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2021/22シーズン国際大会派遣基準(ジュニア)

2021年07月18日 20時29分52秒 | スポーツ

 2021-2022シーズンフィギュアスケート国際競技会派遣選手選考基準、続いてジュニアをチェックする。

***
4. 世界ジュニアフィギュアスケート選手権大会
 (男子シングル 3 枠・女子シングル 2 枠・ペア 1 枠・アイスダンス 1 枠)
※ 選考選手の最終決定は、全日本選手権大会時に開催される選考委員会にて決定される。
(1)男子シングル
①全日本ジュニア選手権大会優勝者を選考する。
 ②ジュニア対象年齢で派遣希望のある選手の中で、以下のいずれかを満たす者から総
 合的に判断して、①で選考された選手を含め3名に達するまで選考する。
A) 全日本ジュニア選手権大会2位、3位の選手
B) ISU ジュニアグランプリファイナル出場者
C) 全日本選手権大会参加者のうち上位3名
D) ISU ジュニアグランプリシリーズの 1 位 2 位
E) 全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンベストスコア上位3名
F) 全日本選手権までに強化部が派遣した国際競技会、および強化部が指定した国内競技会*2 における
シーズンベストテクニカルスコア*3上位 2 名
(2) 女子シングル
 ①全日本ジュニア選手権大会優勝者を選考する。
 ②ジュニア対象年齢で派遣希望のある選手の中で、以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して、①で
選考された選手を含め 2 名に達するまで選考する。
A) 全日本ジュニア選手権大会2位、3位の選手
B) ISU ジュニアグランプリファイナル出場者
C) 全日本選手権大会参加者のうち上位3名
D) ISU ジュニアグランプリシリーズの 1 位 2 位
E) 全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンベストスコア上位3名
F) 全日本選手権までに強化部が派遣した国際競技会、および強化部が指定した国内競技会*2 における
シーズンベストテクニカルスコア*3上位 2 名 

※ 当該選考項目におけるベストスコア・ベストテクニカルスコアの定義(以下2つの中で、高い方を考慮)
・ジュニア競技会におけるベストスコア
・シニア競技会におけるベストスコアから、コレオグラフィックシークエンスの基礎点を差し引いたスコア
***
 全日本ジュニア優勝で決定するのは男女とも同じで例年通り。全日本選手権には、原則として出場しなければならない。
 男子の2枠目・3枠目と女子の2枠目は、全日本ジュニア表彰台のほか、ジュニアグランプリファイナルに進出できた選手が有利になる。しかしC)全日本選手権大会参加者のうち上位3名の項目もあるので、全日本ジュニア6位以内で全日本出場すればチャンスはある。
 逆にジュニアグランプリシリーズで好成績、ファイナルに出ていても、全日本ジュニアで7位以下だった場合は厳しい。ただシニア同様、シーズンベストスコアとテクニカルスコアの項目が入ったので、全部の試合でジャンプをバンバン跳ぶのが肝心かも
 今季ジュニアSP課題は、ジャンプはフリップ、スピンはフライングシット・足換えキャメル(男子)/レイバックまたは足換えなしキャメル(女子)。ルッツをコンビネーションにできるので、ジャンプが得意な選手は高い技術点が取りやすい。
 強化部が指定した国内競技会には、東日本/西日本ジュニア選手権、全日本ジュニア、全日本が含まれる。シーズン前半から熱戦になっていきそう。

 今季ジュニアで戦うと思われる主な選手は(全日本ジュニア2020上位から):
<男子>本田ルーカス剛史 三浦佳生 大島光翔 中村俊介 壷井達也 門脇慧丞 朝賀俊太朗 片伊勢武 吉岡希
<女子>吉田陽菜 柴山歩 住吉りをん 中井亜美 鈴木なつ 千葉百音 浦松千聖
 2020年優勝の松生理乃はシニアのグランプリシリーズにアサインされたので、基本シニアで戦うと思われる。ただし、シニアで競技に出ていても、ジュニア対象年齢なら世界ジュニアに派遣される可能性はある(宮原知子、白岩優奈など前例あり)。全日本ジュニア3位で4回転トウループも跳べる島田麻央は年齢が足りず、もう1シーズン、ノービスに留まる

***
(3)ペア・アイスダンス
国際的な競技力を考慮し、総合的に判断して選考する。
フィギュア委員会が定める派遣基準点を指定の競技会において満たすことを条件とする。
※ 最終選考会である全日本ジュニア選手権大会への参加は必須である。 
***
 ジュニアのペアで、今季競技会に出場が見込まれるのは、櫛田育良/森口澄士組。木下アカデミー所属で、櫛田選手は中2、森口選手は大学2年。スケート年齢は13歳と19歳、今季と来季ジュニアに参加できる。
 アイスダンスは、2020全日本ジュニア2位の佐々木彩乃/田村篤彦、3位の山下珂歩/永田裕人、今季結成した吉田唄菜/浦野誓二、2020全日本ノービス優勝で年齢によりジュニアになる來田奈央/森田真沙也の4組になると思われる。この中では吉田/浦野が強そう
 ペアとアイスダンスは全日本に推薦出場がないので、全日本ジュニア後すぐに世界ジュニア代表は決まるようだ。
 “フィギュア委員会が定める派遣基準点”をどの程度に設定するかわからないが、、、世界ジュニアのミニマムテクニカルスコアをクリアするレベルなら、普通に派遣してほしい

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2021/22シーズン国際大会派遣基準(シニア:ペア/アイスダンス)

2021年07月18日 15時47分49秒 | スポーツ

 2021-2022シーズンフィギュアスケート国際競技会派遣選手選考基準、続いてシニアのペアとアイスダンスについて見てみよう。
***
1. 第 24 回オリンピック冬季競技大会
(男女シングル 3 枠・ペア 1 枠・アイスダンス 1 枠)
全日本選手権大会終了時に、オリンピック参加有資格者*1の中から、以下の選考方法で決定する。 
(2)ペア・アイスダンス
以下のいずれかを満たす組から総合的に判断して選考する。
A) 全日本選手権大会最上位組
B) 全日本選手権大会終了時点での ISU ワールドスタンディング最上位組
C) 全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンワールドランキング最上位組
D) 全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンベストスコアの最上位組 
***
 ペアは世界選手権10位で、最終予選ネーベルホルン杯に1組出場させる権利を得ていたが、ほかにシニアのペアがいないため枠を返上することが決まった。というわけで、ペアに関しては選考の必要もない状況・・・
 一方アイスダンスは、全日本に7組の出場が見込まれる。そのうち国籍に関して資格を有するのが5組(小松原美里&尊、村元哉中/高橋大輔、平山姫里有/立野在、矢島榛乃/池田喜充、高浪歩未/西山真瑚)。全日本で優勝した組を自動的に代表とはしないので、状況によっては難しい判断になるかもしれない。
 2020/21シーズン末時点でISUワールドスタンディングのポイントを持っているのは、5組のうち小松原組だけ(28位1154ポイント)。2021/22シーズンに入ると2018/19シーズンのポイントが消えるが、まだ293ポイント残る。この差を埋めるには、グランプリシリーズやチャレンジャーシリーズで稼ぐしかないが、勝手に出たいだけ出られるわけではないので 派遣されれば、C)シーズンワールドランキングやD)シーズンベストスコアで上回る可能性はある。
 ISU国際大会に派遣されなかった組は、、、全日本で勝つ以外に選考に残る方法がない。グランプリシリーズのアサインはNHK杯のTBDしか残されていないが、できればチャレンジャーシリーズには多くの組を派遣して、競わせてほしい
・全日本選手権大会時までに ISU が定める当該年度のオリンピック出場のためのミニマムポイントを獲得している選手
 ↑を確実にクリアするために、今アメリカやカナダに滞在している組は、北米で行われる大会に出場してスコアを出しておいたらいいと思う。

***
2. 世界フィギュアスケート選手権大会
 (男女シングル 3 枠・ペア 2 枠・アイスダンス1枠)
(2)ペア・アイスダンス
以下のいずれかを満たす組から総合的に判断して選考する。
A) 全日本選手権大会優勝組、2 位、3 位の組
B) 全日本選手権大会終了時点での ISU ワールドスタンディング最上位組
C) 全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンワールドランキング最上位組
D) 全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンベストスコアの最上位組
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 ペアの2枠目は、まだ派遣できる可能性がある 経験者同士のペアが夏の間に結成できれば、間に合わないでもない。なんて、勝手に希望しているだけだが
 アイスダンスは、深瀬理香子/張睿中オリバー、高橋ニコル/シャイロー・ジャッドも参戦できる。ワールドスタンディングのポイントでは、深瀬/張が村元/高橋より有利な位置にいる(237ポイント)ので、全日本の結果次第では?

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3. 四大陸フィギュアスケート選手権大会
 (男女シングル・ペア・アイスダンス 各 3 枠)
(2)ペア・アイスダンス
国際的な競技力を考慮し総合的に判断して選考する。
フィギュア委員会が定める派遣基準点を指定の競技会において満たすことを条件とする。
※ 最終選考会である全日本選手権大会への参加は必須である。 
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 男女シングル同様、五輪シーズンの四大陸はオリンピック代表を派遣しないことも多いので、多くの組にチャンスがある。アイスダンスでは4位5位でもスコアと内容によっては派遣されるかもしれない。
 補足事項に、
・当該国際競技会の派遣において、十分な国際競技力が無いと判断された場合には、派遣枠を満たさない選考を決定する場合がある。
 という項目があるが、、、そんなこと言わないで、出してもいい大会には目いっぱい出してあげてほしい~~~

 続いてジュニアについて

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