心理学者のマズロー流に言うと
人間の欲には5段階あり
1・生存の欲求
2・安全の欲求
3・所属の欲求
4・承認の欲求
5・自己実現の欲求
があると言われています。
1~4は欠乏欲求と言われ
満たされても本当の幸福には至らず
5の自己実現という存在欲求の段階において
本当の至福のレベルになります。
心理学や精神世界のことが深く分からないと
なかなかこの理論も理解できないかも知れませんね。
ただ間違ってはいけないことは
現実世界において
人間と生まれて来たからには
1~4の欲求は生きていく上では必要なことです。
欲(我欲・欲望)は生きる原動力になります。
ただお釈迦さんが気づかれたように
欲を満たすと楽しくなりますが
欲に執着すると苦しくなります。
現実世界を生きるということは
苦楽が表裏一体です。
だからこそマズローの欲求説の1~4が欠乏欲求と言われ
満たされても本当の幸せには至らないのです。
20世紀の後半ぐらいから
先進国では物質的に豊かになったおかげで
精神的な豊かさを追い求め
精神的な豊かさが問われるようになって来ました。
その影響もあり
洋の東西を問わず心理学や哲学や宗教やスピリチュアル等が
少しずつ盛んになって来ました。
西洋人は東洋哲学・宗教に活路を見出そうとしているようです。
先進国の精神病の増加はある意味
欲望を煽る社会になっているからですね。
繰り返しますが
欲望は生きる上では悪いものではありませんが
苦楽は表裏一体なので
欲や楽に執着するほどに生きることが苦しくなります。
できることならば
自己実現の欲求にトライしてみてはいかがでしょう。
もう21世紀は普通の人でも
自己実現ができる時代に入っています。