いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

新しい街でもぶどう記録;第84週

2016年06月04日 20時01分34秒 | 草花野菜

■ 今週の看猫

■ 今週のよその猫

■ 今週の武相斜面

■ 今週の鳥さん@栄光ある恐竜さまの直系御子孫

■ 今週の「生まれて初めてみた」

 

生まれて初めて『三田評論』をみた。ある待合室でだ。手にとって開けてみた。渡邊 満子という人が自著、『祖父 大平正芳』について書いていた。 愚ブログに現れたる大平正芳

「右傾化傾向にある現在の政界には、祖父の目指した”穏健な保守政治”、宏池会的政治への待望論があるが...」

とあった。 あるのか!? そんな待望論。 

「現在の政界の右傾化傾向」というはデマだろう。 この前の「安保法案」は日米関係を維持するための修正に過ぎない。安倍ちゃんは、所詮、吉田ドクトリンが死なないように時代と状況に合わせて調整する、”穏健な保守政治”に他ならない。日本の対米従属状態を清算しようなどとは言っていない。

<江戸しぐさとしての「日米同盟」>

現在の安倍ちゃんが”穏健な保守政治”を逸脱しようとする危険な政治家であるという認識をもつ人はいるのだろう。そして、その「”穏健な保守政治”を逸脱しようとする危険な政治家」であったのが、実は、大平正芳さんであったと、最近おいらは気づいた。

日米同盟。 現在、日本外交、ひいては日本政治、そして現在の日本社会の一番重要な条件は「日米同盟」である、と多くの日本人は思っているだろう。これは戦後一貫して続いたものだとも多くの日本人は思っているだろう。

しかしながら、「日米同盟」なんて言葉は、池田勇人の時代や佐藤栄作の時代、そして福田赳夫の時代にもなかったのだ。もちろん、吉田茂の時代には、当然、ない。

昔からあって、ずっと続いていると思われてるが実は昨日、一昨日つくった伝統を「江戸しぐさ」というが、「日米同盟」こそ「江戸しぐさ」である。

1980年まじかの1970年代後半にいたるまで、日本が米国と「同盟」して世界と対峙するなどとは、「右傾化」として忌避されてきたのだ。

そして、その「日米同盟」という言葉を日本政府の正式文書に使ったのは、おいらが現在調べる限り、どうやら大平正芳内閣らしい。

(もっとも、今の若い人にとって大平内閣時代なんてのは十分「江戸時代」なので、「日米同盟」なる名称は相当伝統ある言葉になるのだろうか? おじさん、年を取ったょ。)

中曽根康弘ではなく、大平正芳は米国大統領に、「日本は四杯の航空母艦です、御利用下さい」と言ったと、おいらは、何かで読んだ記憶がある。出典を探したい。中曽根康弘の不沈空母発言はこの大平の話の後の話なのだ。

なんだ、大平正芳さんって安倍ちゃんだったのだ。

つまりは、日米の同盟化や海外での米軍支援の安保法案も吉田ドクトリン(日本が主権を放棄して米軍の補完勢力として米国に従属して、自らの安全を得る戦略)が死なないように時代と状況に合わせて調整する戦後日本が一貫して行っている政策なのだ。 しかも、安倍ちゃんはアベノミクスの経済第一主義だからね。吉田ドクトリンの嫡子だろう。 したがって、「現在の政界の右傾化傾向」というはデマである。

もっとも、われらが安倍ちゃんは坊ちゃん育ちだが、大平正芳さんは、村山内閣・日本政府が云うところの「侵略と植民地支配」に励み、さらには、ヤクの売人だったらしい。

    
虫も殺さぬ     日帝侵略者
坊ちゃん

■ 今週の悪女食い; 誰もが批判するあなたを 放っておけなかった理由

 

小保方晴子さんは永田洋子(ながたひろこ wiki)を知らないだろう。 そして、小保方晴子さんは悪女に助け舟を出す素振りで「営業する」老婆と邂逅したのだ。 おいらは、四カ月前、こう云った;

不貞淫乱老女(しかも、日帝侵略庶民たる瀬戸内寂聴 は、憲法九条などより、ベッキー叩きに関心を持つべきだし、かばってやれよ!といいつのりたくなる。 (愚記事

果たして、今度、彼女が「助けた」のは、ベッキーではなく、オボちゃんだった。

小保方さん、 あなたは必ず甦ります  小保方晴子× 瀬戸内寂聴

瀬戸内寂聴 誰もが批判するあなたを 放っておけなかった理由 〈緊急インタビュー 連合赤軍リンチ殺人事件から 40年、永田洋子死刑囚 病死の報に思う

連合赤軍による大量リンチ殺人事件の主犯として死刑が確定し、東京拘置所に収容されていた永田洋子死刑囚。2月6日夜の病死の報に接した際、作家・瀬戸内寂聴さんは「ホッとした」そうです。往復書簡を交わし続け、面会もしてきました。そんな瀬戸内さんだからこそ語れる、“残虐非道な殺人犯”という顔とは別の一面を、語り明かしていただきました。日本の現代史において最も特異な時期のひとつであるあの時代をめぐる、貴重な証言です

永田さんと交流する直接のきっかけは、82年の一審判決の直後、新聞に載った私の談話を読んだ出版社の編集者から、彼女が拘置所内で事件について書いた著書『十六の墓標(下)』の序文を依頼されたことでした。

   

まとめ: 瀬戸内寂聴は、悪女の自伝を出版して営業する業界の宣伝尼僧。方法論は、悪人正機。 つまりは、悪女を食って延命する妖怪なのだ。 恐るべし、寂聴

でも、尼僧の顧客の典型は、浮気された愚痴、苦悩をもつ女。そういう顧客層をも配慮して、やはり、ベッキーを助けられないのだろう(???)。

■ 今週の資本の文明化作用


三菱マテリアル 日中戦争時に日本に強制連行され、過酷な労働を強いられた中国人元労働者3人と三菱マテリアル(旧三菱鉱業)が和解文書に調印した。[google]

このニュースを受けて2日の文化放送の番組で孫崎享さんは、「なぜ和解したのか、よくわかりません」とコメントしていた。 事情は簡単だ。三菱マテリアルはグローバルに活動しようとしている。米国も中国も大切なお客さまだ。だから、和解したのだ。まずは、元米軍捕虜との和解だ(愚記事今週、元米兵捕虜と三菱マテリアルが和解したというニュースがあった。 このニュースをみて、中国の方はどうするんだろう?と疑問に思った。) 孫崎享がわからなかった理由は、日中国交回復時の戦争賠償放棄問題だ。中共政府は日本に賠償を請求しないことにした。日本政府はこれを根拠に今に至っている。ただし、民間の問題がある。中共政府は民間の請求については放棄すべきものとしているわけではなく、曖昧にしているらしい。今回の三菱マテリアルの判断は民間請求には民間として応じるということだ。

孫崎享は、びびっているのだろう。 中国のある民間人が中国を侵略し植民地支配した孫崎享[@「侵略と植民地支配」の張本人@子供] の身柄引き渡しを要求しないかって(???)。

■ 今週の非情な男; 11歳の少女の夢を踏みにじる

Q. あなたが金の魚を捕まえて、3つ願いを叶えてもらえるとしたら、どんなお願いをしますか?(金の魚を助けたお礼に何でも願いを叶えてくれるというロシア民話になぞらえて) ──アンジェラ・ソロメニコワさん(小学生/ペルミ在住) 

A. アンジェラちゃんは11歳だね? いいかい、おとぎ話を信じて期待したりしちゃいけないよ。すべては自分の手でつかむものだ。夢みたいな出来事を待っていないで、汗をかいて働きなさい。

プーチンは“対話の天才”だった! ロシア国民との「一問一答」傑作選、より。

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