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好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

GPS2016・スケートカナダ男子フリー

2016年10月30日 14時47分50秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2016、第2戦スケートカナダ男子フリージャッジスコア)。

#1 リーアム・フィーラス(カナダ) SP:70.09(10) FS:140.80 合計:210.89
 「Love Reign Over Me」♪ グレーのシャツに赤いサッシュ。4回転トウループでステップアウト、トリプルアクセル転倒したが、フリップ・ループ・サルコウ3-1-2、ルッツ・トウ3-2などをしっかり決めて、地元の観客から大きな拍手。
 コーチのブルーノ・マルコットにみっちりスケーティングを鍛えられてきたと思われ、非常に滑りがなめらかになっている


#2 ロス・マイナー(アメリカ) SP:63.92(11) FS:132.61 合計:196.53
 「Somebody to Love」「Love of my Life」「Crazy Little Thing Called Love」クイーン♪ 赤にゴールド。ストリーミング不調で全部は見てない。4回転予定と思われるサルコウが2回転に。ノリのいいコレオシークエンスはよかった。

#3 グラント・ホックスタイン(アメリカ) SP:60.20(12) FS:140.43 合計:200.63
 レオンカヴァッロ「道化師」♪ ワインカラー。4回転トウループ着氷 後半トリプルアクセルも入る。パンクもあったが^^; 3回転は流れの中でうまく跳べていた。雄大なイーグルのコレオシークエンスの途中で転倒 もったいない。

#4 ミーシャ・ジー(ウズベキスタン) SP:72.30(7) FS:153.77 合計:226.07
 チャイコフスキー「くるみ割り人形」♪ 白にゴールドの刺繍。自身の振付で、バレエのポーズでスタート。トリプルアクセル、4回転トウループ、決まった フリップ・ループ・サルコウ3-1-3と決まって波に乗り、次々ジャンプを決めていく。
 足換え後に逆回転のキャメルスピン、丁寧なステップ。終盤はミーシャ魂全開、パッション溢れるダイナミックなコレオシークエンス
 観客総立ちで喝采。回転不足とルッツのエッジエラーがあって、惜しくも自己ベストならず。

#5 ミハル・ブレジナ(チェコ) SP:70.36(9) FS:157.06 合計:227.42
 「Once Upon A Time」♪ 黒系。久々に4回転サルコウ、来た(回転不足判定)。トリプルアクセル2本もばっちり。フリップ・ループ・サルコウは3-1-2だったが、後半のジャンプも全部入る。肩先とか視線とか、ちょっとした動きが魅力的なステップやつなぎ。
 素晴らしい演技ができて、氷を撫で天を指差して喜んだ。


#6 アレクサンデル・ペトロフ(ロシア) SP:71.50(8) FS:152.89 合計:224.39
 「Chicago」「I'm Gonna Live Till I Die」フランク・シナトラ♪ モスグリーンのジャケット。軸の細いトリプルアクセル+2回転トウループをはじめ、全てのジャンプ成功。4回転はないが、着氷後の動きや振付で工夫している。時折ジャッジ席に笑顔を向けたり、軽妙な動きでシナトラのボーカルに合わせていった。
 喝采に嬉しそうに手を振りながら退場。北米でも人気を獲得したかな


#7 閻涵(Han YAN)(中国) SP:72.86(6) FS:136.25 合計:209.11
 「ロミオとジュリエット」♪ 白にブルーを重ねて。羽生の前に「Kissing You」で滑るとは^^; トリプルアクセルでステップアウト、4回転トウループ+2回転トウループ決まる。転倒1つ、2本目のトリプルアクセルもステップアウトが、得点には痛い
 芝居っ気のあるプログラムが多かったが、このオーソドックスなプログラムをしっかり仕上げたら、一皮むけそう。

#8 羽生結弦 SP:79.65(4) FS:183.41 合計:263.06 映像
 久石譲「Hope and Legacy」♪ しっとりとピアノの調べに溶け込んでいく。4回転ループはまた膝をついてしまったが、4回転サルコウ決まる 2本目は2回転になったが3回転トウループをつけ、4回転トウループ久々に決めた トリプルアクセルからのコンビネーション2つもしっかり。
 リンクに大きな輪を描くハイドロブレーディングは、これぞ!コレオシークエンス。今できることはやりきった、そんな日。


#9 ダニエル・サモヒン(イスラエル) SP:74.62(5) FS:151.91 合計:226.53
 「The Illusionist」♪ 白黒赤、左右違う色の手袋で手品師らしい雰囲気。最初の4回転で痛そうな転倒、しかし次の4回転をこらえて調子にのっていく。後半にも4回転、アクセル・ループ・サルコウ3-1-3着氷。
 となれば、ステップとコレオでドラマの世界に引き込むのはお手のもの。もっと良くなりそうなプログラム。


#10 ケヴィン・レイノルズ(カナダ) SP:80.57(3) FS:164.49 合計:245.06
 「Grand Piano」♪ 白に黒ベスト。跳んだ。跳んだ。跳びまくった。4回転サルコウ、4回転トウループ、トリプルアクセル、、、2本目のサルコウは転倒したが、きれいに跳べるようになったのは、スケーティングが安定したからだろう。
 プログラムとしては、、、ずっと同じような調子なので、あんまり面白くないような


#11 パトリック・チャン(カナダ) SP:90.56(1) FS:176.39 合計:266.95
 エリック・ラドフォード「A Journey」♪ グレー系。チームメイトのペア選手が彼のために書いた曲。柔らかなメロディで、パトリックの表情豊かなスケーティングを鑑賞するプログラム。
 4回転トウループ+3回転トウループ、トリプルアクセルと決まったが、ルッツとフリップが2回転に。なんか気が抜けちゃった 演技構成点はさすがだが、フリー1位は取れず。


#12 無良崇人 SP:81.24(2) FS:140.89 合計:222.13
 ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」♪ 黒に濃い緑。冒頭の4回転はステップアウト、2本目がコンビネーションにできず。トリプルアクセルは鮮やかだが、つまったりステップアウトしたり、細かいミスが続いてしまった。力強いステップで、もっと盛り上げたい。

 結果、優勝はパトリック・チャン、2位羽生結弦、3位ケヴィン・レイノルズ。4位ブレジナ、5位サモヒン、6位ミーシャ・ジー。無良は8位となって、ファイナル進出はほぼ可能性がなくなった。
 全体に、盛り上った演技でもそれほど点が高くならない大会だったかも。点数インフレ傾向は一段落ということかな。(アイスダンスはまたあとで^^;)
 来週はロステレコム杯
 

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GPS2016・スケートカナダ ペア・フリー

2016年10月30日 07時35分31秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2016、第2戦スケートカナダペア・フリージャッジスコア)。

#1 ブリタニー・ジョーンズ/ジョシュア・レーガン(カナダ) SP:54.23(7) FS:97.45(7) 合計:151.68(7)
 プッチーニ「トゥーランドット」♪ ストリーミング不調につき未見。

#2 川口悠子/アレクサンデル・スミルノフ(ロシア) SP:64.40(5) FS:118.35(6) 合計:182.75(5)
 ドビュッシー「月の光」♪ 2010年から2012年にかけて使っていた曲で。スロー3回転サルコウとループ、フットキャッチした状態で持ち上げてからのキャリーリフト。二人が違う姿勢でのスパイラルが美しい。冒頭のソロジャンプで転倒したとき、川口悠子が足を痛めたようで、、、大丈夫かな、、、

#3 ニコーレ・デラモニカ/マテオ・グアリゼ(イタリア) SP:59.25(6) FS:119.42(5) 合計:178.67(6)
 「ある愛の詩」♪ 黒系。私の世代には懐かしい曲 3回転サルコウ、スロー3回転サルコウとループと好調で、リフトも安定していた。下ろすときに男性の肩に腰かけるようにしてからというのが面白い。

#4 ヘイヴン・デニー/ブランドン・フレイジャー(アメリカ) SP:66.50(4) FS:121.73(4) 合計:188.23(4)
 「Somewhere in Time」♪ ブルー系。スロージャンプの飛距離と着氷後の流れは天下一品 リフトで、女性の腰やお尻を片手の掌だけで支えるバランスの凄さに息をのむ。アクセルで女性がシングルになったが、スピンも完全にシンクロしていて、常に一体感のある動きだった。

#5 リュボフ・イリュシェチキナ/ディラン・モスコヴィッチ(カナダ) SP:67.53(3) FS:122.69(3) 合計:190.22(3)
 「When You Say You Love Me」♪ 紫系。スロー3回転、サイドバイサイドジャンプで女性が続けて転倒。しかし腕につかまって体を反らせる姿勢のリフト、ダンスリフトからそのまま持ち上げ、ラウンジポジションで下ろすリフトが見事。男性がスロージャンプを投げた後に、ラウンジポジションで女性を迎えるのがカッコいい。

#6 メーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード(カナダ) SP:78.39(1) FS:139.91(1) 合計:218.30(1)
 「No, je ne regrette rien」♪ ピンクベージュ。今日も3回転ルッツばっちり トウループ3-2-2は女性が最後にちょっと詰まってしまった。スロー4回転サルコウに挑戦したが転倒。
 スピンのシンクロ、リフトの流れ、いつもながら完璧。ダイナミックなキャリーリフトが歌詞とぴったり合ってフィニッシュ、シーズン後半には素晴らしいプログラムになりそう。


#7 于小雨(Xiaoyu YU)/張昊(Hao ZHANG)(中国) SP:69.43(2) FS:132.65(2) 合計:202.08(2)
 「Cavatina, Larghetto amoroso」♪ 女性はグレー系、男性は黒。トウ・トウ3-2、ダブルアクセルもOK。デススパイラルで女性が難しい姿勢を見せる。スロー3回転ループ、サルコウともにきれい。
 柔らかな曲でなめらかな滑りをしながら、自然な流れのなかでダイナミックなリフト。表現の面でも今後さらに伸びそうな予感。
 こうしてみると、中国チームの組み換えは成功だったのか。もう一組のほう、彭程(Cheng PENG)/金楊(Yang JIN)の演技も早く見てみたい。

 結果、デュハメル/ラドフォードが優勝、2位于小雨/張昊、3位イリュシェチキナ/モスコヴィッチ。スケートアメリカ2位のデニー/フレイジャーは4位と表彰台を逃した。川口/スミルノフは5位、ファイナルはちょっと厳しくなった。
 このあとは男子フリー

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GPS2016・スケートカナダ女子フリー

2016年10月30日 07時31分52秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2016、第2戦スケートカナダ女子フリージャッジスコア)。

#1 ヨシ・ヘルゲション(スウェーデン) SP:49.72(10) FS:100.05(10) 合計:149.77(10)
 「Endangered Species」「Composition of Rayshaun」♪ 赤にゴールドで刺繍。今日は力強かった! 冒頭のフリップ・トウ・ループ3-2-2からほぼ予定通りジャンプを跳んだ。オーサー氏の指導を受けるようにして正解だったかな。

#2 永井優香 SP:40.39(11) FS:107.17(7) 合計:147.56(11)
 「The Ludlows」♪ 白の肩を出したドレス。今日は非常に安定していて、昨日のミスは何だったの?という感じ。ルッツ・トウ3-2、ダブルアクセル+3回転トウループ(ちょいオーバーターン)、サルコウ・トウ・ループ3-2-2、そのほか単独ジャンプもミスなし。柔らかなスケーティングからすっと跳んでいくのがいい。
 終わってほっとした顔


#3 キム・ナヒュン(韓国) SP:60.46(7) FS:104.02(9) 合計:164.48(8)
 映画「LOVERS」♪ 若草色。今日もループ・ループ3-3跳んだ! フリップが1回転になる場面もあったが、フリップ・ループ・ループ3-2-2など頑張る。無理に大人っぽくしようとせずに、うまくストーリーに入れていた。

#4 チェ・ダビン(韓国) SP:53.29(8) FS:112.49(6) 合計:165.78(7)
 「ドクトル・ジバゴ」♪ 水色。しっかりスピードにのって、ルッツ・トウ3-3入る。ダブルアクセル+3回転トウループ(回転不足)、ルッツ(回転不足)・トウ・ループ3-2-2も。ジャンプとジャンプの間のつなぎも一生懸命やっているが、少し中途半端かな^^; 情感こめたステップ、きれいなビールマンでフィニッシュ。

#5 長洲未来(アメリカ) SP:53.19(9) FS:98.23(11) 合計:151.42(9)
 「The Winner Takes It All」♪ ノーブルな白。フリップ・トウ3-3から入り、ルッツ、サルコウと決めていく。後半のダブルアクセル+2回転トウループ+2回転トウループなどはややつまり気味だったが、大きなミスはないように見える。しっとりした曲に溶け込むスケーティング。コレオのスパイラルはボーカルとマッチして美しかった。
 得点は伸びず・・・。多数の回転不足、3つ目の2回転トウループが無効など、課題が残った。


#6 本郷理華 SP:65.75(4) FS:105.44(8) 合計:171.19(6)
 「アラビアのロレンス」♪ 白系、セクシーなスリットスカート。フリップ・トウ3-3、ダブルアクセル+3回転トウループなど、落ち着いて決めていく。ドラマチックなコレオシークエンスをリンクいっぱいに表現し、片手上げの3回転サルコウをきれいに決めて拍手。
 振付は鈴木明子。ちょっと猫背が気になったが、彼女に合ったプログラムだと思う。
 得点が出るまでに時間がかかって、、、と思ったら、回転不足、ダウングレードとルッツのエッジエラーが 修正が必要だ・・・

#7 宮原知子 SP:65.24(5) FS:126.84(3) 合計:192.08(3)
 ホルスト「惑星」♪ 清純な白。短い助走からすっと3回転ループを跳び、ルッツ・トウ3-3をびしっと決める。ダブルアクセル+3回転トウループ(ちょっとつまった)、ルッツ・トウ・ループ3-2-2(両手上げ)など。リンクの上で本当に大きく見える。スパイラルの美しいこと
 回転不足判定もあってベストには遠いので、やや浮かない顔。それでもこの点だが、ステップが無効とされたのはどうして

#8 アレーン・シャルトラン(カナダ) SP:62.15(6) FS:123.41(4) 合計:185.56(5)
 「Rome」♪ ターコイズブルー。勢いがあって動きがいい。ルッツ・トウ3-3を決め、ダブルアクセル+ループ+3回転サルコウをこらえる。中東風のメロディで手拍子をもらいながらステップのあと、ダブルアクセル+2回転ループを下りて拍手。

#9 エリザヴェータ・トゥクタミシェワ(ロシア) SP:66.79(3) FS:121.20(5) 合計:187.99(4)
 映画「クレオパトラ」♪ 黒とゴールド、長めのボブが「クレオパトラ」らしい。ルッツ・トウ・ループ3-2-2、3回転サルコウ+ダブルアクセルのシークエンスなど、ジャンプはスムーズ。しかし片手上げアクセルがシングルになるミス。
 コレオシークエンスの途中で曲調が変わる部分をドラマチックに演じたが、全体に勢いが弱かった印象。

#10 ケイトリン・オズモンド(カナダ) SP:74.33(2) FS:132.12(2) 合計:206.45(2)
 「ラ・ボエーム」♪ ワインカラーにストーンを散らして。フリップ・トウ3-3を決めると、勢いに乗っていく。ループで転倒があったが、しっかり動けているステップと長いイーグルのコレオで見せる。サルコウ・トウ・ループ3-2-2も決めて復活を印象付けた。
 シニアデビューした頃はひたすら元気印だったけど、すっかり大人っぽくなった

#11 エフゲニア・メドヴェージェワ(ロシア) SP:76.24(1) FS:144.41(1) 合計:220.65(1)
 「Extremely Loud and Incredibly Close」「Piano Lesson with Grandma」♪ グレー、すそがピンク。今日もフリップ(片手上げ)・トウ3-3から、ダブルアクセル+2回転トウループ+2回転トウループ(全部片手上げ)など絶好調。わずかに着氷でつまった部分があったせいか、終わったときは少し微妙な顔になったが、セーラームーンのぬいぐるみを手に笑顔のキスクラ。
 セリフの入るストーリー性のあるステップ、ベルが鳴って電話を取ったポーズでフィニッシュと、ユニークな構成を完全に自分のものにしている。片足を前に高く上げてホールドしながらターンするのをいつも入れるが、そこでスピードが落ちてしまうと、あんまり美しくないかも^^;
 とはいえ、一人別次元の得点。

 結果、優勝はメドヴェージェワ、2位オズモンド、3位宮原。表彰台を確保できてよかった 4位トゥクタミシェワ、5位シャルトラン。
 本郷理華は6位、永井優香11位。2戦目での巻き返しを期待しよう
 

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