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ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2013.1.1 巳の年始めは神様のハシゴ

2013-01-01 21:42:19 | 
 昨日は、寒い中一日出ずっぱりだったこともあり、ホテルに戻って“紅白歌合戦”をつけてはみたものの、入浴後はもううとうと。“ゆく年くる年”も見ずに、除夜の鐘の音も聞かずに全員キューバタンでダウンしてしまった。

 そして今朝。明けて2013年巳の年の始まりだ。初日の出は拝めなかったが、穏やかに澄み切った青空が広がった。良いお正月である。
 今日も2人が起きてくる前に、贅沢に部屋で朝風呂を楽しむ。せっかくだからと2人にも薦めてみたが、夫は足湯どまり。息子はすっかり長湯をしてから朝食会場へ。昨日のバイキング料理に加え、おせち料理とお雑煮、お屠蘇が別テーブルを飾っていた。欲張って和洋2食分を頂き、お腹が重くなる。

 お腹を休ませてからのんびりとホテルを出て、この辺りの氏神様であるという諏訪神社へ初詣に出かけた。お諏訪様は奇しくも巳と縁の深い神様ということで幸先が良い。雪道の中を入っていくと、小さな鳥居の前から長蛇の列。地元の方々に混じってお参りする。3人で並んで二拝二拍手一拝。甘酒をふるまって頂き、息子のために小さな達磨さんを頂く。ここで寒さのためか足の裏が攣ってしまい、痛みで歩けなくなる。お隣りの、100年を超える歴史を持つキリスト教会で一休みさせて頂く。
 素朴な教会内はクリスマスの飾りつけでとても素敵。神様の次はイエス様、何とも有難いお正月である。

 ここ地元の銀座通りは、元旦の午前中だというのに半分以上のお店がオープンしている。何とも大変なことだ。冷やかしながらダッチロールをして歩く。途中、両親に名入れ夫婦箸をお土産に購入した。「おじいちゃんおばあちゃん、いつまでも元気でね」の熨斗を付けて頂いて、息子から渡してもらう予定。

 お茶を飲んで一休みし、タクシーで駅まで戻る。息子のリクエストで、ローカル鉄道に揺られてショートトリップに出かける。目的地である街が舞台になったというアニメのラッピング車両が可愛らしい。

 車窓からの雪を頂いた山々の稜線が本当に美しい。今でも噴火を繰り返す活火山が大迫力で迫る。そして30分ほどして、島崎藤村ゆかりの地へ降り立つ。
 駅を降りてすぐの庭園はあいにく休園ではあったが、自由散策ならOKということで、古城のかつての姿を思い浮かべつつ散策。こちらも寒さが身に沁みるほど風が冷たいが、雪はそれほど残っていない。園内の懐古神社でもお参りをさせて頂けた。ここでも3人揃って二礼二拍手一礼し、お神酒を頂く。その後、樹齢500年という欅の木に生命力を頂き、千曲川旅情の詩碑を見学、見晴らし所からは絶景を楽しんだ。人出もなく、とても静かだ。

 昨夜は年越しそばを食べ損ねた夫は、朝から“そば、そば”と喧しかった。何とか開いているお店を見つけて、遅いお昼のおそばを頂く。クルミ味、大根おろしとそばつゆが三種類。蕎麦湯も頂き、ほっこりと温まった。
 駅前を散策しお土産を買った後、1時間に2本の電車に乗って、またホテル最寄駅まで30分の電車の旅。車窓からは、ちょうど夕焼けに燃える山々が望め、息子も夫も写真を撮るのに忙しい。私は一人で読書タイム。

 さて、元日くらいは物欲にまみれず心静かに過ごすつもりであったが、ホテルでの夕食時間にまだ若干あるということで、またもショッピングモールを一回り。運試しに福袋を1つ買ってホテルに戻ってきた。
今夜はホテルでフレンチのフルコースディナーを完食し、満ち足りつつ早くも眠くなってきている。
 こうして、あっという間に3泊4日の年越し旅行も最後の夜となった。早くも明日には帰京する。
 そして1日挟んだら年末年始の休暇も終了。4日にはまた通院始めである。

 お読み頂いている皆様、明けましておめでとうございます。
 良い新年をお迎えになったことと思います。今年も変わらず“細く長くしぶとく”日々を綴っていきたいと思います。引き続きお付き合い頂ければ嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
コメント (2)
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