●るかすら師匠の記事;ポスドク問題を議論しているブログ(現在リンク先削除)で、ポスドク問題を語っているサイトのリンクの特集。果てることのないループ議論の、おなじみのサイトたち。
さて、この春らしいのだが、あの「竹槍」北澤センセ(JST)が、高齢ポスドクに「失せろ!」と御神託。
半年前に国家の「選良」(!!!)である国会議員の蓮舫センセに、仕分け作業で、「失せろ!」(聞かれたことに答えてください!)となじられた北澤センセは、今度は高齢ポスドクに言ったのだ; 「失せろ!」(Get out!)と。 抑圧委譲の理論の典型的事例!?。
迷いを棄てて、決断を求めた。 (⇒消えたポスドクの残したものは... )
●きれいな若いこにはどんどん来てほしい! でも、25過ぎたら消えてほしい! ―キャバクラ店長
優秀な若い子にはどんどん来てほしい! でも、35過ぎたら消えてほしい! ―大規模ラボ運営教授
の世界である。
●でも、大学院生はみんな自信満々だという状況らしい(出典; いつの時代も愚かで世間知らずな若者は食い物にされる )
▼「高齢ポスドクよ、 消えてくれ!」
出典: ・ポスドクへの苦言 ―迷いを棄て決断―
■それで幸せ!
by 竹槍@北澤
▼安定性志向はポスドクには不向きであることは確かではあるが、ポスドクが熱望するパーマネントポジションこそ、なんにもしなくてもなんのおとがめもなく高給がもらえる超安定の世界なのである。
この落差は異常である。 超安定(パーマネント)のための、超過当競争(ポスドク)。
脅され勤勉なポスドク=不安定、パーマネントならdead woodなおっさん・おばはんでも=安定、という不条理こそ、このループのαであり、ωである。
安易な研究者志願者を減らすには、パーマネントグループがまぬけでとんまでもOK!という現状を変えるのが一番。
理想としては、溌剌として、かつ厳しい研究活動を行うパーマネントグループを見て、1)あんなこととても自分にはできないから、近寄らない、2)あういう厳しいことにぜひ挑戦してみたい、という若者ができればいい。
■現在、「高齢ポスドクよ、 消えてくれ!」と叫んでいるのは、40代、50代のパーマネントの大学院教員たちである。なぜなら、「若い子」がびびって入院してくれないから。ポスドクどころか学生使って研究するというビジネスモデルが瀕死の重体だ!
●これだけいれば、研究室に入った学生が高齢ポスドクを見かける機会も 増えてくるでしょうね。いくら「研究者になりたいっ!」という情熱を 持っていても、35歳以上になってもポスドクせざるを得ないその姿を 直に見てしまえば、研究への情熱よりも不安が大きくなって進学を断念 してしまうのも当然といえば当然ですね。
高齢ポスドクの背中を見て学生は育つ。
■:蛇足: Google画像から拾った竹槍認識の凡庸な作品、いい作品;
素人、あるいは、無邪気な写真;漫然とした現実把握、あるいは、無プロパガンダ。
玄人、あるいは、ためにする写真;竹槍訓練の本義を表層した人物を切り取り(「捏造」)、あるいは、プロパガンダ的写真。
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北澤センセは、今度は高齢ポスドクに言ったのだ; 「失せろ!」(Get out!)と。
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