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JGP2014ドイツ大会男子フリー

2014年10月08日 00時06分17秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第6戦ドイツ大会男子フリージャッジスコア)。川原星、大健闘

20 ロマン・サドフスキー(カナダ) SP:59.90(8) FS:132.54(2) 合計:192.44(4)
 「レ・ミゼラブル」♪ トリプルアクセルも、3-3もなしでこの得点。体が柔らかく、ジャンプ着氷時やキャメルスピンで、足がぴんと伸びている。要素と要素の間、ただ滑るにしてもポーズをとるにしても、流れと音がぴったりマッチして、惹きつけるものがある。

21 アンドレイ・ラズキン(ロシア) SP:68.73(1) FS:133.95(1) 合計:202.68(1)
 「エクソジェネシス交響曲」♪ あのジェレミー・アボットのプログラムで有名な曲。トリプルアクセル2本を着氷したが、実は技術点はサドフスキーより低かった。中盤の3連続が2-2-1だったり、スピンやステップのレベルが2から3どまりだったせいか。エッジにしっかり乗ってよく伸びるスケーティングで雄大な表現をして、演技構成点トップ。
 層が厚いロシアの中で、昨季、その前年とJGPは1大会ずつ。この優勝で今季はクロアチア大会にもエントリーが決まった模様。

22 張鶴(He ZHANG)(中国) SP:67.49(2) FS:128.71(4) 合計:196.20(2)
 「アーティスト」♪ 冒頭に目の覚めるような4回転トウループを決め、全体の出来は悪くない。3回転フリップ+3回転トウループで、フリップにエッジのeがつき、トウループが回転不足。ルッツでコンビネーションにできず+REP。この2つが得点にはネックになってしまった。
 4回転が得意なら、SPから4回転を入れられるシニアに早く上がったほうが活躍できるかも

23 川原星 SP:64.91(5) FS:124.59(5) 合計:189.50(5)

 「Asturias」♪ 課題のトリプルアクセルはダウングレードで転倒。しかし決まるジャンプはますますシャープになっている。チェコ大会に比べるとスピンのレベルも上げ、演技構成点を全項目6点台に乗せて、フリーも合計も自己ベスト更新。

24 ヤロスラフ・パニオット(ウクライナ) SP:65.12(4) FS:129.48(3) 合計:194.60(3)
 「アルビノーニのアダージョ」「Palladio」♪ トリプルアクセル2本、3回転フリップ+3回転ループと高得点のジャンプが前半に決まる。逆に後半はコンビネーションなし、ダブルアクセル2本とやや尻すぼみ^^; とはいえフリーも合計も、自己ベスト大幅更新。

25 ショータロー・オオモリ(アメリカ) SP:66.30(3) FS:107.24(8) 合計:173.54(6)
 「シェヘラザード」♪ 最初のフリップがきれいに入ったので、いけるかと思ったんだけど…。次のアクセルがシングルに。後半ルッツ、サルコウが2回転。さらにアクセルがシングル。跳び上がれてるけど回れないパターン 滑走姿勢や所作がきれいで、体形のバランスもよくて見栄えがいいだけに、惜しい。

 結果、優勝はラズキン、2位に張鶴、3位パニオット、4位サドフスキー。5位の川原星は、この調子で全日本ジュニアで表彰台に乗って、世界ジュニアまで行けそうな感じ
 ファイナル進出ポイントは、サドフスキーが1位+4位で24ポイント、張鶴が3位+2位で24ポイントとなった。
 26ポイント以上に達した選手がなく、最終第7戦クロアチア大会で26ポイント以上になる可能性があるのは最大3人なので、ランキング3番手の山本草太は進出決定
 クロアチア大会には、日本大会2位の宇野昌磨が出場予定。2位以上ならファイナル進出だが、3位の場合「イ・ジュンヒョンかラズキンのうち少なくとも1人が5位以下」が条件となる。
 世界ジュニア2014銅メダルのネイサン・チェン(アメリカ)も出場予定。また熱戦になりそう


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