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GPスケートアメリカ2013男子フリー

2013年10月20日 10時01分29秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ2013、第1戦スケートアメリカ男子フリージャッジスコア)。
<前半>
アルトゥルール・ガチンスキー(ロシア)・・・曲は「アンナ・カレーニナ」。冒頭の4回転を下り、トリプルアクセル+2回転トウループも決まった。SPよりはかなりいい出来。2回転になったのと、着氷が乱れたのがあったけれど、138.35で合計208.16。
アレクサンデル・マヨロフ(スウェーデン)・・・昨季と同じ「Arcangel」の曲で、衣装も同じフード付。冒頭4回転は転倒したが、すぐ3回転+3回転を決めて立て直し、トリプルアクセルも入る。後半に入ったところで3連続コンビネーションも決まった。観客もよく知っているプログラムで手拍子をたくさんもらっていた。
マックス・アーロン(米)・・・精悍な黒の衣装で「カルメン」。冒頭のジャンプこそ転倒したが、しり上がりによくなって後半にも4回転が入った!脚力使いまくりのステップは疾走感ばりばりで大盛り上がり。162.45、合計238.36。
高橋大輔・・・公式戦初お目見えの「ビートルズメドレー」。冒頭4回転、ステップアウトになったが着氷。トリプルアクセルはちょっとつまった感じで下りた。ステップはさすがの緩急で、後半に3回転+3回転が入って歓声。若干スピンでバランスが崩れかかったりするが、コレオシークエンスの盛り上がりは、シーズン後半の“完成”に期待がふくらむ。159.12、合計236.21。この時点でトップに立てず。
<後半>
小塚崇彦・・・ジャパンオープンで着ていたのとは違う、シックな青みがかったグレーのシャツ。背中と袖の銀ラメが素敵で「ロンド・カプリチオーソ」にぴったり。冒頭、おそらく4回転が2回転に。トリプルアクセル2本は入り、終盤に3回転+3回転も跳んだ。絹糸のようになめらかなステップは健在。153.20、合計230.95。
アダム・リッポン・・・「牧神の午後」でいきなり4回転ルッツに挑戦、転倒して壁にぶつかったが、影響を感じさせない。両手上げ“リッポン”ルッツ2本、軸のしっかりしたスピン、なめらかな動きのステップ。160.98、合計241.24。トップに立ち、メダル確定。
ジェイソン・ブラウン・・・スパイラルの動きから入るダブルアクセルで始まった。トリプルアクセルは1本転倒、1本は立ったがコンビネーションのセカンドは1回転に。後半に3連続やY字バランスからの片手上げ3回転が決まる。キャメル姿勢でブレードを持ち、そのまま立ちあがってアップライト姿勢になるスピンなんて、ほかにできる男子はたぶんいない 147.25、合計231.03。
町田樹・・・昨季と同じ「火の鳥」。いきなり4回転が完璧に決まる 次も4回転だが片手をついてコンビネーションにはできず。トリプルアクセル+3回転トウループ、後半の3連続コンビネーション、ほとんどミスなくプログラムが進み、観客の興奮が伝わってくる。まさに火の鳥が羽ばたいていくステップ。王者の貫録さえ漂う、見事な最終滑走。174.20、合計265.38。技術点が90.84。2位以下に24点差をつけての完全優勝

 1位町田樹、2位アダム・リッポン、3位マックス・アーロン。高橋大輔は2.15差で4位、5位にジェイソン・ブラウン、小塚崇彦が6位。表彰台独占の再現はならなかったが、優勝は今年も日本の選手だったスケートアメリカ男子なのだった。
 夜の地上波放送のあとでまた。

<追記>
 町田樹のSPが、歴代6位に相当する得点だそうで、、、昨季、羽生結弦が2大会続けて90点台を出したものだから、なんかたいしたことないように思ってしまったけど、とんでもなかった
 そして総合得点が、これまた日本男子歴代2位に相当とは! マジでソチ五輪出場のみならず、上位を狙える選手になりつつあるかも・・・

 そして地上波放送は、最終的に3位になったマックス・アーロンの演技を流さなかった。もうスポーツの放送だと思わないほうがいい?!


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