ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2016.11.7 幸せ度と健康の相関関係~EOLをアップさせよう!

2016-11-07 21:19:55 | 日記
 日経新聞の医療・健康サイトGoodayで、簡単なクイズがある。今回はホント?ウソ?の二択なのだけれど、いつもはせいぜい五択どまりで、ちょっとした隙間時間に読むのに丁度良く、愛読している。
 今回のクイズは、さもありなん、でもデータで裏づけがあるとより自信を持って言えますよね、と思わせるものであった。以下、転載させて頂く。

※   ※   ※(転載開始)

人生を楽しむほど死亡リスクが下がるってホント?
クイズで学ぶ「“幸せ度”と健康」(2016/11/7 日経Gooday編集部)

「“幸せ度”と健康」に関する問題
【問題】人間の体にとってメンタリティーは非常に大事。人生を楽しんでいるという意識が高い人ほど長生きするというデータがある。これはホント? ウソ?
(1)ホント
(2)ウソ

 正解は、(1)ホント です。

幸福を感じている人ほど長生きする?(©Dmitriy Shironosov-123rf)
 自らアンチエイジングに日々取り組む東海大学医学部教授の川田浩志さんは、「アンチエイジングはまずメンタル改善から」と話します。
 「抗加齢、つまりアンチエイジングのためには、『食事』『運動』『メンタル』の3つが重要です。これまでの指導では、『まず食事の改善から始めましょう』などと話していました。ですが最近は、『まずメンタルありきではないか』と思うようになりました。なぜなら“やる気”がないと、何事も始められないし、続けられないからです」
 例えば、日本人男性を対象にしたある研究で、被験者に「人生を楽しんでいますか?」という質問をしたところ、「人生を楽しんでいる意識が高い人」は、「そうでない人」に比べて脳卒中、心臓病による死亡リスクが半分だったそうです。また、ロンドン大学での実験では、「人生の楽しみ度=Enjoyment of Life:EOL)」と「8年後の身体機能」を比較したところ、EOLが高いと「寝たきりになりにくい」ことが判明したのです。
 さらに、米国で行われた「Twitter」で飛び交う言葉を分析したユニークな研究報告によると、「Happy」や「Ha・ha・ha」といった幸せレベルを高く示すような単語を多くツイートしている人ほど、移動距離が長くて行動半径も広いことがわかったのです。
 「行動量が増加すると、脳、肝臓、膵臓など全身の代謝に影響をもたらすマイオカインというホルモン様物質が筋肉から分泌されて全身に行き渡り、体の循環が良くなります。また、行動範囲が広がると、人間関係が広がり、人脈が生まれ、知り合った誰かからいろいろな知恵を授かることができる。逆に、毎日うつうつとして引きこもってしまうと、体内の循環が滞るために、炎症物質であるサイトカインが生まれ、慢性炎症を引き起こすことが分かっています。これが心臓病、脳卒中、がん、糖尿病、うつ病へとつながるとされているのです」(川田さん)

(転載修了)※    ※    ※

 私自身は、アンチエイジングにとても興味があり、そのためにお金も時間もかけてたゆまぬ努力を続けている、というわけではない。人には年齢相応の美しさがあるものだし、自らの人生においてきちんと年を重ねてきた人は、それが顔に滲み出るものだと考えているからだ。

 そうして出来た皺やシミは、決して恥ずべきものでなく、時を刻んできた証というか勲章としてとても魅力的なものだと感じている。だから皺やらシミやらは無くさなければ、と取り、いたずらにボトックス注射をして若い女性のようにツルツルピカピカ、というのはどうも頂けない。
 もちろん女優さんなり職業的にそうあることが至上命題という方は別だけれど、ごく普通の市井人はそこまでする必要はないのではないか。

 思うに日本ほど女性は若いに限る、おばさんはちょっと・・・などと、年を経るにつれて女性の地位が低下する国はないのではないだろうか。
 とはいえ、一生物として身体が齢相応以上に老化するのも、これはこれで頂けない。ある年齢になれば、どうしても若い頃に比べて活動量が減り、人は足から退化するとも言われる。

 実際、夏に他界した父は、背骨の圧迫骨折で足が不自由になってからはめっきり外出を嫌がるようになり、とんと歩かなくなった。だからますます活動量が減少し、代謝が落ち、悪循環になったのだろうと思う。

 昨日のヨーガクラスで、長期引きこもりで30代になった男性が、自室のドアノブが壊れて部屋の外に出られなくなった時、それを開けることが出来ないほど筋肉量が衰えていたという事例が話題に出た。医師に診てもらうために普通にベッドから降りて、椅子にこしかけるのに3分もかかったそうで、その体力の低下たるや恐ろしいほどだ。

 人生は一度切り。誰のものでもない自分の人生である。願わくばワクワク出来ることを見つけて、それにチャレンジし、幸せを感じられるのだとしたら何よりではないか。
 チャレンジの後には(失敗はなく)成功と大成功しかない、という実業家の言葉も聞いた。一歩踏み出したことによってもたらされるものは、たとえどんなことでなろうと決して失敗ではない、という究極のポジティヴ思考だ。

 いくつになっても失敗を恐れずに、自分が幸せだと感じられることにチャレンジしていきたいと強く思う。明日は今日よりも1日齢をとる。つまり今日という日が今、自分にとって最も若いのだ。だから自分がワクワク出来そうなやりたいことはなるべく明日に回さない。そんなことを積み重ね、気付けばこんなにも心が落ち着き、体調まで良くなるのだから。

 もちろん9年近く再発転移乳がん治療中の患者である私が、「私は健康です。」と言い切るにはちょっと無理がある。けれど、治療を継続していること以外メンタル面では問題を抱えていないし、日々幸福を感じ、それを感謝することも出来ている。
 もしかしたらこの調子でまだまだしぶとく生きていくことが出来るのかもしれない。

 さて、今日は立冬。陽射しは明るいが、さすがに風が冷たくなってきた。コート姿もぐんと増えている。学内の紅葉がより一層美しさを増している。遠く紅葉の名所まで足を伸ばさなくとも、いながらにして充分に錦秋を楽しむことが出来る。なんとも幸せなことである。


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2016.11.6 瞑想ヨーガ指導者養成コース後期7日目、終了後はパーティ!

2016-11-07 00:03:52 | ヨガ
 今日も良いお天気。ぐっすり連続して5時間半ほど眠り、すっきり目覚める。まだ大分早いので、朝風呂で身体を温め、気分上々だ。

 瞑想ヨーガ指導者養成コースの後期7日目。昨日より少し早めにスタジオに到着したが、既に先着の方が数名。今朝もSさんにご挨拶した後、ガネーシャ像へのお祈りから。

 今日も昨日に引き続き、午前・午後ともゲスト講師のスペシャルカリキュラム。Sさんが出席を取った後、「午後、M先生による上級者向けアーサナの実践練習を心配している方がいるようだけれど、出来ても出来なくても気楽に臨んでほしい、流派の違うポーズは出来ないことの発見に繋がるので、とても良い経験になる」とコメントがあった。

 私は端から上級者向けのポーズが出来るようになろうなどと無謀なことは考えておらず、出来なくて当然のスタンスなので、かえって気楽でリラックスしている。今朝は最初からペアワークが出来るようにマットが敷かれている。スタジオ窓側の定位置をキープして、今日もNさんとペアを組む。

 前半は指導者のための研究と実践4。「運動指導法・カウンセリング・パーソナル指導法」と題して、昨日の午後に引き続きゲスト講師K先生の講義だ。運動指導者として、運動が心身に及ぼす影響や注意事項、禁忌事項を学ぶ。コーチとトレーナーの違い、フィットネスの5ポイントについての説明の後、カウンセリングのカルテや免責事項同意書等を用いながら、実際にK先生とSさんの間でカウンセリングのデモンストレーション。
 お二人ともさすがにお上手で、見ていてとても勉強になる。健康面の質問では、薬剤師であるKさんの興味深いコメントも聴くことが出来た。

 休憩後は、ペアになってカウンセリングの実践を行った。自分自身のこととして答えてもよいし、誰か家族を想定して答えてもよいとのこと。ヨガスタジオ入会の時にも簡単なカルテを書いた記憶があるが、こういう意味があったのね、と今更のように納得する。

 後半は個別の指導法で、体系体質別の見立てと特徴、対処法等を均整術の観点から実践する。前期に学んだ頸椎、胸椎、腰椎の並びを思い出しながら、身体の歪みや不調がある臓器がどの部分に対応し、どこをどう刺激すれば症状が改善されるのか、実体験。あまりに速攻で効果が出るので、やればやるほど面白くてたまらない。

 お待ちかねのランチタイムは、今日もNさんとイタリアンカフェへ。2人で2種類のパスタをシェアして午後からのカリキュラムに備えた。

 午後は、前期にも教えて頂いたM先生による指導者のための研究と実践5。「指導者のためのアーサナトレーニング」と称して、自分自身を深めるトレーニング:アーサナ編。参加者皆が武者震いするような上級者向けアーサナのカリキュラムだった。

 M先生の「今からチャレンジングポーズではなく、ただ立つだけの基本姿勢(タダーサナ)を1時間練習することも出来る。難しいと思えるポーズでも、身体が着実に準備出来ているとポーズがピタッとなる感覚になる。ギリギリにチャレンジしつつも安全第一でリラックスしてやってほしい。」とのコメントがあった。また「シンプルで難しくないと思えるようなものほど実は難しい。大きなポーズに向かうより小さな筋肉の動きをキャッチするには誰でも出来るポーズが難しくなる。」などのとても深いお話に頷くことしきり。

 四つん這いの姿勢になってから、ペアワークでアジャストをしていく。人にチェックしてもらうのは本当に沢山の気づきがある。足の高さ、骨盤をまっすぐに、と普段より感覚を研ぎ澄まして、繊細な感覚を持ちながら丁寧に身体を動かしていく。

 これまでそんな身体の動かし方に慣れていない私にはとてもハードルが高いと思っていたのだけれど、思いもよらず、先生からお褒めの言葉を頂き、とても嬉しかった。休憩時間も忘れるほどスタジオ内は皆の熱気でムンムン。ガラスが曇るほどになった。外は風が強く結構寒くなっていたようで、びっくりだった。

 今日も中身の濃い学びが終わった。引き続き、3周年記念のパーティへ。
 昨年の2周年記念パーティ同様、少人数でアットホームな雰囲気の着席スタイルだ。司会の事務局Mさんが開会宣言。まずはS先生のご挨拶、次に均整術の師匠であるK先生が乾杯の音頭。

 ケータリングされたベジタリアン料理が所狭しとテーブルに並び、シェフからメニューのご説明。どれもこれも皆とても美味しそうでワクワクする。前期にご一緒したエステティシャンAさんが抽選で4名にショートエステをしてくださるというサプライズプレゼントがあり、希望者は当然沢山。じゃんけんに参加したが、あえなく敗退。まずはお腹を満たして歓談タイム。
 
 参加された方が手作りされた大きなミックスベリーケーキも披露され、皆から歓声があがる。事務局として活躍されているスーパー秘書Mさんのお誕生日がスタジオのオープンの日だったということで、ろうそくを3本立てて、ハッピーバースデーソングを皆で合唱。Mさんが吹き消して拍手喝采。

 合間には“瞑想を行って人生で変わったこと”をカードにしたためる時間もあり、ヨガの学びに基づいた3人チームになってクイズタイムも。なかなかどうして難しく、IさんとHさんとご一緒したが、正解率は・・・だった。

 そうこうしているうちに最後の瞑想の時間になる。障害を取り除くガネーシャのキールタンを歌う。いつものように、1回目は自分の障害が取り除けることを祈り、2回目は自分の大切な人の障害が取り除けることを祈り、3回目は世界中の障害が取り除けることを祈り、皆で歌う。

 3周年の記念グッズのオリジナル手ぬぐいをSさんから手渡しして頂き、全員で記念撮影をして楽しい会はお開きになった。Sさんに素敵な夜をありがとうございます、とお礼を言ってスタジオを後にした。

 最寄り駅まで夫が迎えに来てくれて、買い物をして帰宅した。
 明日からまた新しい1週間が始まる。来週も出張あり、会議ありであっという間に週末を迎えそうである。

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