日本は現在、超高齢化社会が進行中です。
エンディングノートや終活やお墓や遺産の問題など
様々な「死」についての話題が事欠きません。
ひとつ不思議に思う事は
「楢山節考」という小説や映画が話題に取り上げられないことです。
僕はこの作品を観た時に
ちょうど仏教の本を読んでいたので
老い方や死に方について深く考えさせられました。
単なる悲しい「姥捨て山」の話ではありません。
また本当に姥捨て山があったかどうかの問題ではなく
人間の逃れられない
老いるということや、死ぬということへの心構えを
現代に重ね合わせてみると
精神的に学びがある作品だと思います。
子供の立場の人が50代にもなれば
親御さん方の老後や介護や死の問題が浮上して来ます。
超高齢化社会の問題として
子供が高齢の引きこもりになっていたり
逆縁も増えているようです。
姥捨て山の先入観は止めて
「楢山節考」から
人生や家族の在り方を考えてみてもいいかも知れませんね。
「覚悟」とは悟りに目覚めることです。
覚悟すると運が良くなります。