北京の日本人小学校に行ってた長男、5年生のときクラスでそんな討論をしたんだそうな。
昼休みに「サンタクロースなんかいないよな」「いや、絶対いる」と始まり、5時間目に入っても続いていたら、先生が面白がってそのまま続けさせたとか(ちょうど道徳の時間だった)。
「いない」派はとにかく「いるわけない」と否定。「いる」派は整然と「サンタクロースはどのように子供たちの玩具を調達するか」という話を展開。「何か仕事して稼いで買っている」「「玩具メーカーと契約している」「実は自分で作っている」などなど。
「いてもいなくても、プレゼントさえもらえれば」という「どっちでもいい」派がけっこういて、長男もその一人。「いない」派と「いる」派がそれぞれ自分の側に引き込もうと説得するところが面白かったそうだ。
小5くらいだからこそ成り立つ議論で、小5くらいだからこそする意義がある議論。どちらの派も決定的に証明することはできない。それこそ「神はいるか」に近いような議論だから。もちろん結論は出ず、「信じたい人は好きなだけ信じてればいい」ということでその時間は終わった。
あとで「サンタクロースはいると思うか?」という作文を書かされたそうな。先生、ちゃんとフォローしてますね~
「日本だったら、『いるわけない』と誰かが言ったらおしまい。“自分は自分”ってやつが多い日本人学校だから、『いる!』って本気で主張して議論になる。そういうところが日本人学校の面白いところ」長男談。
前からの考えに変わるところなく「どっちでもいい」と作文に書いた長男、その年のクリスマスにサンタさんからの英語の手紙を受け取ってびっくり
来年は願い、かないますように