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2011全日本フィギュア男子SP

2011年12月24日 08時25分25秒 | スポーツ

 全日本フィギュアスケート選手権男子ショートプログラム。お出かけしてて、放送開始に帰宅が間に合わず、焦った
 2時間枠で11人分(?)の演技放送は、まあまあなのかな? 少なくとも昨年よりは演技そのものの放送時間が長かったような^^; 最終滑走の羽生結弦の演技が終わって、スポーツナビの速報が更新されたのが20:39だったが、彼の演技の放送が始まったのが20:42くらい。生放送しちゃってもいいのに?!
 小塚崇彦の今季一番の演技と、高橋大輔の自分でびっくり4回転+3回転成功 これで男子の流れが定まった感じ。
 96.05は国内大会の得点とはいえ凄い。演技構成点で4項目に9点台は目が点 本人の感触はいまいちらしいが、この点数が“出し過ぎ”には全然見えない。
 2011年世界選手権SP・パトリック・チャンの得点は、技術点51.48、演技構成点41.54で93.02だった。今回の高橋大輔は技術点50.70、演技構成点45.35。ジャンプの構成は、チャンの単独ジャンプがフリップで高橋大輔はルッツという以外は同じ。この結果を見たら、パトリックも少しプレッシャーを感じるかな…
 羽生結弦、今季とても確率が高い4回転の失敗は残念だった。「機転をきかせて次のジャンプをコンビネーションにした」なんて表現のニュース記事は、いい加減にやめてほしい。コンビネーションは必須要素で、予定のところでできなかったら、次で跳ぶのは当たり前なのだ。
 解説の本田武史氏曰く「冒頭で4回転の予定が3回転になってしまい、コンビネーションでもう一度3回転トウループを跳ぶことができないため2回転にした。そういうことも想定して練習してきている。」簡単に崩れない力をつけている。
 しかし、当初発表された得点に後から訂正があり、SP3位が4位となった。足換えスピンのレベルが3から2に訂正になったのだそうだ。まだジャッジスコアが発表されてないので、詳しいことはよくわからないが・・・
 僅差で3位に滑りこんだ町田樹は、全体に切れがよかった。直近のゴールデンスピンで優勝してきただけに好調だ。このときフリーでは4回転を跳ばず、ほかのジャンプをノーミスで決めて155.29を出している。同じような得点を出して230点を越えてきたら、表彰台もあるかも。
 5位68.58の中村健人はシニア1年目。国際大会の経験も積んで、滑りが大人っぽくなってきた。6位67.48でフリー最終グループに入った田中刑事は全日本ジュニア2位だが、世界ジュニア銀メダルの実力を今季一番発揮できた演技だったと思う。
 ノービスからジュニアに上がって、ようやく全日本デビューの中2・宇野昌磨、定評のある表現力をしっかり見せる。7位63.49は3年前の羽生と比べて遜色ない。まだトリプルアクセルなど高難度のジャンプはないけれど、先が楽しみ
 一方、全日本ジュニア1位の日野龍樹や3位の木原龍一はちょっと出遅れた。日野は元々ジャンプの着氷がそれほど流れないので、決まってもあまり盛り上がらない感じなのが惜しい。
 そして“3M”のうちの2人、村上大介と無良崇人が60点台前半と口惜しい結果。フリーはどうかな、、、
 1位・2位・3位の差がそれぞれ約10点、、、もちろん、何が起こるかわからないけど、優勝争いよりは3位争いのほうが熾烈になりそうな気配。同じ最終グループといっても、SP1位と6位の差は28点以上。層が厚いと言われる日本だけど、70点以上が4人しか出てないのは、少し残念な気もする。
 フリーの滑走順、小塚→高橋→羽生と続く。。。最終グループ第1滑走の町田が、後続の選手たちにプレッシャーをかけられるくらいの演技ができたら面白い。

 世界選手権・四大陸選手権・世界ジュニアの派遣選手が決まる全日本。派遣選手選考方法を読むと、実は全日本の成績“だけ”で決まるのではないことがわかる。全米選手権の一発勝負で決まるアメリカなどとは、少し違う。実際に国際大会に出たとき、いい成績をあげてくれそうな選手を選びたいんだろう。
 男子で、世界選手権と四大陸の条件に当てはまるのは:
グランプリファイナルシリーズランキング 高橋大輔・羽生結弦・小塚崇彦(上位3名)織田信成・村上大介・町田樹(上位6名)
ワールドスタンディング 高橋大輔・小塚崇彦・織田信成(上位3名)羽生結弦・町田樹・村上大介(上位6名)
 となる。四大陸でなく世界選手権となると、町田や村上、その他の選手たちは全日本で3位に入る以外、チャンスはなさそう。逆に高橋・小塚・羽生の誰かが4位以下になった場合、得点差なども加味してややこしい選考になるかも。
 さらにややこしい(かもしれない)世界ジュニアの選手選考。男子で条件に当てはまるのは:
全日本ジュニア3位以内 日野龍樹・田中刑事・木原龍一
ジュニアグランプリファイナルシリーズランキング 日野龍樹・田中刑事・木原龍一
④ワールドスタンディング 田中刑事・木原龍一・日野龍樹
 これだけ見るともうこの3人で決まりのようだが、昨年も全日本で好成績だった田中刑事を派遣したことで3枠確保につながっているから、宇野昌磨やSP8位につけた坪井遥司がジュニア勢で3番手以内に入った場合、ぐっとチャンスが大きくなると思われる。
 ジュニアは調子の波が変わりやすいから、全日本ジュニアのトップ3と、シニア全日本でのジュニア勢上位3人が、まるごと入れ替わってしまうこともあるわけで、、、フリーの行方が注目だ。

 今日は女子も始まるし、、、録画予約しなくちゃ

コメント
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