お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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プロローグ
<その2>の前に 暫定版
<その2> 埼玉へ
<その3> 群馬へ
<その4> 暗闇の吾妻川沿い
<その5> 吾妻峡~草津
<その6> 無念のUターン
<その7> 雨の北軽井沢

 昨年の自転車海苔の忘年会で、どこからか「直江津集合」という声があがった。直江津って、どこ? え? 新潟ぁ?。冗談でしょ。神奈川県央の私の自宅からは350キロ。走れるワケないっしょ。私にはまったく関係のない、別の世界の話だ。
 
 当時はそう思っていた。
 
 ところが、今年に入ってブルベで200キロ、300キロ、そして400キロを何とか完走した結果、「350キロかぁ。走れるかも」なんて生意気に思えるようになってきた。ロングライドを繰り返すことにより、350キロという距離が現実的なものとして感じられるようになったのだ。
 
 となると、どういうコースで行くか? これが大問題だ。なるべくなら楽なコースがいいッスよねぇ、やっぱり。といっても、どのコースを通っても1000メートル級の峠を越えなければ日本海にたどり着くことはできない。どの峠にしようかな? 6月2日に走ったブルベ沼津400のケツの痛みを忘れたころから、本格的なルート研究に入った。
 
 ※この地図を見ながら、以下を読んで頂くと分かりやすいかと思います。
 
(1)津久井湖~相模湖~R20~(笹子トンネル~富士見峠~塩尻峠)~R19~R18

 このコースのうち相模湖~豊科までは、青葉200、青葉300、沼津400を合わせると、国母立体(甲府付近)から穴山までを除いて走った経験があり、道の様子も分かる。峠自体はそれほど辛いものではないが、問題は笹子トンネルの突破。ちょっと怖い。このコースは昨年、masa@あぁ、湘南のさんが走っている。北国街道は街灯もなく、信越大橋まで上りみたいだ。辛そうだなぁ。
 
(2)津久井湖~相模湖~R20~(笹子トンネル~富士見峠~塩尻峠)~R19~R148~糸魚川~R8
 このコースは糸魚川ファストランのコースを糸魚川まで行き、R8を(きっと)日本海を見ながら直江津まで行く。問題はやっぱり笹子トンネル。そして地図を見るとトンネルだらけのR148。緊張を強いられそうだ。
 
(3)津久井湖~相模湖~R20~R141~清里~野辺山~上田~R18

 R20を須坂からR141へ入り、JRの駅で最高標高にある野辺山駅(野辺山峠は標高1375メートル)を越えるコース。問題は野辺山峠だが、清里へスキーに行くたびに密かに「この道走ってみたいなぁ」と常々思っていた道でもある。下ったら気持ち良さそうって意味だが・・・。
 
 (1)(3)に共通するのは、峠を越えると、黒姫手前の飯綱付近で上りがあるほかは、ほとんどが下りとなっている。
 
 次にR20を使わないルートとして、埼玉~群馬回りがある。このあたりは土地勘がないので考えもしなかったのだが、実はSSTさんのエントリーでこっちからも行けるんだと知った。
 
 (4)境川CR~R16~八王子~R407~東松山~R254~高崎~R18~軽井沢~上田~長野~R18
 
 軽井沢手前の碓氷峠は標高960メートル。ここを越えれば後は下り基調。これまで検討したなかで峠の標高が一番低い。もしかして楽なのかな?
 
 (5)境川CR~R16~八王子~R407~東松山~R254~高崎~R18~軽井沢~R146~羽根尾~大津~草津~R292~渋峠~志賀高原~妙高高原~R18
 
 軽井沢から地図の北の方を眺めると、おぉ! 渋峠だ。国道最高標高2172メートルの峠で、草津から途中の白根までは「ツール・ド・草津」のコースにもなっている。軽井沢から渋峠なんてのもいいかもしれないとアルプスラボで調べてみると、中軽井沢から450メートルほど上った後、700メートルほど下るらしい。碓氷峠を登った貯金をはき出して、350メートルほどの借金をつくる。こりゃ困る。
 
 (6)境川CR~R16~八王子~R407~東松山~R254~高崎~渋川~R353~R145~大津~草津~R292~渋峠~志賀高原~妙高高原~R18
 
 軽井沢を経由せず、高崎から渋川まで行って吾妻線沿いのR353~R145を行くと、効率的に緩やかに上っていくことになる。渋峠へ向けて足を残すには最適のコースで、途中からは昨年、yuzitoさんが走ったルートをトレースすることになる。
 


 さて、どのコースにしようか?
 
 ブルベ長野600では標高2127メートルの麦草峠を越えなきゃならないし、その試走として渋峠に挑戦してもいいかなと心は決まりかけていた。yuzitoさんのエントリーを見ていると、景色も良さそうだ。
 

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 ところが、7月16日に新潟中越沖地震が発生した。新潟県柏崎市を中心に、死者を含め大きな被害が出ている。これはもう直江津ツーリングどころの話ではない。被害に遭われた方々の1日も早い復興を祈るのみである。
 
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 地震前に告知された8月末の「直江津集合!」のオフ会(地震災害のため、現在は企画保留中)には、どうしても調整がつかず参加できない。でも、直江津までは走ってみたいと、偶然とれた今週末の3連休を使って走る予定にしていた。その矢先に突然起きた地震だった。

 被災後1週間も経過していないことで日本海まで走ることは見送ったが、自分なりのキューシートを作るなどいろいろ準備したことだし、途中の渋峠までは行ってみることにした。距離的にはどうしてもナイトランをせざるを得ないので、今週末を逃すと夏の間にそこまでの時間をとれるチャンスはもうなさそうだ。それにここを上ればあとはほぼ下るだけなので、気分的には日本海まで行ったも同然となる。
 
 ということで、(6)のコースで目的地は渋峠とし、雨予報にもかかわらずお昼ごろには晴れた21日(土)の午後3時前に、境川とR246が交差する大和橋をスタートした。予定では夜明けごろに渋峠へ向けて登坂することになっているが、果たして・・・。

「<その2>の前に」に続きます。
 
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<その1・プロローグ>より続きます。

 もう帰還してます。すでにビールの人ッス。



ここまでは順調だったんですけどねぇ・・・。

<その2>へ続きます。

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