2021-2022シーズンフィギュアスケート国際競技会派遣選手選考基準、続いてシニアのペアとアイスダンスについて見てみよう。
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1. 第 24 回オリンピック冬季競技大会
(男女シングル 3 枠・ペア 1 枠・アイスダンス 1 枠)
全日本選手権大会終了時に、オリンピック参加有資格者*1の中から、以下の選考方法で決定する。
(2)ペア・アイスダンス
以下のいずれかを満たす組から総合的に判断して選考する。
A) 全日本選手権大会最上位組
B) 全日本選手権大会終了時点での ISU ワールドスタンディング最上位組
C) 全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンワールドランキング最上位組
D) 全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンベストスコアの最上位組
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ペアは世界選手権10位で、最終予選ネーベルホルン杯に1組出場させる権利を得ていたが、ほかにシニアのペアがいないため枠を返上することが決まった。というわけで、ペアに関しては選考の必要もない状況・・・
一方アイスダンスは、全日本に7組の出場が見込まれる。そのうち国籍に関して資格を有するのが5組(小松原美里&尊、村元哉中/高橋大輔、平山姫里有/立野在、矢島榛乃/池田喜充、高浪歩未/西山真瑚)。全日本で優勝した組を自動的に代表とはしないので、状況によっては難しい判断になるかもしれない。
2020/21シーズン末時点でISUワールドスタンディングのポイントを持っているのは、5組のうち小松原組だけ(28位1154ポイント)。2021/22シーズンに入ると2018/19シーズンのポイントが消えるが、まだ293ポイント残る。この差を埋めるには、グランプリシリーズやチャレンジャーシリーズで稼ぐしかないが、勝手に出たいだけ出られるわけではないので 派遣されれば、C)シーズンワールドランキングやD)シーズンベストスコアで上回る可能性はある。
ISU国際大会に派遣されなかった組は、、、全日本で勝つ以外に選考に残る方法がない。グランプリシリーズのアサインはNHK杯のTBDしか残されていないが、できればチャレンジャーシリーズには多くの組を派遣して、競わせてほしい
・全日本選手権大会時までに ISU が定める当該年度のオリンピック出場のためのミニマムポイントを獲得している選手
↑を確実にクリアするために、今アメリカやカナダに滞在している組は、北米で行われる大会に出場してスコアを出しておいたらいいと思う。
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2. 世界フィギュアスケート選手権大会
(男女シングル 3 枠・ペア 2 枠・アイスダンス1枠)
(2)ペア・アイスダンス
以下のいずれかを満たす組から総合的に判断して選考する。
A) 全日本選手権大会優勝組、2 位、3 位の組
B) 全日本選手権大会終了時点での ISU ワールドスタンディング最上位組
C) 全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンワールドランキング最上位組
D) 全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンベストスコアの最上位組
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ペアの2枠目は、まだ派遣できる可能性がある 経験者同士のペアが夏の間に結成できれば、間に合わないでもない。なんて、勝手に希望しているだけだが
アイスダンスは、深瀬理香子/張睿中オリバー、高橋ニコル/シャイロー・ジャッドも参戦できる。ワールドスタンディングのポイントでは、深瀬/張が村元/高橋より有利な位置にいる(237ポイント)ので、全日本の結果次第では?
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3. 四大陸フィギュアスケート選手権大会
(男女シングル・ペア・アイスダンス 各 3 枠)
(2)ペア・アイスダンス
国際的な競技力を考慮し総合的に判断して選考する。
フィギュア委員会が定める派遣基準点を指定の競技会において満たすことを条件とする。
※ 最終選考会である全日本選手権大会への参加は必須である。
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男女シングル同様、五輪シーズンの四大陸はオリンピック代表を派遣しないことも多いので、多くの組にチャンスがある。アイスダンスでは4位5位でもスコアと内容によっては派遣されるかもしれない。
補足事項に、
・当該国際競技会の派遣において、十分な国際競技力が無いと判断された場合には、派遣枠を満たさない選考を決定する場合がある。
という項目があるが、、、そんなこと言わないで、出してもいい大会には目いっぱい出してあげてほしい~~~
続いてジュニアについて
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