昨年あたりから、次男に関して我が家で懸案になっていることがあった。本人が気づくのを待つべきか、折を見て誰かが話すべきか? 何しろ本人は一点の疑いもなく信じている。いつかは真実を知るにしても、知らされ方によっては傷つくかもしれない。今年もやってくる“その日”に向かって、どうしたものかと思っていたが、、、
一昨日、ついに次男が真実を知ることになった。
おやつのデニッシュを食べていた次男、口のまわりが粉砂糖で白くなっていた。
私「サンタさんみたいだよ」
長男「サンタさんなんかいるかよ」
私「季節になるとデパートなんかに出没するじゃない」
ここで思わず笑い出してしまった長男と私。次男はきょとんとしている。
長男「ダメだ、もう限界」
私もさすがにもう限界だと覚悟を決め、次男に言った。
「13年間騙してて悪かった。実はクリスマスにプレゼント持ってきたのは、サンタさんじゃなくて父か母だったんだ」
・・・かなりショックだったらしく、しばらく黙りこんでしまった。
「おまえ、考えてみろよ、一晩で世界じゅうの子供にプレゼント配れるわけないだろ」長男に言われても、納得いかない様子。「じゃ、あの英語の手紙は何なんだよ」
北京にいた頃、クリスマスプレゼントの手配は一大事だった。少なくとも1ヶ月は前に欲しい物を聞き、日本の実家などに頼み、本人がいるときに届かないように注意し、気づかれないように隠しておき、、、間際になって「やっぱり**はやめてxxお願いしようかな」なんて言い出されたら青くなったりして 一度、手配が間に合わなくて、近所のデパートで適当な物を買い、希望の物が持ってこられなかったおわびの手紙を英語で書いて置いておいたのだ。長らく使ってない筆記体なんか使って、それらしく見えるようにした。もちろん、子どもたちはまだ英語も読めないので、「サンタさんの手紙だ~」とかなんとか言いながら、訳してやった。そろそろ疑い始めていた長男は、いったん信じなおしてしまったらしい(1年しかもたなかったそうだが)。次男のほうはいっそう強固に信じこんだのだった。
「サンタさんがいなかったら、プレゼントもらえないと思ったんだよな~」「うすうすおかしいと思ってたんだ、どうしてサンタさんがゲームソフト買えるのか」後でぼそぼそ言っていた。「もしDS頼んでたら、困ったかな?」と父母のフトコロも慮ったりして。
世界には、両親からクリスマスプレゼントをもらえる境遇にない子どもがたくさんいる。そんな子どもたちのために、サンタになってくれている人があちこちにいる。やっぱり、サンタさんは存在するんだよ
一昨日、ついに次男が真実を知ることになった。
おやつのデニッシュを食べていた次男、口のまわりが粉砂糖で白くなっていた。
私「サンタさんみたいだよ」
長男「サンタさんなんかいるかよ」
私「季節になるとデパートなんかに出没するじゃない」
ここで思わず笑い出してしまった長男と私。次男はきょとんとしている。
長男「ダメだ、もう限界」
私もさすがにもう限界だと覚悟を決め、次男に言った。
「13年間騙してて悪かった。実はクリスマスにプレゼント持ってきたのは、サンタさんじゃなくて父か母だったんだ」
・・・かなりショックだったらしく、しばらく黙りこんでしまった。
「おまえ、考えてみろよ、一晩で世界じゅうの子供にプレゼント配れるわけないだろ」長男に言われても、納得いかない様子。「じゃ、あの英語の手紙は何なんだよ」
北京にいた頃、クリスマスプレゼントの手配は一大事だった。少なくとも1ヶ月は前に欲しい物を聞き、日本の実家などに頼み、本人がいるときに届かないように注意し、気づかれないように隠しておき、、、間際になって「やっぱり**はやめてxxお願いしようかな」なんて言い出されたら青くなったりして 一度、手配が間に合わなくて、近所のデパートで適当な物を買い、希望の物が持ってこられなかったおわびの手紙を英語で書いて置いておいたのだ。長らく使ってない筆記体なんか使って、それらしく見えるようにした。もちろん、子どもたちはまだ英語も読めないので、「サンタさんの手紙だ~」とかなんとか言いながら、訳してやった。そろそろ疑い始めていた長男は、いったん信じなおしてしまったらしい(1年しかもたなかったそうだが)。次男のほうはいっそう強固に信じこんだのだった。
「サンタさんがいなかったら、プレゼントもらえないと思ったんだよな~」「うすうすおかしいと思ってたんだ、どうしてサンタさんがゲームソフト買えるのか」後でぼそぼそ言っていた。「もしDS頼んでたら、困ったかな?」と父母のフトコロも慮ったりして。
世界には、両親からクリスマスプレゼントをもらえる境遇にない子どもがたくさんいる。そんな子どもたちのために、サンタになってくれている人があちこちにいる。やっぱり、サンタさんは存在するんだよ
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