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選手の名前

2012年02月24日 23時38分00秒 | ××語

 一昨日はU-23日本代表がマレーシアに勝ってロンドン五輪出場に大きく前進、今日はフル代表がアイスランドに3-1で勝利。日本サッカー、頑張ってます
 マレーシア戦を見ていて、ちょっと意外に思っていたのが、マレーシアチームの選手たちの名前(と顔)。みんなビンとかファイズルとかモハマドとか、完全にマレー系だった。マレーシアは人口の25%近くが華人なので、クアラルンプールの街中などでは、中華系の人をかなりの割合で見かけるんだけど…今のチームには1人もいないようだ。
 しかし、監督のオン・キム・スウィーは華人らしい。Wikipediaによると、漢字では王金瑞。福建系かな、、、
 バドミントンなんかでは、マレーシアチームの選手のうち、半分くらいは華人じゃないかと思う。民族によって、競技人口に差があるのかもしれない。
 一方、今日のアイスランドチーム。みんな苗字に「ソン」がついている。しかし、苗字といっても家族の名前ではなく、父や母、姉妹とは苗字が違うらしい。。。
 なんとアイスランドには原則「姓」がなく、ファーストネーム+(ミドルネーム+)父の名前にソン(男子)ドッティル(女子)を付けたものが正式の名前なのだそうだ。
 例えばヨンソン選手は、お父さんのファーストネームがヨンだからヨンソン。ビョルンソン選手はお父さんがビョルンというわけ。逆にヨンソン選手、ビョルンソン選手のお父さんたちは、当然ヨンソンやビョルンソンではなくて、ステファンソンとかエリクソンとか(実際の名前は知らないので適当に)、みたいな感じ
 女性はソンじゃなくてドッティルだから、ヨンソン選手に姉妹がいたら、ヨンスドッティルとかになるそうで。歌姫ビョークは、本名がビョーク・グズムンズドッティルだそうな。
 人によっては、母の名前にソン・ドッティルをつけた方を使う場合もあるらしい。家庭の事情とか主義主張とか、いろいろあるか
 そんなわけで、アイスランドでは公式の場でもファーストネームを呼ぶのが普通で、電話帳がファーストネームのアルファベット順に編集されているとか。そして父・母・子どもたち(男の子と女の子)の苗字が違うため、家族で海外旅行の際には「なんで家族全員違うの???」ということで問題が起こることもあるとか。
 「〇〇の息子」という意味を持つ姓は、ヨーロッパのほかの地域にもいろいろある。アンデルセンの「セン」もたぶんそうだし、マクドナルド(McDonald)のMcや、O'neilのO’などもそうだと聞く。しかし、遠い祖先の誰かの名前ではなくて、自身の父親の名前をずっと使い続けるのって、なんかいいかも。
 子どもに命名するとき、孫も使うことを考えてつけるのかな、、、

 世界はいろいろあって面白い。

コメント
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