お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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<その2>から続きます
ルートマップ(PDFファイルです。拡大表示ができます)

 久那土駅で補給を済ませ本栖みちへと向かうのだが、その前に照坂峠をまず越えなくてはならない。県道404(古関割子線)の緩やかな坂を登り始める。照坂峠は約411メートル。約4キロ弱で約160メートルほど登ることになるので勾配は約4%。まだ余裕はあるな。


ほぼ直線的に坂は続く

 いよいよ山の中へと入って行く。人家もだんだんと少なくなっていく。ところどころに「産廃反対」の立て看板。それをあざ笑うかのようにトラックが、時折ぶおんと坂を上っていく。それ以外は静かそのもの。天気もいい。のんびり登って行こう。

 それほど苦しむこともなく照坂峠に到着。すると小さなトンネル。車も対向できないような狭さだった。


照坂トンネル

 急いで通り抜けると


反木川というらしい

 こんなホッとする風景に出会う。山の中にぽっかりとあいた空間の村。のどかです。

 ここを過ぎると下り坂。そして


左へ曲がれば本栖みち


 という標識。いよいよ本栖みち。

 実は左折した途端、通行止めの看板。迂回路があったのでそっちへ行ったのだが、これが激坂。はるかに下にある道を「どこが通行止めなんだよ」と思いながら、目の前の坂を上って行く。ま、これも古関トンネルを避けるためだから仕方ないのだが。

 ようやくR300の本栖みちに出る。帰宅後に調べると、ここから本栖湖まで6.5キロを500メートル登ることになっていた。勾配は7.7%・・・。事前に知らなくて良かった。



たまらず休憩した地点。後方は南アルプス


 ボトルは2本必要ということを痛感した。実は、本栖みちへの交差点付近で自販機を探したがなかった。その時点でボトルの水分は半分ぐらいしかなかった。久那土駅で補給したきりだった。無理してもペットボトルをもう1本、サドルバックに入れるべきだった。

 残り少ない水分をちびりちびりとやりながら、登っていく。

 腰に痛みが走るようになってきた。ヒップバックにはそれほど重いものは入れてないはずだが・・・。我慢できなくなって、坂道では最初の休憩。眼下に南アルプスを見ながらひと息入れる。なにげなく上を見上げると、頭上にガードレール。「うわっ! きたか・・・」。つづら折りの始まりだった。



凹む風景。中腹とその上にも白いものが見える


 時速は10キロ前後に落ちる。ふらつきながらもペダルを回して登り続ける。

 しかし、つづら折りのところはそれほど急ではない。激坂もそれほどない。蓑毛から先のヤビツという感じか。

 なんとここまでローギアを使っていないことに気が付いた。2速か3速で登れている。よし、今日は足をついてもいいから、ローギアだけは使わないようにしよう。



弾む風景。桜だよ!


 このあたりは今が桜満開の季節。この時期に来てラッキー。甲府戦さまさまだ。

 途中に展望台があったので、そこでも休憩。南アルプスの眺望を楽しむ。標高は850メートルと表示されていた。もう少しだ。



遙かに見える南アルプス。中之倉の展望台にて

 亀の歩みでも登っていればいつかは着く。久那土駅から2時間16分後の午前9時43分ごろ、中之倉トンネル前に出た。トンネルは真ん中あたりから先が工事中で片側通行となっていた。交通整理のおじさんは危ないと感じたのか、自転車だけ先に行かせてくれた。

 さあ、これで最大の難関の峠とトンネルをクリアしたぞ! 後は下るだけだ(かな?)。



中之倉トンネルの本栖湖側


 トンネルを出ると、そこは絶景だった!


本栖湖と富士山(携帯のカメラで、逆光でもあったのでうまく写ってませんが、富士山もくっきり見えて素晴らしい景色でした)


 ※<その4>に続きます。

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