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昔のアルバム出ています

2006年04月04日 15時16分22秒 | CD紹介
 最近香港で、かなり前に発売されたCDの再発売がブームになっているようだ。復刻版ならぬ復黒版と呼ばれる。(刻と黒の発音が同じで、昔のLPレコードの黒にひっかけているらしい。)移籍して去っていった歌手の古い曲のベストを、元の所属会社が出すのはよくあったが、昨今は古い版権を元々持っていたレコード会社から買い上げて発売していると思われる会社もある。
 蘇永康のデビューアルバム「失眠」と2ndアルバム「不要離開我」も、先ごろ再発売された。発売元はNew Century Workshop(HK)、蘇永康のほかに林憶蓮や倫永亮、夏韶聲などの昔のアルバムを再発売している。林憶蓮の「野花」なんて名盤の復活はちょっと嬉しい(^^)
 ちょっと気になるのは、再発売の場合、歌手本人に印税などの収入がちゃんと入るのか?ということ。それと、発売前に歌手の承諾は取っているのか? まあ、一般に版権は歌手本人じゃなくてレコード会社が持ってるから、いちいち承諾は取らないかもしれないが、、、。蘇永康の再発売も、多少は彼の収入になってくれるならいいんだけど。
 写真の李聖傑は香港じゃなくて台湾だが、02年の東方魅力からのデビュー盤よりさらに前の、99年の幻のデビューアルバム再発売。ロックレコード移籍後のヒットを受けて、版権を持っていた会社が出してきたようだ。全体の雰囲気は02年のアルバムに近いかも。曲によってはちょっと“ムード歌謡”っぽくなってしまうが(笑)、大人のポップスで悪くないと思う。なんで99年には売れなかったんだろう? 99年といえばJay周杰倫がデビューした年で、たしか同じ新人発掘番組に出ていたと聞いている。タイプが全然違って、同時期のデビューなら両方が売れてもおかしくないのに~と思うけど、売れる売れないは水物というか、時の運みたいなものがあるんだろう。
 それから、発表当時に聴いてもあまりいいと感じられなかった作品が、後の作品を聴いてから聴くと、よりわかりやすくなっていい印象を持つこともある。「痴心絶對」や「手放開」を聴いた後だからかえっていいのかも。(実をいうと、蘇永康の「不要離開我」もその口で、次の「生命色彩」を聴いた後でよかった。先に聴いていたら好きになれたかどうか微妙^^;)
 李聖傑はこの時期、英語名をPete Leeとしていたようだ。Sam Leeに変えて少し運が向いてきたかな? 香港だと李燦[王/深-シ](王編に深の右側、以前は李燦森だった)と間違われそうだけど^^;
 昔のアルバム再発売は、楽曲が資料としても受け継がれていくような気がするので、悪くないと思う。たとえ動機は「売れたら儲けもの」ってことだったとしても。
Cold Coffee @YesAsia.com

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