お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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<その3>より続きます。

 PC3を出発すると、すぐに吾妻川。吾妻橋でそれを渡り、その先の鮎沢交差点を左折しR353へと入る。


午後11時13分、鮎沢交差点。ここからR353で草津へ

 「草津」がついに出てきた。ちょっと感動。
 
 ここまでのナイトランは、街灯もあり周辺から漏れる光もあったので、楽に走って来れた。
 
 しかし、R353に入ってしばらくすると道は真っ暗になってきた。街灯はないし、曇っているので月明かりもない。見えるのはEL520×2灯に照らし出される路肩の白線とセンターラインだけ。20メートル先は黒いベールが降りていて何があるか分からない。
 
 ときおり車が抜いていく。ぼうっと明るくなって、しばらくすると目の前が急に明るくなる。しかし、それもつかの間。車がパッシングしながらセンターラインを大きく越えて抜き去っていくと、照らし出されていた前途に、まぶたを閉じるかのような黒いベールが降りてくる。一瞬、真っ暗になる恐怖感を覚えるが、かろうじてEL520のライトの薄明かりは残ってくれている。
 
 道のそばには吾妻川が流れている。ざーざーという音が途絶えることなく聞こえてくる。昼間走ったらきっと気持ちのいい道だろう。上り基調ではあるが、傾斜は緩やか。そして上ったら必ず下りもある。ほんとに上っているのかと思うような道のりだった。


午後11時32分、道の駅おのこ

 ぼんやりと彼方に明かりが見えてくると町がある。私にとって、その光は希望の光だ。先が見えるぞ。

 光を求めて走る旅は続く。
 
 途中にあった道の駅「おのこ」はうすぼんやりとした光の中にあった。手打ちそばが人気のようだが、開いているのは当然ながらトイレだけだ。暗いなかじゃゆっくり休むこともできない。早々に退散した。


午後11時45分、小野上温泉への分岐

 民家もこの時間では明かりを消して寝静まっている。そんな暗闇のなかで出会ったでっかい看板。強烈な光が当たっていた。ふう~とひと息ついて止まってみたが、虫だらけ。ここも長居はできない。
 
 R353は中之条付近でR145と分岐する。
 
 顔に雨粒を少しだけ感じるようになった。最初は汗かと思ったが、路面は濡れていた。いつ頃から濡れていたのか暗くて分からなかった。気が付くと、「あれ、濡れてる」という感じだった。
 
 雨がこれ以上強くなったら・・・。しかし、そのうち顔にあたる冷たいものも感じなくなってきた。路面は相変わらず濡れているが、雨はとりあえずは上がってくれたようだ。

※第4PC セブンイレブン群馬吾妻原町店
  午前0時17分
  181.88km
  av25.5km/h
  走行時間 7時間6分29秒
  グロス  9時間34分

  
 いくつかあった光のなかで、特に明るかったのが、ここ群馬原町駅周辺。吾妻川沿いに入ってからの道中で一番でっかい町だ(たぶん)。心底ホッとして第4PCへと吸い込まれていった。
 
 ここで本日のメーンディッシュのカップヌードルほか飲料など補給。541円也。ちょっと駐車場に座ってまったりした時を過ごす。

<その5>へ続きます。

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コメント(2|Trackback()



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コメント
 
 
 
やっぱり走ってる! (おいちゃん)
2007-07-27 21:33:23
自分の走った道が出てきたのでうれしくなっちゃいました。
それにしてもここを一人で走ったんですか!
(8月には自分も走るのだろうか・・・)
 
 
 
ひとりで走りました・・・ (境川のmasa)
2007-07-27 23:34:39
>おいちゃんさん
ここを夜、一緒に走ってくれる人がいるとは思えません(笑)。ここに比べたら道志みちなんて明るすぎッスよね。

で、8月においちゃんさんはここから渋峠で決まりッスね。
 
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