遊びの達人

MTB、フライフィッシング、写真等外遊び大好き。オーディオ、鉄道、クルマ、海外出張や旅行の話も。大の麺食い。

最後のポール集電

2006-07-24 | Weblog
今回は、久しぶりに「鉄っちゃん」もののネタ。 これは、'78 2月初めに里帰りした際に撮影したもの。 同類の方なら、「あれっ! これは」と思うはず。 そう、「ポール集電式」の電車である。 都電、いや東京市電、のころからずっと使われて来た集電方式で、この京福電鉄比叡山線(通称エイデン)では、日本で最後のポール集電と言われていたらしい。 実際、この数年後にはなくなってしまった。 ポール集電は、パンタグラフ式と違って、運転手(もしくは車掌)が、終点に到着するとポールから下がっているヒモを引っ張って反対側(電車の後ろ側)へポールを持って行くという作業をしていた。 面倒な話だが、これが常識だった。 今こんなことをやってはいられないだろうな。 ポール集電は無くなってしまったが、それでもエイデンとランデン(同社嵐山線、特に単線の北野線)は、ノスタルジックな気持にさせてくれる数少ない路線である。 同じ理由で、江の電も大好き。 一両、二両という短い編成には、どうも惹かれるようだ。 今回の豪雨で脱線した島根の「一畑電車」も可愛そうな目に合っているようだ。 あれを、もとにもどすだけでも大変な費用がかかるだろう、ローカル鉄道には負担が大きいと思う。 でも、頑張って残ってもらいたいものである。 引退して、金と時間があったら、全国乗り歩いてみたい。 そうそう、この電車、線路幅は日本で言う「広軌」(1435ミリ)なのである。 つまり、新幹線と同じ。