り込んで畳む。ところがそれと同時並行で腹痛が酷くなり、下痢が始まり、お手洗いを往復。うーん、これは途中でもお手洗いに寄りながら行かなければならないかも、と急ぎ母に電話。乗ろうと思っていた電車が間に合わないので、少し遅れるけれど必ず行くのでゆっくり出かけるように伝言。

 果たして最寄り駅で1台遅れたら、JRへの乗り継ぎがとても悪く、出発は10分遅れだったのに到着は20分遅れになってしまった。母は約束したファミレス近くのソファで座っていた。気が利いていて順番待ちのリストに名前を書いたという。だが、行ってみると既に呼ばれてしまった後だったのか、ちょっと待ってから案内される。シニア層の一人客、ご夫婦と思しき客が多く混雑している。

 2人でちょっとずつ色々頼めるランチを選ぶ。配膳はロボットだ。本当に人手不足なのだろう。私は出がけにお腹を壊しているので、冷たいものやデザートは無理。オニオングラタンスープとハーフサイズのパスタとサラダをチョイス。サラダは少しつついて母に横流し。母はハーフサイズのグラタンとコーンスープ(何が好きと言えばコーンスープ!と言う。母がそれほどコーンスープ好きだと知ったのは最近のことだ。)と和風のミニパフェをチョイスしてしっかり完食し、ドリンクバーから運んであげた珈琲・紅茶・ジュースをそれぞれ飲み切っていた。凄い。私は温かい紅茶とカフェラテを少々。

 そのテーブルでサ高住の料金改定承諾書を記入し、見てほしいと言われた健診結果をチェック(貧血のヘモグロビン値は私より若干低めだったけれど、それ以外は私よりずっと健康)してから、支払いを済ませ、お店を後にする。他にも出来れば書いてほしいものがあったらしく、持ってくればよいのに置いてきたと言う。やむなく眼鏡屋さんでの案件が終わったらサ高住に寄ることにする。

 エスカレーターを上がればすぐに眼鏡屋さんだ。先日検査をして頂いたので、名前を言うとカルテがあり、さらに昨日耳鼻咽喉科で行った検査結果も持参したので、担当者は違えど話は早かった。
 色々説明を受け、視聴してから、まずは2か月(最短)レンタルしてから購入するということにした。電池式より充電式の方が手入れが楽なので、購入するのは充電式にしたが、レンタル品は購入予定と同じレベルの充電形式のものがなく、電池式のみ。

 小さな精密機械だから、手先がかなり不器用になっている母がその都度ボタン電池を交換できるのかどうかかなり怪しい。眼鏡すらいまだに慣れないといって外すくらいなので、手入れが面倒臭くて放置されるのが一番問題だ。
 申し訳ないけれど、何回か本人に練習させて頂く。1週間ほどで電池が切れるので、1か月のうちに3回は交換する必要があるのに加え、使わない時にはシリカゲルの入った乾燥容器に保存する必要があるというので、その都度電池を出さなければいけないらしい。

 何とか出来そうだから、大丈夫というが、かなり心配ではある。いずれにせよ電池交換等困ったら店頭に来ればお手伝いします、とのことだったし、泣きつけばサ高住のフロントでもフォローしてくれるだろうが、基本は自分で出来るようにならなければ、である。
 同居していれば何の問題もなくこちらがやってあげられるが、そうもいかない。歳を重ね、色々な能力が落ちているからこそ、助けを借りるための器具を導入するのだけれど、そのために更に新しいことを覚えなければならないというジレンマである。

 レンタル品を用意して頂くのに1週間かかり、支払いは1か月目はその場で支払えるが、2か月目以降は銀行引き落としのみ、となかなか面倒臭い。とはいえ、そういうルールだから従わざるを得ない。当然銀行通帳も届出印も持参していないので、引き落とし申込書類を、来週レンタル品を受け取りに行く時に持参するためにサ高住に戻らなければならなくなった。

 それにしても今どきの補聴器は全く目立たないのでびっくり。自分の廻りに補聴器を使っている人がいないので初めての経験だったけれど、説明やら手続きやらが膨大で、とても母一人では無理だったと思う。2時間ほどかかって、げっそり。
 質問をしたり復唱したりして喉はカラカラ。母の家に行ってもお茶を淹れてもらうのはまた大儀なのでカフェに飛び込む。はああ。まさかこんな長くなるとは、そしてサ高住に行って書類を書くことになるとは。

 今日は夫の誕生日なので、ケーキを買って帰る約束はしていた。が、途中で夫からデザートを買ってしまったので、ケーキは明日食べようとLINEが入る。じゃあ買うのは止めようか、と言うとやはりケーキは欲しいようだったので、夫の好きなロールケーキを1本買ってから母宅へ行く。

 サ高住フロントにファミレスで記入した承諾書を提出し、母宅へ。
 テーブルの上に書類や郵便物が乱雑に重ねられていて、書いてほしいという書類がなかなか出てこない。挙句、自分で書くと言い出す。それならなぜ私が来たのか・・・という話だ。
 ひとまず眼鏡屋さんからの書類を記入し、息子の結婚式の出欠はがきを頑張って書かせ(大安に投函するという。)、ようやく見つかったシルバーパスに名前と電話番号を記入するだけでひと騒動。何故こんなに大変なのかはちゃんと書類整理が出来ないからで、それを直して整理していたらあっという間に1時間近く経ってしまう。

 そもそもランチと眼鏡屋さんで3時間ほどあれば済むだろうと思っていたが、見込みが甘かった。母宅で書類を書き終えた段階で既に5時間が経過。夫より早く帰るためにはもうタクシーに乗るしかない。いずれにせよ、帰宅して一から食事の支度をする余裕はない。最初は夫と駅で合流して外食するつもりだったが、洗濯物もまだ一部外に出ているし、生協の取り込みもある。
 考え直して、一足先に私が帰宅し、片付けられるだけ片付け、夫には帰りに食べたいお弁当を買ってきてもらうことにする。誕生日の人に対して何とも酷い仕打ちである。

 タクシーを呼び、乗り込む迄、マジックアワーの西の空には富士山のシルエットが美しく見えた。あいにく渋滞。いつもなら20分で帰れるのに、30分以上かかった。途中でまたお腹が暴れたらどうしようとドキドキしたけれど、なんとか大丈夫だった。電車を乗り継いで帰るより30分以上早かったし、タッチの差で買い物をしてきた夫より早く到着出来た。えっちらおっちら生協のお届けを取り入れていたら、夫が階段を上がってくる足音が聞こえた。

 急いで着替えて残っていた洗濯物を取り入れて畳む。夫はお弁当は買って来たけれど、味噌汁は作るという。誕生日なのにまたしても気の毒なことである。そんなわけでお弁当の夕食を済ませた。

 お昼に始まった下痢はなんとか落ち着いている。
 眼鏡のように、出来上がったら渡してひとまずおしまい、ではなく、補聴器は出来上がってからも色々段階的に調整していく必要があるという。近いお店でレンタルしたり購入したりするのが絶対必要だろう。
 いくつになっても知らないことが沢山。色々勉強になったけれど、すっかり草臥れた。母も疲れただろうに、私にテーブルの上が汚いだのなんだのお小言を食らって、相当嫌気がさしただろうと思う。とはいえ、実家の断捨離であれほど苦労したのに、ともすればなんでもポイポイ置いてしまうからあれもない、これもないとひっくり返して探し物をする羽目になるのだ。

 気の毒に、とばっちりを食らったのは誕生日の主役の筈の夫である。いやはや、申し訳ない。


コメント
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