いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

新しい街でもぶどう記録;第335週

2021年04月10日 19時24分23秒 | 草花野菜

▲ 今週のみけちゃん
▼ 新しい街でもぶどう記録;第335週 

■ 今週の武相境斜面

■ 今週のメタセコイア

■ 今週の草木花実

■ 今週の他人

他人パスタ。 たらこパスタに鮭。

■ 今週の昭和の成仏のために

買い物に行くと、スペースアポロなるものがあった。初めて見た。復刻ものらしい。



フジパンweb site

買った。

スポンジケーキにミルク風味クリームをしぼりざらめをサンドしました。
フジパンのグループ会社「ナガイパン」が昭和50年頃に製造・販売していた洋菓子の「アポロ」を再現した商品です。ナガイパンの地元、広島市内でも「ネットにも出てこない謎のパン」としてSNS上で話題になりました。幻のパンの発売を望むお客様の声から、2020年10月~11月末に期間限定発売をしたところ、大変な反響をいただき、再発売を望む多くのお客様の声にお応えする形で、2021年3月に再発売が決定しました。web site

結晶砂糖が口の中でじゃりじゃり。クリームといいこのじゃりじゃり砂糖といい、昭和でした。

■ 今週の借りた本、買った本

ケネス・ポメランツの『大分岐』を横浜市立図書館から借り、速水融の『歴史のなかの江戸時代』(復刻版)を買った。

ケネス・ポメランツの『大分岐』はイギリスで産業革命が起きるまでは、中国(長江域)と似たような経済発展をしていたのだ、ということを示す本(らしい)。

産業革命前のアダム・スミスの時代はアダム・スミス自身がチャイナの方が経済的に豊かであると書いている。

先日はアリギの『北京のアダ・スミス』を読んだ。ポメランツの次はフランクの『リオリエント』を読む予定。これらの3冊は、もうひと昔まえの本だ。 読んでなかったの読むことにした。

さて、これら三者に共通なのは、「勤勉革命」"理論"の影響。 「勤勉革命」について、杉原薫(wiki)を最近、おいらは認識。「勤勉革命」といえば、創始者は速水融(wiki)。知っていたが、1冊も読んだことがなかった。まずは、速水融の本を1冊読もう、さらには初期の本を読もうとした。ところで、「勤勉革命」 industrious revolution の概念、用語の学術的初出は1986年らしい(上記wiki)。昭和末期、中曽根・自民党300議席の年だ。

初期の本として『歴史のなかの江戸時代』東洋経済新報社、1977、を知る。さらには、初出は雑誌「諸君!」とのこと。つまりは、マルクス主義歴史学への解毒剤的役割を担っていたのだろう。ネットで探すと、復刻版だった。藤原書店。この本も2011年なので、ひと昔前だ。この本が復刻された経緯はネットにある;『機』2011年3月号:「勤勉革命」による江戸時代 速水 融 藤原書店なので、この本をつくったのは藤原良雄。藤原良雄は一貫して、脱・守旧的マルクス主義の本をつくっていると思える。藤原良雄自伝⇒https://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?p=514

▼ 1985年の藤原良雄


積ん読本をひっぱり出した。

速水融が「勤勉革命」 industrious revolution を発表した時代、そんなことは知らないおいらは、こんな本を買っていた。この4冊をつくったのは、藤原良雄。なお、上記のアリギの『北京のアダ・スミス』は作品社という出版社からでている。画像に見える『アフター・マルクス』(1985年)にはアリギが紹介されている。おいらは、最近知った。この当時、アリギの翻訳はない。

■ 今週の訃報;ろくでなしの家に「嫁」いだ男

 Google[フィリップ殿下 死去]

今週借りた本に書いてあった;

1670年代にヴァージニアのタバコ地帯で働いていた男性労働者なら、自分の稼ぎのうち、自分自身や雇主の取り分よりも、国王に採られる分の方が大きかった

ケネス・ポメランツの『大分岐』

ここでは、「男性労働者」のことが記述されているが、奴隷を雇っていた農園主も納税したのであり、その税は英国王室に入ったということらしい。 ろくでなしだよな、英国王室。

*フィリップ殿下って来日した時、飛行機のタラップで転んだと、おいらは記憶している。今、ネットで検索したが、見つからなかった、記憶違いか。

 

 

 

 



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